気候変動にまつわる不都合な真実

今週は東京にいます。夏の早朝のランはこの上なく爽快で、さわやかな1日の好スタートに最適です、と言いたいところですが、朝5時過ぎに走り出しても驚くほど湿度が高く、とても快適とは言えません。東京は気候変動真っ只中にあると感じますが、実はいまだにCO2が温暖化を促進しているという科学的根拠は極めて希薄です。(高城剛)
続きを読む2024.07.15

観光客依存に陥りつつある日本各地の地方都市の行き着く先

今週は札幌にいます。この時期の北海道は、梅雨の悪天候に悩まされることもなく、また猛暑に苦しむこともない、大変過ごしやすい季節です。現在、札幌はニセコや美瑛などの北海道観光の玄関口として多くの観光客が訪れ、心地よい夏休みも雪を楽しめる冬休みも、交通機関や宿泊施設が大混雑するオーバーツーリズム状態にあります。(高城剛)
続きを読む2024.07.08

長崎県の政界汚職でハンターさんが巻き込まれた件

「ハンターさん、可哀想」の声もたくさん上がった鹿児島県警の事案からの流れで、やはり長崎県知事・大石賢吾さん周辺のネタは非常に騒がしくなってきており、本丸臭い記事も出ていました。長崎地検から事情聴取を受けた県議だけで10名以上というのはなかなか痺れるものがあります。(やまもといちろう)
続きを読む2024.07.02

音楽生成AI関連訴訟、Napster訴訟以上の規模と影響になりそう

音楽生成AIをめぐっていわゆる面倒くさいけど大事な訴訟に入るやつ筆頭とも言える裁判が始まりました。当然そうなりますよね、ということで「その教師データ群は合法ですか」から始まり、いかなる経路で似たような音楽を生成したんですかというところが司法判断されるとどうなるかが肝になってきます。(やまもといちろう)
続きを読む2024.06.26

空間コンピューティングの可能性

今週は東京にいます。ここ1〜2年で急速に進化した音声入力とApple Vision Proによる空間コンピューティングによって、僕の「執筆」や「クリエイティブ」スタイルは全く違う次元へと昇華しつつあります。このメールマガジンも、音声入力とApple Vision Proを使って書いておりまして、当初はカフェなどでApple Vision Proを装着するのに抵抗ありましたが、いまではすっかり周囲の奇異な目にも慣れ、歩行時にはiPhoneで音声入力。その後、店などに入ってApple Vision Proを装着するか、iPadで仕上げるようになりました。(高城剛)
続きを読む2024.06.24

【代表質問】山本氏の『ボク言いましたよね』の真髄を知りたい

まず、私が「ボク言いましたよね」というのは、対外的に「だから言ったじゃねえか」という話を蒸し返す際に頻出させるのもありますが、それ以上に、対内的・組織的な予防線を張る目的のほうが大きいです。(やまもといちろう)
続きを読む2024.06.20

そろそろ真面目に「クレジットカードのコンテンツ表現規制」に立ち向わないとヤバい

カード会社が悪者だとか、検閲に当たるのでどうにかしろなどという受け手側の論理とは別に、クレジットカード会社も決済を担う重要なインフラとして日本でサービスをしている限りにおいては、公共性、透明性、納得性をきちんと担保してほしい思うわけです。(やまもといちろう)
続きを読む2024.06.20

長寿県から転落した沖縄の光と影

今週は、沖縄本島中部にいます。早くも梅雨入りし、グズついた天気が続く沖縄ですが、観光客はそれなりに戻ってきており、どのホテルも他国の観光地同様混雑しています。ただし、沖縄は他の地域では見られない現象が起きています。(高城剛)
続きを読む2024.06.17

季節の変わり目と心身のリセット

今週は、バルセロナにいます。この街には、「5月40日から夏になる」という古くからの言い伝えがあります。これはスペイン語の「Hasta el cuarenta de mayo no te quites el sayo」という格言に由来しており、直訳すると「5月40日までは上着を脱がないでください」という意味になります。(高城剛)
続きを読む2024.06.10

暴風雨となるライドシェア全面解禁論議

「もうどうにでもなーれ」とでも言いたくなるようなライドシェア関連ですが、まだ揉めています。要は、6月に決定する骨太の方針にライドシェア全面解禁に向けて検討する内容を盛り込むにあたり、検討の期限を設けるのかということであって、全面解禁に向けて法制度を含めた事業の在り方を並行して議論するというのは要するに今日こんにちまで行われてきた検討についてはゼロベースになるわけですから「当面やらない」という意志決定になったという風に見ていいんじゃないかとは思います。(やまもといちろう)
続きを読む2024.06.03

米国の未来

今週はラスベガスにいます。昨年も春に訪れましたが、この一年で明らかにホームレスの数が増加しています。改めて数字を見ますと、2年前に対して40%もホームレスが増えており、警察が路上で物乞いしているのを撤去する姿を頻繁に見かけるようになりました。ここまでホームレスが増えたのは、30年以上にわたってラスベガスを見てきた僕から見ても異様に思える光景です。(高城剛)
続きを読む2024.06.03

突然蓮舫が出てきたよ都知事選スペシャル

静岡県知事選が終わって自民党筋が連敗続きの中、ここで切り札を斬れば勝てると前のめりになった立憲民主党というか手塚仁雄陣営が蓮舫さん都知事選出馬の大博打を打ちに行って騒ぎになりました。折しも政治資金規正法の改正問題ですったもんだし、また、政治団体への寄付は非課税という仕組みを悪用する形で政治家の脱税告発が相次いでいる状態のなか、岸田文雄さんがいまだ今国会会期中の解散するしないで風評が飛び交っているというのは驚きです。というか、大変なことです。(やまもといちろう)
続きを読む2024.05.31

ニコニコ動画、そしていずれ来るU-NEXTやDMMへのVISA決済BANが描く未来

大騒ぎになっていたのがニコニコ動画(ドワンゴ)でのVISAカード決済BANであります。個人的にドワンゴ社の川上量生さんとは裁判までやっていた私としては、心の15%ほどが「ざまあw」という成分で占められているわけではないわけではないですが、ただ国内法では合法とされているコンテンツ(中身)の流通の、ごく一部を問題視して、決済BANの中でも割と重めな事業者を指定しての業者BANに至ったというのは重い問題だと思っております。(やまもといちろう)
続きを読む2024.05.22

身体にも衣替えの季節が到来

今週も東京にいます。最近、食事について多くの質問をいただいておりまして、また、以前お伝えした夏と冬とで体重を変えている件につきましてもご関心をお持ちの方が多くいらっしゃいます。確かに、夏が近づくと体重やスタイルが気になりますよね。でも、それだけではありません。(高城剛)
続きを読む2024.05.20

影響力が増すデジタルノマド経済圏

今週も、東京にいます。春の陽気に誘われて、5月に入ってからも世界中から友人たちが続々と日本を訪れています。彼らにとって、ゴールデンウィークという日本独特の長期休暇の概念は馴染みがなく、友人たちは日本各地の観光地を巡りながら「なぜ日本はどこもこんなに人で溢れているんだ!」と驚きを隠せません。(高城剛)
続きを読む2024.05.13

5年すればいまの世界はまったく違う世界に変わっている

今週は、東京にいます。毎年春になって太陽光が降り注ぎ始めた頃、今年の撮影で使うカメラテストを行なっています。まるで古い友人と再会するかのように、カメラたちと対話しながら今年の旅の相棒を選ぶ、そんな特別な時間なのですが、今回は例年とは違う新しい仲間がこのカメラテストに参加することになりました。(高城剛)
続きを読む2024.05.06

東京15区裏問題、つばさの党選挙妨害事件をどう判断するか

選挙というのは民主主義のインフラであり、これへの妨害は社会に対する攻撃だという法的解釈が一般的で、演説の自由に対する妨害行為は公職選挙法で制限されています。ところが、今回の一連のつばさの党・根本良輔さんとその一派による出馬各陣営への妨害は許容されるべきものではなく、選挙期間中も所轄署からの警告も出ていたこともあり、近い将来お沙汰があるのは間違いないところです。(やまもといちろう)
続きを読む2024.05.01

日本保守党と飯山陽絡みで調査方としていつも思うこと

ようやく3補選が終わってホッとしたと思ったら、今度は情勢報告会やら検討会やらに駆り出され、さらには政局の行く末まで問われる事態となってきております。選挙関連の調査をやってるから知っている部分はあるにせよ、全体のことなんてわからんっての。(やまもといちろう)
続きを読む2024.05.01

日本の未来を暗示する名古屋という街

今週は、名古屋にいます。今週、名古屋市の都心部・栄で新たなランドマークとして期待されている「中日ビル」が開業。グランドオープンは長蛇の列で、日々大盛況です。(高城剛)
続きを読む2024.04.29

重要な衆院三補選、戦いが終わって思うこと

選挙モードになっているのもあって、私自身の頭の中が選挙一色になっております。いやー、他人事として関わる選挙って本当に楽しいですよね。とはいえ、国難になるぞと思われるのは、やはり「岸田文雄政権が唯一賭けた選挙区なのに、劣勢が伝えられる島根1区で勝っても負けても6月中の通常国会で解散総選挙を打つ可能性が出ている」ことに尽きます。(やまもといちろう)
続きを読む2024.04.28

遊んだり住むには最高だけど働くのは割りに合わない日本

今週は、東京にいます。すっかり気候も春めいてきて、例年ならいち早く海外に出る時期ですが、今年はヘルスケアサービスの立ち上げもあって東京で多くの時間を過ごしています。ただし、理由はこれだけではありません。(高城剛)
続きを読む2024.04.22

これから10年で大きく変わる「街」という概念

今週は、神戸、岡山、東京、浜松と移動しています。10年前にはそれなりに繁華街だった場所も、シャッターが目立つようになりました。これにはいくつもの理由があると思いますが、ひとつは2000年の「大規模小売店舗法」廃止によって小売店の商業活動が守られなくなり、大型ショッピングセンターが全国各地に林立したことによって、駅周辺が必ずしも繁華街の機能を持ち合わせなくなったことです。(高城剛)
続きを読む2024.04.15

音声入力を使った英語原書の読書法

今週も、群馬県館林にいます(実際は東京と往復していますが)。現在、全国各地域特性を出すために特産品を際立てようとしていまして、館林では「小麦」をブランディングに活用しています。もともと江戸時代には館林藩が置かれ城下町として栄えたこの街は、当時から小麦の生産地として有名でしたが、特に明治時代以降に品種改良が進み、小麦の生産量が増加したことから小麦生産の一大拠点となりました。(高城剛)
続きを読む2024.04.08

セキュリティクリアランス法案、成立すれども波高し

 衆院通りました。お疲れさまでした。で、守らなければならない重要な秘密情報の指定(かかる安全保障上重要な情報として指定された情報;CI、Classified Information)に関しては本当に文書ベースでいいのか、また、かねて問題視されてきた担当大臣を含む政務三役の縛りについても検討からは漏れてしまっています。口頭で聴いた重要情報や役人さんが作るメモが政治家の口から党やメディアに話されてリーク報道に繋がることについては本件成立新法では結局カバーされませんので、国家公務員法100条のザル規定を補強するものには至らない、という解釈になるのではないかと思っています。(やまもといちろう)
続きを読む2024.04.05

4月4日自民党党内処分云々の是非と今後

連日政治ネタをトップに持ってきて申し訳ないのですが、裏金議員の党内処分にあたっては39名のリストが公開になりました。良く分かりませんけど500万円以上の裏金ごっちゃんについては問題視するよという謎の線引きがあった一方、派閥の責任ではなく個人の問題に対する処分なのだという筋道になっているからか、岸田文雄さんや茂木敏充さんについては本件では不問となっております。(やまもといちろう)
続きを読む2024.04.02

「執筆ウォーキング」と「縄文式トレーニング」

(高城剛)
続きを読む2024.04.01

自民党党内処分と議員組み換え狂想曲

政倫審以降、やっぱり世間の逆風は止まらなかったのでどうしようもなくなって裏金議員の党内処分を4月4日めどに断行する運びとなり、目下猛烈な駆け引きが行われておるところであります。(やまもといちろう)
続きを読む2024.04.01

音声入力とAIによる「執筆革命」

今週も、東京にいます。先週、「脱キーボード」や「脱Mac」のため、テキスト入力の大半をiPhoneを使った音声入力に変えたとお伝えしましたが、想像以上に多くのご質問を頂戴しました。(高城剛)
続きを読む2024.03.25

執筆スタイルが完全に変わりました

今週は、東京にいます。この冬は基本的に東京に滞在しながら日本各地を回っておりまして、以前は訪れた旅先で走るのを日課にしていましたが、いまではランを減らしてファストウォーキングばかりになりました。その理由は、執筆スタイルが完全に変わったことにあります。(高城剛)
続きを読む2024.03.18

オーバーツーリズム問題の解決を阻む利権争い

今週は、京都、神戸、金沢をまわっています。今年の元旦に発生した能登半島地震によって、この冬の金沢観光は壊滅的状態に陥りましたが、現在ではインバウンドを中心に観光客も徐々に戻りつつあります。一方、京都はコロナ禍を経て、落ち着いていたオーバーツーリズム状態が少しづつ再燃しており、先月行われた京都市長選の争点のひとつだったこともあって、ホテルや旅館の宿泊客から徴収する宿泊税を2年後をめどに引き上げると発表されました。(高城剛)
続きを読む2024.03.11

歩く速度と健康状態の関係

今週も東京にいます。都市別の歩行速度を見ると、英国ハートフォードシャー大学の心理学者であるリチャード・ワイズマン教授と国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルが協力した調査によれば、足早で歩く世界最速はシンガポールで、2位はデンマークのコペンハーゲン、3位はスペインのマドリード、4位は中国の広東省広州と続き、東京は意外にも19位で、世界的に見ればそこまで慌ただしくはありません。(高城剛)
続きを読む2024.03.04

「もしトラ」の現実味と本当にこれどうすんの問題

アメリカの共和党指名争い、全米各州での予備選挙や党員集会が集中する「スーパーチューズデー」は3月5日になります。ここでトランプさんは競合の元国連大使ヘイリーさんを降ろせるかどうかが注目されるわけですが、裏を返すとヘイリーさんはここまで粘ってきたもののほとんど勝ち目のない3月5日を迎えてどう次に繋がる敗北宣言をするかという雰囲気の論調にならざるを得ません。(やまもといちろう)
続きを読む2024.02.29

「ヤングケアラー」はそんなに問題か?

こども家庭庁がヤングケアラー問題に踏み込んで、読売新聞が提灯気味の関連記事を書くという事態に発展していました。もちろん、ヤングケアラー対応を活動で取り組んでいる筋からは「なに言ってんだおまえ」みたいな声も上がっているのですが、若者が介護をやること自体を社会問題化させたい勢力がいるのは以前から分かっていたことですから、さもありなんという風に見えておったわけです。(やまもといちろう)
続きを読む2024.02.27

「支持政党なし」の急増が示す政治不信の本質

各種世論調査や個別に行われているヒヤリングなどでも、国民の間での政治不信の輪が広がっていて、どこの政党も積極的に支持しない「支持政党なし」が顕著に増加しています。厄介なのは、割と政治的態度が固まっているはずの中高年女性ですらも、既存政党離れが見えてきているのは「自民党政治に不満や不信があるのは事実でも、かといって、野党支持をするほど野党は好きではない」というのが有権者の静かなる態度変更じゃないのかと思っています。(やまもといちろう)
続きを読む2024.02.27

すべてがオンラインへ

今週は東京、埼玉、千葉、神奈川をまわっています。国内最大級の健康業界エキスポ「健康博覧会」から日本最大のカメラおよび関連機器展示会「CP+」など、今週は数多くの展示会が各所で開催されていますが、以前を知る者としてはどこも活況だとは言えません。パンデミックもあって数年間開催できなかった影響もあるのでしょうが、なにより「展示会」と呼ばれるプラットフォームが過去のものになってしまったと痛切に感じています。(高城剛)
続きを読む2024.02.26

「OP PICTURES+フェス2022」石川欣・髙原秀和 80年代デビューのピンク俊英たちが新しい時代に放つ爆弾!

今年もテアトル新宿で開催中であり、シネ・リーブル梅田でも開催が決定している「OP PICTURES+フェス2022」。ピンク映画のR15版の祭典である。(切通理作)
続きを読む2022.12.08

川上なな実さんインタビュー「自分を客観視し切らないと、コントロールできない」

川上なな実(旧芸名「川上奈々美」)さんは、いま映画の世界で、目が離せない俳優の1人だ。公開が待たれる新作『辻占恋慕』を筆者はTAMA映画祭でいち早く観たが、ここで川上さんは落ちぶれた芸能事務所を支える演歌歌手の役を演じている。桜並木の下、アカペラで歌うシーンは心に残る。このシーンはワンシーン、ワンカットだった。(切通理作)
続きを読む2022.02.01

夫婦ってなんなんだ、結婚ってなんなんだ

山嵜晋平監督のオリジナル企画を中野太が脚本化した本作『なん・なんだ』は、自分が思い描いていた人生のシナリオが、妻とも娘ともズレていたことがわかり、1人みんなから気持ちがはぐれて、焦り、もがく男の話であるとともに、1人の女性である妻そして娘の視点から、結婚とはなにか、恋愛とはなにか、家族とはなにかを問い直す物語でもある。今回は美智子役として、夫の下元史朗氏とともにダブル主演となった烏丸せつこさんにお話を伺った。(切通理作)
続きを読む2022.01.13

「愛する人にだけは見せたくない」顔を表現するということ

2010年8月21日に開館した兵庫・元町映画館の10周年を記念した作品「きょう、映画館に行かない?」が11月27日から公開されている。11人の映画監督が贈るオムニバス映画だが、これに、私・切通理作も『これから』で参戦した。作品公開に合わせて主演の可児正光さんにインタビューした記事をお送りする。(切通理作)
続きを読む2021.11.29

真の映画ファンが、ピンク映画にたどりつく入口! 高校生から観れる「OP PICTURES+フェス2021」がテアトル新宿で開催中

ピンク映画を60年以上作り続けてきた老舗である大蔵映画。いまでもオーピーピクチャーズとして現役で新作を送り出している。そして、従来の成人向け(R18+作品)とは別に、中学卒業相当の年齢である15歳以上からを対象としたR15+バージョンを製作し、「エロティックな世界観はそのままに、老若男女問わず楽しめるバラエティ豊かな作品を送る」というコンセプトのプロジェクト「OP PICTURES+」(オーピー ピクチャーズ プラス)を、2015年から毎年続けている。今年も「OP PICTURES+フェス2021」がテアトル新宿で11月5日から18日にかけて開催中。(切通理作)
続きを読む2021.11.08

何かに似ている映画とかじゃなくて、今じゃなきゃ出来ない、ここじゃなきゃ出来ない映画に出れる幸せ

映画『ねばぎば新世界』は、『ひとくず』の監督・主演で国際的に評価された上西雄大が、赤井英和主演で、大阪・西成を舞台に描いたアクション人情ドラマ。今回は主人公のヒロイン役として出演した<女優・有森也実>さんに時間の許す限りお話を伺った。(切通理作)
続きを読む2021.07.14

「芸能」こそが、暗黒の時代を乗り越えるための叡智であるーー感染症と演劇の未来

フクロウが暗闇で活動をするように、芸能もまた、暗黒の時代に目覚めるだろう。芸能は、危機的な状況を乗り越えてゆくための思考の源泉であり、身体知の坩堝である。新型コロナ禍はもちろんのこと、この先に起こるであろう、様々な困難を乗り越え、世界の均衡を真釣り合わす古代人の智慧なのだ。(武田梵声)
続きを読む2021.04.23

柊氏との往復書簡

前回の241号で「柊氏との往復書簡」の第一回目の書簡を私から柊氏にお送りしたのに応える形で、今回は柊氏からの第一信をお届けしたい。柊氏の文章は、予想はしていたが(そうでなければ柊氏を往復書簡という企画に誘ったりはしないわけだが)、予想を超える見事な文章である。この見事な柊氏の文章に対して、次回か次々回のメールマガジンには、私からの第二信を掲載したいと思う。(甲野善紀)
続きを読む2021.04.07

「こんな死に方もありますよ」と、そっと差し出す映画です ~『痛くない死に方』監督高橋伴明×出演下元史朗インタビュー

10万部ベストセラー『痛くない死に方』『痛い在宅医』の著者である長尾和宏は尼崎市の在宅医。氏の著書と経験をモチーフに高橋伴明監督が本作の脚本・監督を手掛けた。主人公は柄本佑演じる在宅医で、長尾氏をモデルにしたベテラン在宅医から薫陶を受け、成長していくプロセスも描かれる。映画の前半部で、凄絶な闘病の果てに死んでいく老患者を、高橋監督の初期作品から多くの映画で現場を共にしてきた下元史朗氏が演じている。今回はこのお2人に話を伺った。(切通理作)
続きを読む2021.02.22

「魔術」をアカデミックにひもとく ! ? 中世アラビア禁断の魔術書『ピカトリクス』の魅力

来たる2020年7月28日、占星術研究家の鏡リュウジ氏を聞き手に、アラビアの神秘思想研究の第一人者ライアナ・サイーフ博士を講師に迎え、この伝説の書物の魅力をさぐるオンライン講座(ZOOMウェビナーを使用)が行われます。(鏡リュウジ)
続きを読む2020.07.04

【対談】名越康文×平岩国泰 ほめればほめるほどやる気を失う子どもたち〜「放課後」だから気づけた、子どもの自己肯定感を伸ばす秘訣

名越 この本(『「自己肯定感」育成入門』)を今年の春に出されたということですが、なぜ「自己肯定感」というテーマを取り上げることになったんでしょう? 平岩 きっかけは15年前、アフタースクールの活動を始めた頃に、子どもに言われたある一言がありまして……。(名越康文)
続きを読む2019.08.05

中央線に「サブカルクソ女人生」の夢ひらく!? 映画『歌ってみた 恋してみた』 上埜すみれ×深琴対談

高円寺を舞台に、脳内妄想の強い「サブカルこじらせ女子」と、実像と虚像の間で揺れ動く「男の娘」との友情、そして男性ミュージシャンとの対立をミュージカル仕立てで描いた祝祭的な映画『歌ってみた 恋してみた』(西荻ミナミ監督作品)。主演の「サブカルこじらせ女子」を演じた上埜すみれと、中央線女子を象徴するような役を演じた深琴が、都内某所で対話した。(切通理作)
続きを読む2019.07.08

役の中に「人生」がある 俳優・石橋保さん(映画『カスリコ』主演)に訊く

昭和40年代の土佐を舞台に、“手本引き”という賭博にハマッて身上をつぶし、高知一の料理人から賭場の下働き「カスリコ」に転落した男の人生を描くモノクロ映画『カスリコ』。その主演の石橋保さんにインタビューする。(切通理作)
続きを読む2019.06.26

今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編

昨年(2018年)、ケンブリッジ大学の栄養疫学者、今村文昭さんのインタビュー記事をWebナショジオに掲載しました。なんと9回にわたる超巨編で、これは、前野ウルド浩太郎さんをモーリタニアに訪ねた時以来のものでした。中身の密度の濃さも、これまでの連載の中で屈指でしょう。それだけ書いたのに、触れたくて触れられなかった(インタビューで聞いたのに書けなかった)テーマがあります。「査読」についてです。(川端裕人)
続きを読む2019.05.12

「家族とはなんだって、全部背負う事ないんじゃない?」 〜子育てに苦しんだ人は必見! 映画『沈没家族 劇場版』

男女雇用機会均等法が施行されて十年目の1995年、シングルマザーの女性が、血のつながった家族にこだわらず、赤の他人が集まって一人の子を育てる共同保育・共同生活を実践。そんな環境で育った赤ちゃんが成長して映画監督となり、「沈没家族」と呼ばれたかつてのメンバーたち、そして母と父にあらためて向き合い、「家族とは何か」を浮き彫りにするドキュメンタリー。ライター・須々木ユミが、母親として、世間では通常形態である、「配偶者との家族で子どもを育ててきた」側から、本作『沈没家族』を照射した。(切通理作)
続きを読む2019.04.08

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第2回

川端:前回、今、動物園の現場で、2つのことが共感を得るし、また、質問を多く受けると聞きました。それを具体的に教えてください。1つ目は、「評価」でしたね。これは、教育プログラムを行ったとして、その評価を行うということですね? 松本:そうですね。どうやって評価をすればいいかと、よくご相談をうけます。(川端裕人)
続きを読む2019.04.06

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第1回

「動物園教育で子どもたちがアクティブに! 〜主体的な学びを支援する楽しい観察プログラム〜」という本が話題になっています。動物園は教育の場という認識は、多くの関係者が共有している「コンセンサス」だと思いますが、じゃあ、そこでなにをするの? なにができるの? というのが長年、暗中模索の状態だったのではないでしょうか。(川端裕人)
続きを読む2019.03.14

3月移動に地獄を見た話

4月から故郷宮崎で仕事をするためには、当然ながら3月中に引っ越しをしなければならない。新居はまたあとで決めるとして、3月は移動が集中する時期だ。まずは僕と娘1人だけの移動なので、単身パックに毛が生えたようなもので引っ越しできるんじゃないかということで、見積もりをとってみた。(小寺信良)
続きを読む2019.03.11

パワーは正義。USB Type-C PDで変わるモバイル

2015年発売のMacBook以降、Appleのノート型ではすべての端子がUSB Type-C(以下USB-C)になった。筆者が使っている2016年発売のMacBook Proでは、左右に2つずつ、合計4つのUSB-C端子がついたが、この段階でもまだ対応機器が少なかったため、そのメリットが十分に活かされずにいた。強いて上げれば、左右どっちからでも充電できるというぐらいだろうか。これがようやく最近になって、徐々にメリットが感じられるようになった。(小寺信良)
続きを読む2019.02.25

この冬は「ヒートショック」に注意

冬場になると日本では、「ヒートショック」と言われる現象が多数報告されている。これは寒暖差の激しいところに移動することで血圧が急変し、失神したり、心筋梗塞や脳梗塞に至る現象である。これには、日本家屋の構造が大きく影響しているようだ。(小寺信良)
続きを読む2019.02.11

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第3回

川端:この本を読むと、オランウータンの一生は、まだまだミステリアスだというのがよくわかります。 久世:そうそう、川端さんに「こんなにわからないことがあるんだ!」というコメントをいただいたんですけど、私としては「やっとここまで解明されました!」という感覚なんですよ(笑)。(川端裕人)
続きを読む2019.02.02

YASHICAブランドのスマホ向け高級レンズを試す

最近は展示会取材の写真は、ほぼiPhoneで撮影している。ただしiPhone一発では、ブースの全景といった広い絵が撮りづらい。そこで以前からスマホ用の広角レンズを色々と試してきた。今回は2年ぶりのCES取材という事もあり、いいレンズが欲しいなぁとネットを物色していたところ、YASHICAブランドでスマホ用レンズを出しているのが目にとまった。価格はAmazonで4,800円と、一般的なスマホ用レンズより飛び抜けている。この価格がただのブランド代だったイヤだなと思ったが、ものは試しと言うことで買ってみた。今回はこのレンズと、歴代使ってきたクリップレンズを比較してみたいと思う。(小寺信良)
続きを読む2019.01.28

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第2回

久世:ただ、ここ数十年を通してすでにサラワクに野生動物がいなくなってしまったというようなこともあって……。それは環境破壊に加えて、宗教的な事情もあるんです。もともとサバ州はイスラム教徒が多くて、サラワク州はキリスト教徒の人が多いんですけど。キリスト教って、イスラム教に比べると食べ物に関して厳しい戒律がない。イスラム教では食べられる動物が戒律で制限されているから、おのずと食用目的で野生動物が狩られることも少ないんですね。(川端裕人)
続きを読む2019.01.25

意外に簡単に見られる新4K放送。だが課題も…

12月1日より、BS/110度CSによる新4K放送がスタートした。右旋および左旋での放送となるが、NHKおよび在京民放キー局の放送は右旋なので、従来設備でも受信できる。ただし日本テレビの「BS日テレ」だけは来年9月1日からの放送開始なので、まだ見られない。一応筆者も仕事柄、4K放送の内容は把握しておきたいと思い、4Kチューナーを購入して受信してみた。今回は、既存設備で新4K放送を受信するまでのプロセスをご紹介しよう。(小寺信良)
続きを読む2019.01.07

使ってみたら便利だったDropbox「スマートシンク」

筆者は自宅で原稿を書くときはMac mini(2014)、外出先ではMacBook Pro(2016)という体勢で仕事をしてきた。だがMacOS Mojaveにアップデートしてからというもの、Mac miniのレスポンスが大幅に下がり、原稿を書くにも支障が出る遅さとなってしまった。まあちょっと様子を見るか、ということで、普段はカバンの中に入れっぱなしのMacBook Proを、自宅原稿書き用マシンと兼用にすることとなった。ストレージ容量は256GBだが、モバイルだからそれで済んでいたわけで、メインマシンともなると参照したいファイルが多く、これでは心もとない。しばらくはDropboxの同期フォルダを増やしたり減らしたりして調整してきたが、いつもストレージ容量を気にしながら仕事するのも精神衛生上よろしくないので、どうにか手段を考えることにした。(小寺信良)
続きを読む2018.12.17

川端裕人×オランウータン研究者・久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて >第1回

—川端さんと久世さんをつないでいるテーマはやはり「オランウータン」「オランウータン研究」だと思うので、そのあたりを中心にお話を伺っていきたいのですが。 久世:川端さんと一緒にオランウータンを見に行ったのが2010年。それで、2016年に、川端さんがナショナルジオグラフィック日本版で記事にしてくださったんでしたね。(川端裕人)
続きを読む2018.12.11

準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」

発売されてちょっと時間が経ってしまったが、PFUのドキュメントスキャナ、ScanSnap iX1500を試用する機会に恵まれた。本機は10月12日発売で、現在ネットでの実売は4万円半ばといったところである。今回10年ぶりに新作に触って、ほぼ別物になっていたことを確認できた。(小寺信良)
続きを読む2018.12.10

空想特撮ピンク映画『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』 南梨央奈×佐倉絆×瀬戸すみれ×国沢実(監督)座談会

出演者である南梨央奈、佐倉絆、瀬戸すみれのお三方と、国沢実監督交えた座談会を、初号試写の直後に行ないました。司会は同作品の脚本担当者でもある私(切通理作)が務めたのですが、国沢監督が所用で参加が遅れたため、美人女優さんに囲まれてアガリッ放しの様子は、ご容赦頂ければと思います!(切通理作)
続きを読む2018.11.21

どうなる? 小中学校へのスマホ持ち込み

10月13日に毎日新聞が報じたところによると、大阪府教育委員会が、現在原則禁止となっている携帯電話やスマートフォンの持ち込みを、見直す方針を固めたという。小中学校への携帯電話持ち込み禁止は、2008年に当時の橋下徹知事が決めたもので、それをきっかけにこの動きは全国に拡がった。当時は安全のために子供に持たせたいという保護者と、学校に勉強以外の物を持ち込ませたくない学校側とが対立し、学校が文科省にお墨付きが欲しいとして、2009年に通知を出させたという経緯がある。この通知は今も生きていて、全国の公立小中学校が原則携帯電話やスマートフォンの持ち込みが禁止されているのは、これを根拠としている。(小寺信良)
続きを読む2018.11.12

PTAがベルマーク回収を辞められないわけ

筆者はシングルファーザーになって以来、学校のPTA活動には積極的に参加してきたほうであろう。本部役員こそやってないが、広報委員長や成人教育委員会副委員長などを歴任し、花壇の植え替えや校内清掃などのボランティアにもほぼ参加している。そんな中でも、やってない活動がある。ベルマーク集計だ。(小寺信良)
続きを読む2018.10.29

このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」

ゴリラポッドという三脚をご存じだろうか。ミニ三脚の一種だが、三本の足が自在に曲がるようになっていて、どこにでも巻き付けてカメラを固定できるとして、もう10年ぐらい前から地道に人気のある商品である。こうした「フレキシブル三脚」とでも言うようなジャンルは、出始めこそ類似商品が出回ったものの、新しいコンセプトの製品はなかなか登場しなかった。それだけゴリラポッドは汎用性が高かったという事だろう。そんな中、「SQUIDDY(スクイディ)」は、まさに新コンセプトのフレキシブル三脚だと言える。(小寺信良)
続きを読む2018.10.22

「脳内の呪い」を断ち切るには

ぐるぐるといつも同じことを考えてしまう。 意味もないし、建設的でもなく、辛いので止めたいと思っていても止められず、気づくといつのまにかまた考えてしまっているーー。 そんな経験のある人は少なくないと思います。 最近気づいたのは、こうした「脳内の呪い」の構造は、心理学の「強化理論」を拡張することで説明可能だということです。(西條剛央)
続きを読む2018.09.19

「狭霧の彼方に」特別編 その3

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第3回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.16

「狭霧の彼方に」特別編 その2

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第2回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.14

「狭霧の彼方に」特別編 その1

今年(2018年)の5月31日、私は何年も前から考えていた「見合い」を一つ実現させた。「見合い」と言っても男女の出会いを世話したわけではない。浄土真宗の世界で近年その声名が高くなられている釈徹宗・如来寺住職と、私がこのメールマガジンで、かなり長い間往復書簡を行った田口慎也氏のお二人を是非引き合わせたいという企画がその「見合い」である。(甲野善紀)
続きを読む2018.09.12

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