岩崎夏海
@huckleberry2008

岩崎夏海のメールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」より

いじめられたくなければ空気を読め

5c27a839a4deebbefc313310d5148140_s

[Q] いじめやパワハラの対象にならないためにはどうすればいいですか?

学校や会社など、組織のなかで、いじめやパワハラの対象にならないためにはどうすればいいですか? ハックルさんは、どういう人が世渡りが上手いなと思いますか?

 

[A] いじめられたくなければ空気を読め

いじめの対象にならないようにするには簡単で、空気を読めばいいのです。いじめというのは原則的に、空気を読めない人に対して、「おまえも空気を読め」と強要する同調圧力によって発生します。そのため、空気を読める人がいじめの対象になることは基本的にありません。

しかしながら、空気を読むのは簡単だといいましたが、ある種の人にとっては難しいのもこれまた事実です。どういう人が空気を読めないかというと、基本的に傍若無人——周囲のことが目に入らない人ですね。ではどうして周囲のことが目に入らないかというと、それは自分のことばかり考えているからです。自分というのが壁となって、周囲のことが見えなくなるのです。

「傍若無人」というのは自己愛が強すぎる状態ですね。他人から満足に愛されてこなかったために、自分で自分を愛することでそれを埋め合わせしようとしている——そういう状態のときに自己愛が強くなりすぎます。本来は、大人になるに連れて自分を客観的に見られるようになり、自己愛にもどこかで抑制がかかって、バランスの取れた距離感を保てるようになるのですが、昨今ではそれができていない人が増えているように思います。その意味で、なかなか大人になりきれない人が増えているともいえるでしょう。

自己愛が強すぎる状態から抜け出すには、自分と他人を徹底的に比べることです。比べて、ここがいいとかここが悪いとか、自分を客観的に評価することです。自己愛が強すぎる人は、この作業を怠っています。

ただややこしいのは、自分ではやった気になっている人も多いということですね。そうして、自分の長所とか欠点とかを正しく把握できていません。

そこで、可能であれば他者に、自分の長所と欠点を聞くのがいいと思います。そして、それが自分の考えと違っていても、客観的な意見ということで、それを100%そのまま素直に受け入れることが大切です。

 

岩崎夏海メールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」

35『毎朝6時、スマホに2000字の「未来予測」が届きます。』 このメルマガは、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称『もしドラ』)作者の岩崎夏海が、長年コンテンツ業界で仕事をする中で培った「価値の読み解き方」を駆使し、混沌とした現代をどうとらえればいいのか?――また未来はどうなるのか?――を書き綴っていく社会評論コラムです。

【 料金(税込) 】 864円 / 月
【 発行周期 】 基本的に平日毎日

ご購読・詳細はこちら
http://yakan-hiko.com/huckleberry.html

岩崎夏海
1968年生。東京都日野市出身。 東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、主にバラエティ番組の制作に参加。その後AKB48のプロデュースなどにも携わる。 2009年12月、初めての出版作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(累計273万部)を著す。近著に自身が代表を務める「部屋を考える会」著「部屋を活かせば人生が変わる」(累計3万部)などがある。

その他の記事

「コンテンツで町おこし」のハードル(小寺信良)
国民投票サイト「ゼゼヒヒ」は何を変えるのか――津田大介、エンジニア・マサヒコが語るゼゼヒヒの意図(津田大介)
2023年は「人工知能」と「公正取引」の年に(やまもといちろう)
レシート買い取りサービスONEと提携したDMMオートの思惑(本田雅一)
かつて都市の隆盛を象徴した駅や空港の「行列」「混雑」は古くさい20世紀の思い出に過ぎない(高城剛)
TPPで日本の著作権法はどう変わる?――保護期間延長、非親告罪化、匂いや音の特許まで(津田大介)
土建国家の打算に翻弄される南アルプスの美しい山並(高城剛)
衆院選2017 公示前情勢がすでにカオス(やまもといちろう)
【動画】不可能!? 目の前に振り下ろされる刀を一瞬でかわす武術家の技(甲野善紀)
テクノロジーは常に権力よりも速く動く(高城剛)
就活の面接官は何を見ているか(岩崎夏海)
スープストックトーキョーの騒ぎと嫌われ美人女子の一生(やまもといちろう)
ビル・ゲイツと“フィランソロピー”(本田雅一)
僕がネットに興味を持てなくなった理由(宇野常寛)
これからのビジネスは新宗教に学んだほうがいい!(家入一真)
岩崎夏海のメールマガジン
「ハックルベリーに会いに行く」

[料金(税込)] 880円(税込)/ 月
[発行周期] 基本的に平日毎日

ページのトップへ