高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 421件

海のノマドの起源を求めて台湾山岳民族の村を訪ねる

今週は、台湾の花蓮にいます。いまから数年前、僕が台湾の山岳民族に興味を持ったのは、ポリネシアのライアテア島でした。ポリネシアのライアテア島が、ハワイのオリジナルであることは、まったく知られていません。現在はライアテアと呼ばれていますが、もともとハヴァイ(HaVai)と呼ばれていたこの島からポリネシア文化は始まったと言われており、天文学に基づいた航海法を確立していたポリネシア人は、ハヴァイの「マラエ」と呼ばれる祭壇で儀式を受けたあと、四方へと散らばっていきました。(2018.07.23)  続きを読む

「昔ながらのタクシー」を避けて快適な旅を実現するためのコツ

今週も、札幌にいます。さて、夏休みが近づくにつれ、旅のご案内や観光情報をお求めになる方も増えますが、どの旅行ガイドブックを見ても乗ってないのが、タクシー情報です。全国通津浦々どこに行っても、日本ではそれなりの都市であればタクシー網が整備されており、実はこの地域に根付くタクシーには特色がありまして、値段やサービスだけでなく、地域によって大きな特徴があります。(2018.07.16)  続きを読む

雨模様が続く札幌で地下街の付加価値について考える

今週は、札幌にいます。北海道には梅雨がないと言われますが、今週の札幌は雨模様が続いています。しかも、日中の気温が13度と例年では考えられない寒さの日もあり、先週滞在しました浜松の日中の気温が34度だったことを考えると数日間に20度以上の開きがあるので、少し前の季節にタイムスリップしたような不思議な感じを受けます。近年、8月には沖縄の那覇より暑くなる北海道の札幌ですが、このあと一ヶ月で20度近く上昇する気温に、この街の人々はどのように対応しているのか(特に精神的に)気になるところです。一方、札幌は全天候型都市としても知られています。(2018.07.09)  続きを読む

浜松の鰻屋で感じた「食べに出かける」食事の楽しみと今後の日本の食文化のヒント

今週は、静岡県三ケ日町(浜松市北区)にいます。日本のうなぎの名所はいくつかありまして、西は九州の柳川や、東は埼玉の川越や浦和が有名ですが、中部を代表するうなぎの名所といえば、浜松です。浜松には、駅から徒歩10分圏内だけでも20店近いうなぎ専門店があり、市内には100軒超える店がある、日本有数のうなぎの名所として知られています。(2018.07.02)  続きを読む

英国のシリコンバレー、エジンバラでスコットランド独立の可能性を考える

今週は、エジンバラにいます。本来なら今週、仕事で中東各地に行くはずでしたが、都合により延期となりました。あまり知られてませんが、スコットランドのエジンバラは、米国シリコンバレーのようなシリコングレンがあります。「グレン」は、スコットランドで話されるゲール語で「谷」を意味し、まさに英国のシリコンバレーです。(2018.06.25)  続きを読む

広告が溢れるピカデリー・サーカスで広告が一切ない未来都市の光景を想像する

今週はロンドンにいます。歴史的な建物が多く、至る所に掲げられる広告と現代的なファッションに身を包んだ人々が闊歩していなければ、「いまは18世紀です」と言われても、なんら違和感を感じません。言い換えれば、広告と人々のファッションが、「現代の街」を作り上げています。(2018.06.18)  続きを読む

日本の未来の鍵は「日韓トンネル」と「日露トンネル」

今週は金沢にいます。2015年3月に北陸新幹線長野―金沢間が延伸開業してから3年たちました。現在、東京―金沢間の所要時間は約2時間半ほどで、観光客数が倍増しているのは、フラッと街を歩くだけでも感じます。なかでもホテル建設ラッシュはバブルの様相があり、今後3年間の宿泊施設の客室増加率は26.5%になる見込みで、オリンピック開催を控えた東京とほぼ同率の伸びを示しています。(2018.06.11)  続きを読む

手習いとしてのオンライン・エデュケーションのすすめ

今週は東京にいます。昨年同様、今年もこの時期から「あたらしい手習い」をはじめるつもりでいます。「6歳の6月6日から習い事を始めると上達する」と昔から言われているのは、世阿弥が能について著した「風姿花伝」に、7歳(満6歳)から稽古をはじめるよう書かれてることに端を発します。(2018.06.04)  続きを読む

アジアではじまっているメガハブ空港の王座争い

今週は、香港にいます。ここ5-6年ほど、僕が欧州に行く際にもわざわざ乗り換えに使うほど利便性が高まっている(および、航空券が安価な)香港国際空港は、現在、急拡大しています。2024年に第3滑走路がオープンする予定ですが、それまでに、空港全体の処理能力を高めるため、ショッピングモールや飲食店面積を拡大するほか、空港すぐ西には香港とマカオ、珠海を結ぶ港珠澳大橋に税関がオープン予定で、これにより、陸路でマカオや中国本土まで行くことが可能となります。(2018.05.28)  続きを読む

世界旅行の際にちょっと得する航空券の買い方

今週は、那覇にいます。これから数週間、ゴールデンウィークの観光シーズンも終わり、のんびりとした那覇を起点にあちこちに出向いてみたいと思っておりますが、よくご質問に、「なぜ、沖縄にいることが多いのですか?」と頂戴します。これは、第一に僕が南国好き(寒いのが苦手)なのがその理由ですが、近年、那覇は都会化が進み、大型書店から家電量販店まで、困った時にすぐに手がとどくコンパクトシティ化が進んでいることから、暮らしに困らない点も大きいと思います。しかし、僕は那覇行きのチケットを大量に持っているのです。その理由は、航空券の買い方に秘密があります。(2018.05.21)  続きを読む
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