2022年夏、私的なベスト・ヘッドフォン(アンプ編)

今週は、東京にいます。秋晴れが続く気持ちが良い季節になりましたが、この「秋晴れ」とは近著にも書きましたように、二十四節気の第16番目の節気「秋分」からはじまります。さて、今週から秋葉原通いが復活しまして、遅くなってしましたが、引き続き「2022年夏私的なベスト・ヘッドフォン(アンプ編)」を発表したいと思います。(高城剛)
続きを読む2022.10.03

コロワイド買収のかっぱ寿司が無事摘発の件

本当は別の巻頭言を仕込んでいたのですが、やるやる言われて引き延ばされてどうもやらんのではと油断していたところでかっぱ寿司を運営するカッパクリエイト社の社長・田辺公己さんら3人が逮捕されてしまったので取り上げてみたいと思います。(やまもといちろう)
続きを読む2022.10.01

リフレ派の終わりと黒田緩和10年の総括をどのタイミングでやるべきか

財務省の人と話してて、元は税金なのだから介入を決定した以上は負けは許されない、と結構真顔で仰います。世にいう財務省陰謀論はたぶんこういうクソ真面目な財務省の人たちの「仕事をちゃんとしていれば評価は後からついてくるはずだから、目の前のことは誠実にやる」というプリンシプルをもっとちゃんと理解してあげるべきだと思うんですよね。(やまもといちろう)
続きを読む2022.09.30

世界経済の混乱をどう生き抜くか

私の本業に関わる部分で、7月から8月にかけていくつか大きなトレンド変化がありました。もちろん、円安というかドル独歩高で世界経済が混乱のトリガーを引いているというのもあるのですが、それもありつつ世界的な需要不足がハッキリし始め景気減速の雲色が強くなると、いままで高値で推移してきた海運も、商品市場高騰の代表選手であった原油も、その他先物も現物も値下がりし、私も滞留していた米ドルを持っていく先がなくなりました。米国10年債の利回りが本格的に4%を超えてきて、これはもう大変なことだぞと感じます。(やまもといちろう)
続きを読む2022.09.29

タンザニアで感じるトップの死に対する本当の評価

今週は、タンザニアのアルーシャにいます。昨年もお伝えしましたが、タンザニアでは「コロナはない」ことになっており、一昨年5月以降、新型ウイルスの感染状況を公表するのをやめています。当時、ジョン・マグフリ大統領が、パパイヤ、自動車オイル、ヤギのミルクなどをPCR検査に出すと、すべて陽性になったので正確さに欠けると発表。あわせて「コロナフリー」宣言をしたため、ウイルスや感染事例の存在は公式的にはなくなりました。この状況は現在も続きます。(高城剛)
続きを読む2022.09.26

コーヒー立国エチオピアで知るコーヒーの事実

今週は、エチオピアのイルガチェフェにいます。エチオピアには「エチオピア時間」という、なかなか理解できない時間と暦があります。先週金曜日、このメールマガジンを発行した日時は、日本時間では2022年9月9日16時20分でしたが、エチオピアでは2014年13月4日16時20分になり、本日は年が明けて2015年9月6日です。何度教えてもらっても、サッパリわかりません!(高城剛)
続きを読む2022.09.19

「どこでもできる仕事」と「そこじゃなきゃできない仕事」

今週は、エチオピアのカファにいます。コーヒー発祥の地、カファ。ここは、いまでも世界有数のコーヒーの産地ですが、実はエチオピアのコーヒーの大きな特徴は、国内消費が非常に高いという点にあります。年間生産量650万袋のうち約半分が国内で消費され、残り半分が輸出される地産地消農産物なのです。(高城剛)
続きを読む2022.09.12

2022年夏、私的なベスト・ヘッドフォン

今週も、東京にいます。秋の訪れを感じる中、秋葉原や西新宿に日参してパーツ屋でトランジスタを眺め、かつてハイテク大国だった残渣を楽しむ短い夏休みを送っています。さて今週はいよいよ「2022年夏、私的なベスト・ヘッドフォン」の発表です。(高城剛)
続きを読む2022.09.05

効かないコロナ特効薬・塩野義ゾコーバを巡る醜聞と闇

面倒なことが起きていますが、製薬界隈では前回メルマガでも書きましたように仮名加工医療データの問題がすったもんだして、これをクリアしないと日本人の患者の方々にご協力を戴いた治験での創薬がむつかしく、ただでさえ製薬各社の資本集約が進まず世界的な製薬業界の流れに遅れているのにますます大変なことになるという危機感をもって取り組んでいるところです。そこへ、いま話題沸騰の効かないコロナ特効薬である塩野義ゾコーバの承認を巡り、一気に政治案件となって大変な騒ぎとなってきました。(やまもといちろう)
続きを読む2022.09.03

川上量生さん、KADOKAWA社長時代に高橋治之さんへの資金注入ファインプレー

読売新聞などから一斉に報道がありましたが、出版大手KADOKAWAが元電通・高橋治之さんの個人会社コモンズなどに総額7,000万円以上の資金を振り込んでいた事実が判明し、これに伴って、東京地検特捜部は角川歴彦さんら関係先に対して任意の事情聴取を行っていることが明らかになりました。(やまもといちろう)
続きを読む2022.09.03

「まだ統一教会で消耗しているの?」とは揶揄できない現実的な各種事情

引き続き統一教会問題がグズグズと燃えていて、マスコミもさすがに飽きたのか報道量こそ減ってきているものの余波はまだ様々であります。先般、WiLLというそれ系の方がよく目を通される媒体で事件後早々に「自民党は統一教会との関係を断て」という記事を掲載したところ、その記事に目を通されて気分を害された方々から脅迫状めいたものを何通かメールや封書で頂戴しました。何とも物騒なことですなあ。(やまもといちろう)
続きを読む2022.08.31

ヘッドフォンの特性によるメリットとデメリット

今週は、東京にいます。暑さのピークも越えたように感じますが、どこかホッとしたような、どこか寂しいような不思議な感覚の日々を過ごしてます。さて、今週はいよいよ自分にあったヘッドフォン/イヤフォン選びにつきましてお話ししたいと思います。(高城剛)
続きを読む2022.08.29

日本はポストウクライナ・ロシア敗戦→崩壊「後」に備えよ、という話

サハリン2の仕事が満足な結果に向けて進んでいるのかどうか、各位の思惑によって違いはあるのかもしれませんが、現況で見えている範囲内ではシェルを悪者にして落ち着いた経緯の交渉になっているようにも見受けられます。それが良かったのか悪かったのかは、本当に立場によって異なるものだと思います。関係者一同が最善を尽くした結果がこの方針になったということで、納得できない人も多くあるのかもしれません。(やまもといちろう)
続きを読む2022.08.26

健康的な耳を取り戻す

今週は、姫路、岡山、富士山麓と移動しています。ちょうど「お盆」ということもありまして、まだまだコロナ禍だと言われる日本でも、夏の大移動の時期で各地が賑わいます。さて、今週も聴力復活とヘッドフォンのお話しをもう少し。(高城剛)
続きを読む2022.08.22

アクティブ・ノイズキャンセル・ヘッドフォンと聴力の関係

今週は、東京にいます。久しぶりに東京に一週間ほど滞在していることもあって(日々、秋葉原に通ってます)、また、多くの方々からリクエストいただいたこともありまして、ヘッドフォンと聴力回復につきまして引き続きお話ししたいと思います。(高城剛)
続きを読む2022.08.15

ヘッドフォン探しの旅は続く

今週は、金沢、長野、山梨、東京、姫路、岡山と移動しています。今週に限りませんが、僕は人生の大半を乗り物のなかで過ごしてまして、必然と道中仕事することが多々あります。(高城剛)
続きを読む2022.08.08

自分の身は自分で守るしかない世界へ

今週は、金沢にいます。現在、石川県では新型コロナウィルス過去最多となる陽性が確認されています。検査を受けた人々のおよそ7割が陽性判定となって、少しでも不調になると救急車を呼ぶ人が絶えません。今週、熱中症などとあわせて救急車の稼働率が95%を超えました。(高城剛)
続きを読む2022.08.01

どうも自民党は総体として統一教会と手を切らなさそうである

安倍晋三さんの暗殺と、その殺害容疑者にまつわる特定の宗教団体とされた統一教会の話で、私は割と早々に「統一教会とは手を切れ」と主張したこともあり、ご一緒している議員さんや秘書さんなどからは「思い切りましたね」とのお言葉を戴く機会が多くありました。(やまもといちろう)
続きを読む2022.07.31

暗転の脱炭素、しかしそこに政府方針グリーン投資10年150兆の近謀浅慮?

てなもんやで、先般29日、総理大臣官邸で第10回経済財政諮問会議がしめやかに執り行われました。興味のある方はその辺に転がってる動画でも観ていただきたいのですが、「歳出効率化努力」を払う前提で国家財政を運営できれば基礎的財政収支は25年度には黒字化するぞという、若干ほんまかいなという議論がベースになって、さてそこからどうやって脱コロナ、イノベーション喚起しようって流れになっていくわけであります。(やまもといちろう)
続きを読む2022.07.31

相場乱高下の幸せとリセッションについて

「なんかこえーなー」とビクビクしながら、かといって触らないわけにもいかない実業上の取引もあるためエイヤで相場を張っていたのですが、結果的に円安水準もアメリカのリセッション予想からの金利引き上げ一服見込みでドル独歩高が調整され、円ドルも132円台までごっそり下がりました。「どうせ決済するからまあいいや」とドルで支払い為替予約も終えたところでの円高戻りでひと安心であります。ツイててよかった。(やまもといちろう)
続きを読む2022.07.30

屋久島が守ろうとしているものを考える

今週は、屋久島にいます。 小説「浮雲」で「屋久島はひと月に35日雨が降る」と表現した林芙美子の言葉通り、ほぼ毎日雨が降ります。しかし、なんとも言えない魅力がある島です。(高城剛)
続きを読む2022.07.25

気候が不動産価格に反映される理由

今週も、ロサンゼルスにいます。南カリフォルニアの気候は地中海性気候に区分され、この時期は日々、素晴らしい気候に恵まれています。人間の気分や精神状態に気候が影響することは言うまでもありませんが、近年は不動産価格にも反映されるようになってきたことは、あまり知られていません。(高城剛)
続きを読む2022.07.18

5年前とは違う国になったと実感する日々

今週は、ロサンゼルスにいます。独立記念日を含む連休ということもあって、今週はどこもお祭りムードでして、モールに出向けば人だらけ。誰もマスクをしておらず、1年前とはまったく別の光景が見られます。(高城剛)
続きを読む2022.07.11

あまり参院選で問題にならない法人税のこと

選挙戦も中盤になり、参院選のネタで野党がまたぞろ消費税の問題を持ち上げておるわけですよ。で、野党勢力が低迷している理由のひとつ(メインではない)が、この消費税と社会保障の関係でありまして、さすがに日本国民もかなりの割合が「消費税が増税になるのは、社会保障費が増え続ける中仕方がない」と高齢者を中心に思ってはいるわけです。(やまもといちろう)
続きを読む2022.07.03

選挙だなあ

暑いし長いしつまらないし、どうしようもなくても国政選挙は国政選挙なので頑張って調べるし付き合いはするんですけどね。しかし、何でしょうこの全体的にどうでもいい感じは。(やまもといちろう)
続きを読む2022.06.30

連合前会長神津里季生さんとの対談を終え参院選を目前に控えて

先週、参院選公示日を控え、死ぬほど忙しいところを双方調整のうえ念願の対談記事にこぎつけた本件ですが、正直政治系議論の割にビックリするほど読まれまして…。労働問題も過渡期のギリギリのところですし、読者の関心が深かったんですかね。(やまもといちろう)
続きを読む2022.06.28

夏至にまつわる話

今週は、東京にいます。久しぶりに東京に戻ると季節はすっかり変わり、曇っているのに湿度が高い梅雨らしい日々が続きます。数ヶ月前に東京を出た時には、まだまだ肌寒い花粉症の季節でしたが、現在、長く滞在していたカリブ海とはまったく違う気候に身体がかなり戸惑いを感じています。(高城剛)
続きを読む2022.06.27

相反するふたつの間にある絶妙なバランス点

今週は、屋久島にいます。ある時、理由も意味もなく同じ旅先に何度も通うようになることがあります。90年代の屋久島は、僕にとってそんな場所でした。その後、屋久島初の豪華リゾート「あかつき」(のちの「サンカラ」)が島外(神奈川)の土建業者によって建てられ、伝説とも言える民宿「晴耕雨読」の客層がガラリと変わったあたりから、僕の足も徐々に遠のくことになります。そして今回、20数年ぶりに屋久島に訪れました。(高城剛)
続きを読む2022.06.20

ハバナ症候群という不思議な病の顛末

今週もハバナにいます。いまから数年前、「ハバナ症候群」と呼ばれる世界的な事件が発生しました。2016年後半から2017年にかけて、在キューバアメリカ大使館および在キューバカナダ大使館の職員間で原因不明の頭痛、めまい、耳鳴りなどのさまざまな健康上の問題が発生。翌年2018年には、在中国アメリカ領事館職員が同様の問題を報告し始め、米国務省は中国全土に健康警戒を拡大しました。(高城剛)
続きを読む2022.06.13

成長戦略に「ウェブスリー」を掲げる岸田官邸の何それ感

年初から「何かしてるなあ」と思っていたのですけれども、ここにきて、参院選を控え自民党が掲げる経済政策の目玉にどういうわけか「ウェブスリー(Web3.0)」が中核に据えられるという事件が勃発しました。(やまもといちろう)
続きを読む2022.05.31

俺らの想定する「台湾有事」ってどういうことなのか

バイデンさんがやってきて、大騒ぎして帰って行ったんですが、日本にとってはほぼ同盟国としての満額回答、その中で起きる台湾有事へのコミットというネタで大統領府(ホワイトハウス)は否定、でも大統領は重ねて明言するの繰り返しという伝統芸を披露されました。どうなんすかね。(やまもといちろう)
続きを読む2022.05.31

西村博之(ひろゆき)訴追問題と4chan周辺の迷惑なネタ

私が2ちゃんねるに関わっていたのはかなり昔の話ですし、周辺の人間関係は続いているものの主体的に何かをすることはないので訊かれても困るわけですが、私のクライアントさんの代理人経由でアメリカの捜査当局から4chanや8kunの実情についてのヒヤリングがありました。(やまもといちろう)
続きを読む2022.05.31

ダンスのリズムがあふれる世界遺産トリニダの街

今週は、キューバの古都トリニダにいます。地面は石畳でできていて、建物の壁はカラフルな色に塗られ、50年代のアメリカン・ヴィンテージカーと馬車が走るため、ちょっとしたタイムスリップ感覚があることから欧州からのゲストに大人気の観光地となりました。2000年には世界遺産にも認定されています。(高城剛)
続きを読む2022.05.30

長寿国キューバの秘訣は予防医療

今週も、ハバナにいます。キューバは良くも悪くも「グローバル」の圏外に位置していますが、世界に冠たる輸出産業があります。それが、医療です。(高城剛)
続きを読む2022.05.23

「不思議の国」キューバの新型コロナワクチン事情

今週も、ハバナにいます。さて、今週はお問い合わせも多いキューバのワクチン事情につきまして。キューバの新型コロナのワクチン政策は、世界に類を見ません。すべてのワクチンを自国で独自に開発しており、保険医療機関、学術界、製薬界が連携して、いままでに5種類の国産ワクチンを開発しました。(高城剛)
続きを読む2022.05.16

川上なな実さんインタビュー「自分を客観視し切らないと、コントロールできない」

川上なな実(旧芸名「川上奈々美」)さんは、いま映画の世界で、目が離せない俳優の1人だ。公開が待たれる新作『辻占恋慕』を筆者はTAMA映画祭でいち早く観たが、ここで川上さんは落ちぶれた芸能事務所を支える演歌歌手の役を演じている。桜並木の下、アカペラで歌うシーンは心に残る。このシーンはワンシーン、ワンカットだった。(切通理作)
続きを読む2022.02.01

夫婦ってなんなんだ、結婚ってなんなんだ

山嵜晋平監督のオリジナル企画を中野太が脚本化した本作『なん・なんだ』は、自分が思い描いていた人生のシナリオが、妻とも娘ともズレていたことがわかり、1人みんなから気持ちがはぐれて、焦り、もがく男の話であるとともに、1人の女性である妻そして娘の視点から、結婚とはなにか、恋愛とはなにか、家族とはなにかを問い直す物語でもある。今回は美智子役として、夫の下元史朗氏とともにダブル主演となった烏丸せつこさんにお話を伺った。(切通理作)
続きを読む2022.01.13

「愛する人にだけは見せたくない」顔を表現するということ

2010年8月21日に開館した兵庫・元町映画館の10周年を記念した作品「きょう、映画館に行かない?」が11月27日から公開されている。11人の映画監督が贈るオムニバス映画だが、これに、私・切通理作も『これから』で参戦した。作品公開に合わせて主演の可児正光さんにインタビューした記事をお送りする。(切通理作)
続きを読む2021.11.29

真の映画ファンが、ピンク映画にたどりつく入口! 高校生から観れる「OP PICTURES+フェス2021」がテアトル新宿で開催中

ピンク映画を60年以上作り続けてきた老舗である大蔵映画。いまでもオーピーピクチャーズとして現役で新作を送り出している。そして、従来の成人向け(R18+作品)とは別に、中学卒業相当の年齢である15歳以上からを対象としたR15+バージョンを製作し、「エロティックな世界観はそのままに、老若男女問わず楽しめるバラエティ豊かな作品を送る」というコンセプトのプロジェクト「OP PICTURES+」(オーピー ピクチャーズ プラス)を、2015年から毎年続けている。今年も「OP PICTURES+フェス2021」がテアトル新宿で11月5日から18日にかけて開催中。(切通理作)
続きを読む2021.11.08

何かに似ている映画とかじゃなくて、今じゃなきゃ出来ない、ここじゃなきゃ出来ない映画に出れる幸せ

映画『ねばぎば新世界』は、『ひとくず』の監督・主演で国際的に評価された上西雄大が、赤井英和主演で、大阪・西成を舞台に描いたアクション人情ドラマ。今回は主人公のヒロイン役として出演した<女優・有森也実>さんに時間の許す限りお話を伺った。(切通理作)
続きを読む2021.07.14

「芸能」こそが、暗黒の時代を乗り越えるための叡智であるーー感染症と演劇の未来

フクロウが暗闇で活動をするように、芸能もまた、暗黒の時代に目覚めるだろう。芸能は、危機的な状況を乗り越えてゆくための思考の源泉であり、身体知の坩堝である。新型コロナ禍はもちろんのこと、この先に起こるであろう、様々な困難を乗り越え、世界の均衡を真釣り合わす古代人の智慧なのだ。(武田梵声)
続きを読む2021.04.23

柊氏との往復書簡

前回の241号で「柊氏との往復書簡」の第一回目の書簡を私から柊氏にお送りしたのに応える形で、今回は柊氏からの第一信をお届けしたい。柊氏の文章は、予想はしていたが(そうでなければ柊氏を往復書簡という企画に誘ったりはしないわけだが)、予想を超える見事な文章である。この見事な柊氏の文章に対して、次回か次々回のメールマガジンには、私からの第二信を掲載したいと思う。(甲野善紀)
続きを読む2021.04.07

「こんな死に方もありますよ」と、そっと差し出す映画です ~『痛くない死に方』監督高橋伴明×出演下元史朗インタビュー

10万部ベストセラー『痛くない死に方』『痛い在宅医』の著者である長尾和宏は尼崎市の在宅医。氏の著書と経験をモチーフに高橋伴明監督が本作の脚本・監督を手掛けた。主人公は柄本佑演じる在宅医で、長尾氏をモデルにしたベテラン在宅医から薫陶を受け、成長していくプロセスも描かれる。映画の前半部で、凄絶な闘病の果てに死んでいく老患者を、高橋監督の初期作品から多くの映画で現場を共にしてきた下元史朗氏が演じている。今回はこのお2人に話を伺った。(切通理作)
続きを読む2021.02.22

「魔術」をアカデミックにひもとく ! ? 中世アラビア禁断の魔術書『ピカトリクス』の魅力

来たる2020年7月28日、占星術研究家の鏡リュウジ氏を聞き手に、アラビアの神秘思想研究の第一人者ライアナ・サイーフ博士を講師に迎え、この伝説の書物の魅力をさぐるオンライン講座(ZOOMウェビナーを使用)が行われます。(鏡リュウジ)
続きを読む2020.07.04

【対談】名越康文×平岩国泰 ほめればほめるほどやる気を失う子どもたち〜「放課後」だから気づけた、子どもの自己肯定感を伸ばす秘訣

名越 この本(『「自己肯定感」育成入門』)を今年の春に出されたということですが、なぜ「自己肯定感」というテーマを取り上げることになったんでしょう? 平岩 きっかけは15年前、アフタースクールの活動を始めた頃に、子どもに言われたある一言がありまして……。(名越康文)
続きを読む2019.08.05

中央線に「サブカルクソ女人生」の夢ひらく!? 映画『歌ってみた 恋してみた』 上埜すみれ×深琴対談

高円寺を舞台に、脳内妄想の強い「サブカルこじらせ女子」と、実像と虚像の間で揺れ動く「男の娘」との友情、そして男性ミュージシャンとの対立をミュージカル仕立てで描いた祝祭的な映画『歌ってみた 恋してみた』(西荻ミナミ監督作品)。主演の「サブカルこじらせ女子」を演じた上埜すみれと、中央線女子を象徴するような役を演じた深琴が、都内某所で対話した。(切通理作)
続きを読む2019.07.08

役の中に「人生」がある 俳優・石橋保さん(映画『カスリコ』主演)に訊く

昭和40年代の土佐を舞台に、“手本引き”という賭博にハマッて身上をつぶし、高知一の料理人から賭場の下働き「カスリコ」に転落した男の人生を描くモノクロ映画『カスリコ』。その主演の石橋保さんにインタビューする。(切通理作)
続きを読む2019.06.26

今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編

昨年(2018年)、ケンブリッジ大学の栄養疫学者、今村文昭さんのインタビュー記事をWebナショジオに掲載しました。なんと9回にわたる超巨編で、これは、前野ウルド浩太郎さんをモーリタニアに訪ねた時以来のものでした。中身の密度の濃さも、これまでの連載の中で屈指でしょう。それだけ書いたのに、触れたくて触れられなかった(インタビューで聞いたのに書けなかった)テーマがあります。「査読」についてです。(川端裕人)
続きを読む2019.05.12

「家族とはなんだって、全部背負う事ないんじゃない?」 〜子育てに苦しんだ人は必見! 映画『沈没家族 劇場版』

男女雇用機会均等法が施行されて十年目の1995年、シングルマザーの女性が、血のつながった家族にこだわらず、赤の他人が集まって一人の子を育てる共同保育・共同生活を実践。そんな環境で育った赤ちゃんが成長して映画監督となり、「沈没家族」と呼ばれたかつてのメンバーたち、そして母と父にあらためて向き合い、「家族とは何か」を浮き彫りにするドキュメンタリー。ライター・須々木ユミが、母親として、世間では通常形態である、「配偶者との家族で子どもを育ててきた」側から、本作『沈没家族』を照射した。(切通理作)
続きを読む2019.04.08

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第2回

川端:前回、今、動物園の現場で、2つのことが共感を得るし、また、質問を多く受けると聞きました。それを具体的に教えてください。1つ目は、「評価」でしたね。これは、教育プログラムを行ったとして、その評価を行うということですね? 松本:そうですね。どうやって評価をすればいいかと、よくご相談をうけます。(川端裕人)
続きを読む2019.04.06

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第1回

「動物園教育で子どもたちがアクティブに! 〜主体的な学びを支援する楽しい観察プログラム〜」という本が話題になっています。動物園は教育の場という認識は、多くの関係者が共有している「コンセンサス」だと思いますが、じゃあ、そこでなにをするの? なにができるの? というのが長年、暗中模索の状態だったのではないでしょうか。(川端裕人)
続きを読む2019.03.14

3月移動に地獄を見た話

4月から故郷宮崎で仕事をするためには、当然ながら3月中に引っ越しをしなければならない。新居はまたあとで決めるとして、3月は移動が集中する時期だ。まずは僕と娘1人だけの移動なので、単身パックに毛が生えたようなもので引っ越しできるんじゃないかということで、見積もりをとってみた。(小寺信良)
続きを読む2019.03.11

パワーは正義。USB Type-C PDで変わるモバイル

2015年発売のMacBook以降、Appleのノート型ではすべての端子がUSB Type-C(以下USB-C)になった。筆者が使っている2016年発売のMacBook Proでは、左右に2つずつ、合計4つのUSB-C端子がついたが、この段階でもまだ対応機器が少なかったため、そのメリットが十分に活かされずにいた。強いて上げれば、左右どっちからでも充電できるというぐらいだろうか。これがようやく最近になって、徐々にメリットが感じられるようになった。(小寺信良)
続きを読む2019.02.25

この冬は「ヒートショック」に注意

冬場になると日本では、「ヒートショック」と言われる現象が多数報告されている。これは寒暖差の激しいところに移動することで血圧が急変し、失神したり、心筋梗塞や脳梗塞に至る現象である。これには、日本家屋の構造が大きく影響しているようだ。(小寺信良)
続きを読む2019.02.11

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第3回

川端:この本を読むと、オランウータンの一生は、まだまだミステリアスだというのがよくわかります。 久世:そうそう、川端さんに「こんなにわからないことがあるんだ!」というコメントをいただいたんですけど、私としては「やっとここまで解明されました!」という感覚なんですよ(笑)。(川端裕人)
続きを読む2019.02.02

YASHICAブランドのスマホ向け高級レンズを試す

最近は展示会取材の写真は、ほぼiPhoneで撮影している。ただしiPhone一発では、ブースの全景といった広い絵が撮りづらい。そこで以前からスマホ用の広角レンズを色々と試してきた。今回は2年ぶりのCES取材という事もあり、いいレンズが欲しいなぁとネットを物色していたところ、YASHICAブランドでスマホ用レンズを出しているのが目にとまった。価格はAmazonで4,800円と、一般的なスマホ用レンズより飛び抜けている。この価格がただのブランド代だったイヤだなと思ったが、ものは試しと言うことで買ってみた。今回はこのレンズと、歴代使ってきたクリップレンズを比較してみたいと思う。(小寺信良)
続きを読む2019.01.28

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第2回

久世:ただ、ここ数十年を通してすでにサラワクに野生動物がいなくなってしまったというようなこともあって……。それは環境破壊に加えて、宗教的な事情もあるんです。もともとサバ州はイスラム教徒が多くて、サラワク州はキリスト教徒の人が多いんですけど。キリスト教って、イスラム教に比べると食べ物に関して厳しい戒律がない。イスラム教では食べられる動物が戒律で制限されているから、おのずと食用目的で野生動物が狩られることも少ないんですね。(川端裕人)
続きを読む2019.01.25

意外に簡単に見られる新4K放送。だが課題も…

12月1日より、BS/110度CSによる新4K放送がスタートした。右旋および左旋での放送となるが、NHKおよび在京民放キー局の放送は右旋なので、従来設備でも受信できる。ただし日本テレビの「BS日テレ」だけは来年9月1日からの放送開始なので、まだ見られない。一応筆者も仕事柄、4K放送の内容は把握しておきたいと思い、4Kチューナーを購入して受信してみた。今回は、既存設備で新4K放送を受信するまでのプロセスをご紹介しよう。(小寺信良)
続きを読む2019.01.07

使ってみたら便利だったDropbox「スマートシンク」

筆者は自宅で原稿を書くときはMac mini(2014)、外出先ではMacBook Pro(2016)という体勢で仕事をしてきた。だがMacOS Mojaveにアップデートしてからというもの、Mac miniのレスポンスが大幅に下がり、原稿を書くにも支障が出る遅さとなってしまった。まあちょっと様子を見るか、ということで、普段はカバンの中に入れっぱなしのMacBook Proを、自宅原稿書き用マシンと兼用にすることとなった。ストレージ容量は256GBだが、モバイルだからそれで済んでいたわけで、メインマシンともなると参照したいファイルが多く、これでは心もとない。しばらくはDropboxの同期フォルダを増やしたり減らしたりして調整してきたが、いつもストレージ容量を気にしながら仕事するのも精神衛生上よろしくないので、どうにか手段を考えることにした。(小寺信良)
続きを読む2018.12.17

川端裕人×オランウータン研究者・久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて >第1回

—川端さんと久世さんをつないでいるテーマはやはり「オランウータン」「オランウータン研究」だと思うので、そのあたりを中心にお話を伺っていきたいのですが。 久世:川端さんと一緒にオランウータンを見に行ったのが2010年。それで、2016年に、川端さんがナショナルジオグラフィック日本版で記事にしてくださったんでしたね。(川端裕人)
続きを読む2018.12.11

準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」

発売されてちょっと時間が経ってしまったが、PFUのドキュメントスキャナ、ScanSnap iX1500を試用する機会に恵まれた。本機は10月12日発売で、現在ネットでの実売は4万円半ばといったところである。今回10年ぶりに新作に触って、ほぼ別物になっていたことを確認できた。(小寺信良)
続きを読む2018.12.10

空想特撮ピンク映画『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』 南梨央奈×佐倉絆×瀬戸すみれ×国沢実(監督)座談会

出演者である南梨央奈、佐倉絆、瀬戸すみれのお三方と、国沢実監督交えた座談会を、初号試写の直後に行ないました。司会は同作品の脚本担当者でもある私(切通理作)が務めたのですが、国沢監督が所用で参加が遅れたため、美人女優さんに囲まれてアガリッ放しの様子は、ご容赦頂ければと思います!(切通理作)
続きを読む2018.11.21

どうなる? 小中学校へのスマホ持ち込み

10月13日に毎日新聞が報じたところによると、大阪府教育委員会が、現在原則禁止となっている携帯電話やスマートフォンの持ち込みを、見直す方針を固めたという。小中学校への携帯電話持ち込み禁止は、2008年に当時の橋下徹知事が決めたもので、それをきっかけにこの動きは全国に拡がった。当時は安全のために子供に持たせたいという保護者と、学校に勉強以外の物を持ち込ませたくない学校側とが対立し、学校が文科省にお墨付きが欲しいとして、2009年に通知を出させたという経緯がある。この通知は今も生きていて、全国の公立小中学校が原則携帯電話やスマートフォンの持ち込みが禁止されているのは、これを根拠としている。(小寺信良)
続きを読む2018.11.12

PTAがベルマーク回収を辞められないわけ

筆者はシングルファーザーになって以来、学校のPTA活動には積極的に参加してきたほうであろう。本部役員こそやってないが、広報委員長や成人教育委員会副委員長などを歴任し、花壇の植え替えや校内清掃などのボランティアにもほぼ参加している。そんな中でも、やってない活動がある。ベルマーク集計だ。(小寺信良)
続きを読む2018.10.29

このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」

ゴリラポッドという三脚をご存じだろうか。ミニ三脚の一種だが、三本の足が自在に曲がるようになっていて、どこにでも巻き付けてカメラを固定できるとして、もう10年ぐらい前から地道に人気のある商品である。こうした「フレキシブル三脚」とでも言うようなジャンルは、出始めこそ類似商品が出回ったものの、新しいコンセプトの製品はなかなか登場しなかった。それだけゴリラポッドは汎用性が高かったという事だろう。そんな中、「SQUIDDY(スクイディ)」は、まさに新コンセプトのフレキシブル三脚だと言える。(小寺信良)
続きを読む2018.10.22

「脳内の呪い」を断ち切るには

ぐるぐるといつも同じことを考えてしまう。 意味もないし、建設的でもなく、辛いので止めたいと思っていても止められず、気づくといつのまにかまた考えてしまっているーー。 そんな経験のある人は少なくないと思います。 最近気づいたのは、こうした「脳内の呪い」の構造は、心理学の「強化理論」を拡張することで説明可能だということです。(西條剛央)
続きを読む2018.09.19

「狭霧の彼方に」特別編 その3

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第3回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.16

「狭霧の彼方に」特別編 その2

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第2回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.14

「狭霧の彼方に」特別編 その1

今年(2018年)の5月31日、私は何年も前から考えていた「見合い」を一つ実現させた。「見合い」と言っても男女の出会いを世話したわけではない。浄土真宗の世界で近年その声名が高くなられている釈徹宗・如来寺住職と、私がこのメールマガジンで、かなり長い間往復書簡を行った田口慎也氏のお二人を是非引き合わせたいという企画がその「見合い」である。(甲野善紀)
続きを読む2018.09.12

スマホv.s.PC議論がもう古い理由

PC、IT系ライターの世界は、20代後半から30代半ばの人たちに主力が移りつつある。そういう人たちの中には、原稿の執筆自体をスマホだけで完結してしまう人が出てきている。これまでそういう人たちを、自分とはジャンルの違う、もっとライトな原稿で済む人だと認識していたが、そもそもWEBのテキスト仕事の主軸がそちらに移っている現在では、僕のようなヘヴィな長文を書く方がむしろ亜流になりつつある。パソコンがないと原稿を完成させられないようなライターは、僕らの世代で最後になるかもしれないということである。(小寺信良)
続きを読む2018.09.10

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