やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
記事一覧: 336件

俺らの想定する「台湾有事」ってどういうことなのか

バイデンさんがやってきて、大騒ぎして帰って行ったんですが、日本にとってはほぼ同盟国としての満額回答、その中で起きる台湾有事へのコミットというネタで大統領府(ホワイトハウス)は否定、でも大統領は重ねて明言するの繰り返しという伝統芸を披露されました。どうなんすかね。(2022.05.31)  続きを読む

西村博之(ひろゆき)訴追問題と4chan周辺の迷惑なネタ

私が2ちゃんねるに関わっていたのはかなり昔の話ですし、周辺の人間関係は続いているものの主体的に何かをすることはないので訊かれても困るわけですが、私のクライアントさんの代理人経由でアメリカの捜査当局から4chanや8kunの実情についてのヒヤリングがありました。(2022.05.31)  続きを読む

所得が高い人ほど子どもを持ち、子どもを持てない男性が4割に迫る世界で

改めて研究結果として示された本件ですが、渋谷健司先生ら研究チームの結論を見てネット社会もさざめいておりました。少子高齢化対策の中でももっとも政治的に難易度の高い少子化対策は常識的な政策というよりはもっと深層の社会心理による影響が大きいうえ、少子化は多かれ少なかれ多くの国や社会共通の問題であることを考えると「解決しない」前提で物事を考えるほかないのではないかと思うわけです(以前からそう主張してはいますが)。(2022.05.02)  続きを読む

ウクライナ問題、そして左派メディアは静かになった

論考として某媒体で記事にする予定だったのですが、諸事情で流れたのは時節柄でしょうか。ウクライナ問題でいろんな世界的な建前が崩れ去ったというのは皆が指摘するところですが、一番大きかったのはこういう大きな事態で国連が平和構築のために動くことができずクソの役にも立たないのだということです。(2022.05.01)  続きを読む

日経ほかが書き始めた「デジタル庁アカン」話と身近に起きたこと

最近、突然日経が張り切ってデジタル庁批判を始めたのでみんなビックリしているわけですよ。しかも、23日になってデジタル庁事務方のトップであったデジタル監の石倉洋子さんが退任し、後任に浅沼尚さんが就任するというニュースまで出てきました。(2022.04.25)  続きを読む

「テレビに出ている若手ロシア専門家」が古典派ロシア研究者にDISられる件

端的に言って東京大学先端科学技術研究センターに抜擢された小泉悠さんほぼ名指しなんですけれども、成蹊大学名誉教授の富田武先生らが発表した提言からは、ロシア研究だけでなく、実学と研究領域の持っている慣習や常識の差のようなものはあるんだろうと思います。(2022.04.02)  続きを読む

「データサイエンスと個人情報」の危ない関係

立正大学が設立していたデータサイエンス学科の広報で、数年前から「データサイエンティスト赤ずきん」なるコンテンツを展開していて、データサイエンスがいかに大事か、どう有用かを入学希望者に説明する内容だったんですが、これが時間差で炎上する騒ぎがありました。いい感じで黒煙が上がったので、俺たちのJ-CASTやITmediaまで便乗報道する騒ぎに拡大し、いつもの感じのネットの話題のライフサイクルのルートに乗ったなあと感慨深い気持ちになっておる次第です。(2022.03.30)  続きを読む

ロシアによるウクライナ侵攻とそれによって日本がいまなすべきこと

いろんなところで論考を掲載していただきましたが、なかなか悩ましいのは同じロシアの隣国として、日本がウクライナの事例から何をどう学び、どう備えるのかという点で日本では完結しないことが多いよということであります。(2022.03.16)  続きを読む

「減りゆく日本人」出生数低迷と政策的手詰まり

かねて「みんなの介護」などでも話題にしておりました我が国の出生数、21年度は確定値で81万人余りにとどまったということで「衝撃だ」って言われたんですよね、この前。Facebookで萩原雅之さんも書いておられるように、まあ分かっていたわけです。ただ、政策的に「これぞ」というのは特にない以上、分かっていて、対処しなければならなかったけど、結果としてどうにもならなくなったというのが実際です。(2022.03.01)  続きを読む

「リボ払い」「ツケ払い」は消費者を騙す商行為か

消費者情報なんとかというところで、集中講義的にお話をしてきました。昔、私がネット上のステルスマーケティングを問題視して記事を書いていたころからのお付き合いのある先生方からご指名をいただいたので、光栄なる凱旋なのか門外漢の戯言なのか良く分かりませんでしたが…。(2022.03.01)  続きを読む
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