優れた組織、人材でも、業界の仕組みが違うと途端に「能無し」になってしまう話

身の回りで立て続けに異業界への進出に伴う大きなトラブルに見舞われている事案が発生していて、あるときは心配になり、またあるときは半分諦めモードになる私です。どうせやるならみんな上手くやりたいと思っているし、成功疑いなしと事業トップは思っていても、その足元ではボーボーに火柱が立っている、なんてことは普通にあります。もちろん、夢をもって異業界に進出するということは、掛け値なしに凄いことで、チャレンジです。実現できるなら応援したい。(やまもといちろう)
続きを読む2020.01.22

大国の世相変化に翻弄される香港の今

今週は、香港にいます。中国に対する大型デモばかりがクローズアップされる最近の香港ですが、日々の街角は、至って平穏です。しかし、景気は明らかに悪化しています。(高城剛)
続きを読む2020.01.20

ソニーが新しい時代に向けて打つ戦略的な第一手

米ラスベガスで開催していた『CES2020』で、もっとも多くの注目を集めたのは基調講演を担当したデルタ航空やサムスンではなかった。SNSを流れるCESのトレンドで、もっとも多く発信され、リツイートされたのはソニー。それも商品化さえ行われていない『Vision-S』というコンセプトカーだった。吉田社長への取材でわかったのは、このコンセプトカーは、“自動車産業への取り組みの第一歩”であると同時に、新たな時代の幕開けに向けた戦略の第一歩でもあることだ。(本田雅一)
続きを読む2020.01.15

「人間ドック」から「人間ラボ」の時代へ

今週は、金沢にいます。一年に一度、人間ドックを受診するようにしておりまして、昨年から金沢の「スコール/浦田クリニック」で、頭のテッペンからから足の先まで、かなり細かく診ていただくようになりました。(高城剛)
続きを読む2020.01.13

ふたつの暦を持って暮らしてみる

あけまして、おめでとうございます。今週も、東京にいます。大晦日は驚くほど気温が高くなって(20度近くまであがりました)、まるで春のような日差しのなか、普段見ることがないガラガラの都心でゆっくり過ごしました。さて、長い読者の方々はご存知かと思いますが、僕は冬至を新年、いわば年の起点と考えています。(高城剛)
続きを読む2020.01.06

年末企画:2019年度の「私的なベストガジェット」

今週も、慌ただしい師走の東京にいます。この年末は先週の「私的なベストカメラ」に引き続き、多くの皆様からご要望を頂戴しました「私的なベストガジェット」をお送りしたいと思います。この一年も数多くのデジタルガジェットを購入(もしくは散財)してまいりました。その中から、選りすぐりの逸品(もしくは珍品)をご披露したく思います。(高城剛)
続きを読む2019.12.30

ユーグレナのミドリムシ量産でバイオジェットとかの話はインチキなのではないか

長崎を拠点とするオリエンタルエアブリッジ社は、第三セクター方式による地域の足を航空機で提供する企業で、ユーグレナのバイオジェット燃料の供給を受ける代わりに、一部出資を受けるという報道がありました。ところが、その後さしたる続報はなし。むしろ、出てくるニュースは事故発生で引き返しましたとかいう話で、国土交通省に話を聞いてみても「バイオジェット燃料の話は具体的に進展があるとは聞いていない」と言われてしまう始末です。そのユーグレナ社は、なぜか史上最年少CFOとか言い始め、それどころじゃないだろうと思うんですよね。(やまもといちろう)
続きを読む2019.12.27

安倍政権の終わりと「その次」

もう年明けに解散総選挙をする気力は安倍政権にはないでしょう。桜を見る会に始まり、萩生田光一さんの身の丈発言、小泉進次郎さんのセクシー発言その他、いわば「在庫一掃内閣」と揶揄された改造安倍内閣からはつまらないスキャンダルが目白押しで、令和への改元で一時期浮上した支持率も元通りかそれ以下になってしまいました。(やまもといちろう)
続きを読む2019.12.27

自民党「カジノ収賄」の前後事情に見る「なんでこんな話に引っかかるのか」感

というわけで、留寿都でやらかしていた中華500ドットコム社がらみで、自民党の秋元司さんと、ブローカーをしていた紺野昌彦さんらが贈収賄を目指す外為法違反で摘発されてしまいました。また、周辺でうろうろしていた自民党の白須賀貴樹せんせのとこと、勝沼さんもガサ入れがあって、これはこれで引っ張られそうな雰囲気です。現状では起訴されて有罪判決が出ているわけでもありませんので、今後どうなるのかはよく分からんところではありますし、紺野さんはちょっと派手めではあるけどしっかりした人でもあるように見受けられるので、今後延焼をするにしてもどうなるのかちょっと予想がつかない部分ではあります。(やまもといちろう)
続きを読む2019.12.26

年末企画:2019年度の「私的なベストカメラ」

今週は、東京にいます。さて、この年末は2週に渡り、多くの皆様からご要望を頂戴しました「私的なベストガジェット&カメラ」をお送りしたいと思います。まず、今週は「私的なベストカメラ」から。今年も何台買ったか、数えたくありません(笑)。(高城剛)
続きを読む2019.12.23

ビルゲイツはやはり天才だったと感じる想い出

このところいくつかの講演や対談などがあり、5G時代を控えてさまざまな議論をさせてもらっています。そんな中にあって、かつてのパソコン時代、インターネット時代のイノベーションをふり返ることも少なくありません。例えば、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏。僕が取材を始めたのは「Windows 3.0」の時代でしたが、当時はまだゲイツ氏に直接取材できるチャンスもありました。(本田雅一)
続きを読む2019.12.16

「スポンサードされた空気」のなかでどのように生きて行くべきなのか

今週は、大阪にいます。初の医療に関する講演会のため、現在慌ててプレゼンテーション・スライドを作成しておりまして、改めて「怪しい」「エビデンスがない」と言われる医療を、この機にリサーチし直しています。(高城剛)
続きを読む2019.12.16

真の働き方改革、いや、生き方改革は、空間性と移動にこそ鍵がある

今週は、台北にいます。さて、この一週間でスリランカ→シンガポール→東京→台北と移動しまして、東京は人が多すぎると、正直感じています。単純に人口だけで見れば中国やインドのほうが多いのは間違いなく、台北も台北駅に出向けば、東京とあまり変わらない印象を受けるのですが、改めて「世界の駅別乗降者数ランキング」を見ると驚きます。(高城剛)
続きを読む2019.12.09

アーユルヴェーダのドーシャで自分が知らない本当の自分と対面する

今週も、スリランカの南西海岸にいます。今回の滞在では、アーユルヴェーダのドーシャと遺伝子(5000年前の世界最古の医療診断と最新のSNPs検査)の関係性を徹底的に研究し、何人ものアーユルヴェーダ医師と対話を続けています。アーユルヴェーダでは、人は生まれつき「ドーシャ」と呼ばれる生命エネルギーを持っていると言われています。(高城剛)
続きを読む2019.12.02

もう少し、国内事業者を平等に or 利する法制はできないのだろうか

私は自由貿易主義者で、国民に一方的に損害が発生しないようであればなるだけ規制は撤廃して、経済活動を自活的、自律的にやっていったほうが良いという考えを持っています。しかしながら、どうも国内でこの手の議論をしていると、前回メルマガで書いたような、ソーシャルゲーム業界とEMAの関係に見られる「国内事業者だけが縛られる法律」が出来て、そのように運用された結果、国内市場が法律に縛られない第三国の事業者が海外にサーバを立てて運営するサービスに席巻されてしまう、という現象を引き起こします。(やまもといちろう)
続きを読む2019.11.30

開成中高校長「『勉強しなさい』を言ってはいけない」教育論の波紋

最近、開成学園の中学高校の校長である柳沢幸雄さんの教育論が、あちこちで反響を呼んでいるので、とても気になって見ております。私は1973年のベビーブーム生まれ、中学受験を経験しているわけですけれども、そのときは同学年に子どもの数が多すぎて猛烈な受験戦争の渦中にありましたが、お陰様で受験に向いた頭脳と性格をしていたためか、開成、慶応中等部をはじめ各校の合格を頂戴して、激しい受験勉強の反動で凄まじい反抗期を迎えいまに至ります。(やまもといちろう)
続きを読む2019.11.29

何とかなった日韓GSOMIA「パーフェクトゲーム」の苦難

政府高官が余計なことを言ったため、それはちょっとという感じにはなっていますが、概ね話はまとまったようで、これから波高しと言えども一定の道筋ができるのかなと思います。個人的には「パーフェクトゲームだっただなんて言わなければ良かったのに」とか「そういうことは事象を第三者が評するときに使うべきものじゃないの」などと思ったりもしますが、思いのほか、安倍外交の画期的勝利の結果に終わったのだと言う人も多く自画自賛もやむなしといったところなのでしょうか。(やまもといちろう)
続きを読む2019.11.29

YouTube発信を始めようと考えた理由

このところ「その歳でなぜ?」と訊ねられたことが2つ。「その歳でなぜ、MMA(総合格闘技)のマススパーリング練習会に行き始めたの?」「その歳でなぜ、YouTuber始めたの?」実際にはYouTube発信するための“準備”を始めただけなのですが、もちろんどちらにも理由があります。(本田雅一)
続きを読む2019.11.25

天然の「巨大癒し装置」スリランカで今年もトレーニング・シーズン開始

今週は、スリランカの南西海岸にいます。毎年、太陽光が強くロケに向く北半球の春から秋にかけては、撮影のため各国をまわってますが(今年は地球7周し、その間デトックスを続けました)、冬になると「まとめて」トレーニングし、一年分の調整と体力づくりに励んでいます。今年も、いよいよトレーニング・シーズンに突入しました。(高城剛)
続きを読む2019.11.25

季節の変わり目に丹田呼吸で自律神経をコントロールする

今週は、富士山の麓、朝霧高原にいます。標高1000メートルを超える高原の朝は既に氷点下で、つい数日前まで滞在していたキューバとの寒暖差は40度近くあり、移動に慣れている僕でも、流石に早朝は堪えます。人間の体温は、自律神経によって調節されており、体温を上げる交感神経と体温を下げる副交感神経が、互いに働きあって適宜バランスをとっています。しかし、寒暖差の大きい場所を高速で行き来したり、同じ場所にいても突然気温が上がったり下がったりすると、それに対応しようとすることで必要以上にエネルギーを消費してしまい、疲労が蓄積します。これが、季節の変わり目に起きる「寒暖差疲労」です。(高城剛)
続きを読む2019.11.18

古い常識が生み出す新しいデジタルデバイド

僕も寄稿している『東洋経済オンライン』のトップアクセスに、目を疑うような記事があり、かなり驚いてしまいました。そこには、「4Kテレビの多くは輝度が不足していて、4Kテレビ放送を美しく表示するために必要な要件を満たしていない」とありました。不思議に思っていると、実はいつも取材しているメーカー担当者が「取材を受けたのでていねいに説明したのですが……」と、憤りを超えて残念そうにしていました。(本田雅一)
続きを読む2019.11.12

キューバの有機農業に注目しているのは日本の一部の人たちだけという現実

今週も先週に引き続き、ハバナにいます。日本の一部の人たちから理想郷のように語られるキューバは、アメリカからの経済制裁を受け、1991年には主な支援元であったソビエトが崩壊すると、まもなく経済危機どころか食糧危機に陥りました。ここから、奇遇にも石油エネルギーや化学肥料を使わない本格的な有機農業がスタートしました。国を挙げて土壌を検査し、堆肥づくりに適したミミズを選び、都市の空き地を農地に変え、「キューバは有機野菜大国になった」といった言説が駆け回ります。しかし、事実は少し異なります。(高城剛)
続きを読む2019.11.11

米大統領選に翻弄されるキューバのいま

今週は、ハバナにいます。数年ぶりにキューバへ撮影のために訪れていますが、現在、日本からキューバへの送金が一切禁止されているため、制作費や必要経費を現金で持ち込まねばなりません。これは米国の意向によるもので、米国財務省外国資産管理室(OFAC)は、外交政策・安全保障上の目的から、米国が指定した国・地域や特定の個人・団体などについて、取引禁止や資産凍結などの措置を行っており、こうした規制は「OFAC規制」と日本の金融機関内部で呼ばれています。それが、この秋からはじまりました。(高城剛)
続きを読む2019.11.04

「身の丈」萩生田光一文部科学相の失言が文科行政に問いかけるもの

実に良くない時期に、望ましくない発言が飛び出して大変な騒ぎになっております。そもそも英語民間試験をやることが大学入試改革の大きな柱になること自体が問題なのですが、一方で教育の機会が地方で貧困である現実が改めて浮き彫りになり、また、それを自民党議員も一応はそれと知りつつも、学習や教育機会の均等には話が進まないままの英語民間試験が期日通り行えなさそうだということに「現場が『ふざけるな』」と言っているあたりに、我が国の教育問題の根深さを知るところであります。(やまもといちろう)
続きを読む2019.11.01

「国際競争力」のために、何かを切り捨ててよいのか

1992年、大前研一さんが提唱していた「平成維新(の会)」はなかなか衝撃でありまして、まだ当時は「新自由主義」というものが何者か皆良く分かっておらず、失われた10年の立役者でもある竹中平蔵さん(と故・与謝野馨さんの戦いのなか)で「あ、これはアカンのでは」となるまで日本再興のビジョンとして輝きを放っていました。もちろん、後講釈で言えば単に日本の政治が混乱しただけだったんですが、私も「確かにこれはそのまま実現したら面白いんじゃないか」と柄にもなく興奮したこともありましたし、選挙の手伝いに駆り出されていろいろやったりしました。90年代は、まだ日本は上を見ていられた時代なんですよね。(やまもといちろう)
続きを読む2019.10.29

ついにアメリカがペンス副大統領の大演説で対中対立の道筋がついてしまう

「やるぞやるぞ」と言われて、いままで「まあ、そうは言ってもまだ経済面の競争に過ぎないから」と羽交い絞めのような感じで対応していた米ホワイトハウスも、ついにペンス演説が出てしまいました。一年ぶりの大演説となったわけですが、いままで「米中対立というのは中国一国を押さえれば済むビジネス上の紛争に過ぎない」としてきた俺たちのトランプ大統領の概念から、一歩も二歩も進んで「中国というのは独裁的な国家体制を輸出する民主主義の敵である」という概念の戦いとする俺たちのペンス副大統領のほうがより大きなアメリカの意志だぞということで、アメリカ議会もそれなりに総立ちで超党派の対中タカ派が勃興、いわゆる武闘的なネオコン派(ネオ・コンサーバティブ)と合体して本格的な覇権争いにシフトしたぞというのが世界の大構造であります。何がヤバいって、もちろん問答無用で日本もこれに巻き込まれるわけです。(やまもといちろう)
続きを読む2019.10.28

変化が予測できない時代

Googleは“Sycamore”と彼らが呼ぶ量子コンピューターが、量子超越性を有したと発表して、テクノロジー業界に激震が走りました。彼らの論文によると、一般的なコンピューターであれば数千年かかるとされる処理が、Sycamoreではおよそ3分半ぐらいで計算を終えるというのです。(本田雅一)
続きを読む2019.10.28

インド最大の都市で感じる気候変動の脅威

今週は、ムンバイにいます。昨年の同じ時期にも訪れましたが、日々降り続く雨は明らかな異常気象で、地球全体が2019年を境に、まったく別の気象環境に突入したように、あちこちまわって感じています。(高城剛)
続きを読む2019.10.28

気候変動がもたらす望まれない砂漠の緑地の皮肉

今週は、タール砂漠のオアシス、ジャイサルメールにいます。大きなインドのなかで、最大の面積を誇るラジャスタン州は、広大なタール砂漠を擁していますが、この地が砂漠になる前は、偉大なる文明の地でもありました。それが、インダス文明です。しかし、インダス文明は滅びます。その理由は、紀元前2000年を前後して起こった気候変動が、豊かだったこの地を不毛にしてしまったからに他なりません。(高城剛)
続きを読む2019.10.21

吉野彰さんノーベル化学賞に想う、リチウムイオン電池と現代デジタル製品

今年は吉野彰さんらリチウムイオン電池の発明者たちに、「ノーベル化学賞」が授与されることが発表された。「ノーベル賞」と聞いても、どこか人ごとのような世界に思っていたが、青色ダイオードの開発とともに、リチウムイオン電池は、現代のテクノロジー製品にとって必要不可欠な技術だ。今回は、少し昔話を交えながら、このリチウムイオン電池についてコラムを進めていきたい。(本田雅一)
続きを読む2019.10.17

昼も夜も幻想的な最後のオアシス、ジョードプル

(高城剛)
続きを読む2019.10.14

バンクーバーの街中で出会う「みっつの団体」

今週は、バンクーバーにいます。もうすっかり秋模様のカナダですが、街を歩くと「みっつの団体」に日々出会います。ひとつめの団体は、ハリウッド大作映画の撮影隊。(高城剛)
続きを読む2019.10.07

友人知人との別れと世迷いごとの類

このところ、歳も歳だからか、私も身の回りに幸せなことと不幸なことが交互にやってくるようになりました。悲しいなあと思いつつ、来し方の想いを抱くにあたり、みな、やりたいことはやり遂げられたのだろうか、思い残すとしたら何だろうかと思わざるを得ません。(やまもといちろう)
続きを読む2019.09.30

ひとりの女性歌手を巡る奇跡

このところ、ある女性歌手の取材記事、いわゆるルポライティングを書いていた。彼女に訪れた巡り合わせは奇跡的とも言えるものだ。今回は彼女の話を、また別の角度から書いてみたい。(本田雅一)
続きを読む2019.09.30

美食にサーフィンに映画と三拍子揃ったサンセバスチャンの「美味しさ」

今週は、サンセバスチャンにいます。いまから7年前に出した自著「人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―スペイン サン・セバスチャンの奇跡」は、おかげさまで、いまも増刷を続ける超ロングセラーの一冊となりました。いったい、なぜこんな通年天気が悪い小さな街が、世界有数の美食都市になったのでしょうか?(高城剛)
続きを読む2019.09.30

【対談】名越康文×平岩国泰 ほめればほめるほどやる気を失う子どもたち〜「放課後」だから気づけた、子どもの自己肯定感を伸ばす秘訣

名越 この本(『「自己肯定感」育成入門』)を今年の春に出されたということですが、なぜ「自己肯定感」というテーマを取り上げることになったんでしょう? 平岩 きっかけは15年前、アフタースクールの活動を始めた頃に、子どもに言われたある一言がありまして……。(名越康文)
続きを読む2019.08.05

中央線に「サブカルクソ女人生」の夢ひらく!? 映画『歌ってみた 恋してみた』 上埜すみれ×深琴対談

高円寺を舞台に、脳内妄想の強い「サブカルこじらせ女子」と、実像と虚像の間で揺れ動く「男の娘」との友情、そして男性ミュージシャンとの対立をミュージカル仕立てで描いた祝祭的な映画『歌ってみた 恋してみた』(西荻ミナミ監督作品)。主演の「サブカルこじらせ女子」を演じた上埜すみれと、中央線女子を象徴するような役を演じた深琴が、都内某所で対話した。(切通理作)
続きを読む2019.07.08

役の中に「人生」がある 俳優・石橋保さん(映画『カスリコ』主演)に訊く

昭和40年代の土佐を舞台に、“手本引き”という賭博にハマッて身上をつぶし、高知一の料理人から賭場の下働き「カスリコ」に転落した男の人生を描くモノクロ映画『カスリコ』。その主演の石橋保さんにインタビューする。(切通理作)
続きを読む2019.06.26

今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編

昨年(2018年)、ケンブリッジ大学の栄養疫学者、今村文昭さんのインタビュー記事をWebナショジオに掲載しました。なんと9回にわたる超巨編で、これは、前野ウルド浩太郎さんをモーリタニアに訪ねた時以来のものでした。中身の密度の濃さも、これまでの連載の中で屈指でしょう。それだけ書いたのに、触れたくて触れられなかった(インタビューで聞いたのに書けなかった)テーマがあります。「査読」についてです。(川端裕人)
続きを読む2019.05.12

「家族とはなんだって、全部背負う事ないんじゃない?」 〜子育てに苦しんだ人は必見! 映画『沈没家族 劇場版』

男女雇用機会均等法が施行されて十年目の1995年、シングルマザーの女性が、血のつながった家族にこだわらず、赤の他人が集まって一人の子を育てる共同保育・共同生活を実践。そんな環境で育った赤ちゃんが成長して映画監督となり、「沈没家族」と呼ばれたかつてのメンバーたち、そして母と父にあらためて向き合い、「家族とは何か」を浮き彫りにするドキュメンタリー。ライター・須々木ユミが、母親として、世間では通常形態である、「配偶者との家族で子どもを育ててきた」側から、本作『沈没家族』を照射した。(切通理作)
続きを読む2019.04.08

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第2回

川端:前回、今、動物園の現場で、2つのことが共感を得るし、また、質問を多く受けると聞きました。それを具体的に教えてください。1つ目は、「評価」でしたね。これは、教育プログラムを行ったとして、その評価を行うということですね? 松本:そうですね。どうやって評価をすればいいかと、よくご相談をうけます。(川端裕人)
続きを読む2019.04.06

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第1回

「動物園教育で子どもたちがアクティブに! 〜主体的な学びを支援する楽しい観察プログラム〜」という本が話題になっています。動物園は教育の場という認識は、多くの関係者が共有している「コンセンサス」だと思いますが、じゃあ、そこでなにをするの? なにができるの? というのが長年、暗中模索の状態だったのではないでしょうか。(川端裕人)
続きを読む2019.03.14

3月移動に地獄を見た話

4月から故郷宮崎で仕事をするためには、当然ながら3月中に引っ越しをしなければならない。新居はまたあとで決めるとして、3月は移動が集中する時期だ。まずは僕と娘1人だけの移動なので、単身パックに毛が生えたようなもので引っ越しできるんじゃないかということで、見積もりをとってみた。(小寺信良)
続きを読む2019.03.11

パワーは正義。USB Type-C PDで変わるモバイル

2015年発売のMacBook以降、Appleのノート型ではすべての端子がUSB Type-C(以下USB-C)になった。筆者が使っている2016年発売のMacBook Proでは、左右に2つずつ、合計4つのUSB-C端子がついたが、この段階でもまだ対応機器が少なかったため、そのメリットが十分に活かされずにいた。強いて上げれば、左右どっちからでも充電できるというぐらいだろうか。これがようやく最近になって、徐々にメリットが感じられるようになった。(小寺信良)
続きを読む2019.02.25

この冬は「ヒートショック」に注意

冬場になると日本では、「ヒートショック」と言われる現象が多数報告されている。これは寒暖差の激しいところに移動することで血圧が急変し、失神したり、心筋梗塞や脳梗塞に至る現象である。これには、日本家屋の構造が大きく影響しているようだ。(小寺信良)
続きを読む2019.02.11

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第3回

川端:この本を読むと、オランウータンの一生は、まだまだミステリアスだというのがよくわかります。 久世:そうそう、川端さんに「こんなにわからないことがあるんだ!」というコメントをいただいたんですけど、私としては「やっとここまで解明されました!」という感覚なんですよ(笑)。(川端裕人)
続きを読む2019.02.02

YASHICAブランドのスマホ向け高級レンズを試す

最近は展示会取材の写真は、ほぼiPhoneで撮影している。ただしiPhone一発では、ブースの全景といった広い絵が撮りづらい。そこで以前からスマホ用の広角レンズを色々と試してきた。今回は2年ぶりのCES取材という事もあり、いいレンズが欲しいなぁとネットを物色していたところ、YASHICAブランドでスマホ用レンズを出しているのが目にとまった。価格はAmazonで4,800円と、一般的なスマホ用レンズより飛び抜けている。この価格がただのブランド代だったイヤだなと思ったが、ものは試しと言うことで買ってみた。今回はこのレンズと、歴代使ってきたクリップレンズを比較してみたいと思う。(小寺信良)
続きを読む2019.01.28

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第2回

久世:ただ、ここ数十年を通してすでにサラワクに野生動物がいなくなってしまったというようなこともあって……。それは環境破壊に加えて、宗教的な事情もあるんです。もともとサバ州はイスラム教徒が多くて、サラワク州はキリスト教徒の人が多いんですけど。キリスト教って、イスラム教に比べると食べ物に関して厳しい戒律がない。イスラム教では食べられる動物が戒律で制限されているから、おのずと食用目的で野生動物が狩られることも少ないんですね。(川端裕人)
続きを読む2019.01.25

意外に簡単に見られる新4K放送。だが課題も…

12月1日より、BS/110度CSによる新4K放送がスタートした。右旋および左旋での放送となるが、NHKおよび在京民放キー局の放送は右旋なので、従来設備でも受信できる。ただし日本テレビの「BS日テレ」だけは来年9月1日からの放送開始なので、まだ見られない。一応筆者も仕事柄、4K放送の内容は把握しておきたいと思い、4Kチューナーを購入して受信してみた。今回は、既存設備で新4K放送を受信するまでのプロセスをご紹介しよう。(小寺信良)
続きを読む2019.01.07

使ってみたら便利だったDropbox「スマートシンク」

筆者は自宅で原稿を書くときはMac mini(2014)、外出先ではMacBook Pro(2016)という体勢で仕事をしてきた。だがMacOS Mojaveにアップデートしてからというもの、Mac miniのレスポンスが大幅に下がり、原稿を書くにも支障が出る遅さとなってしまった。まあちょっと様子を見るか、ということで、普段はカバンの中に入れっぱなしのMacBook Proを、自宅原稿書き用マシンと兼用にすることとなった。ストレージ容量は256GBだが、モバイルだからそれで済んでいたわけで、メインマシンともなると参照したいファイルが多く、これでは心もとない。しばらくはDropboxの同期フォルダを増やしたり減らしたりして調整してきたが、いつもストレージ容量を気にしながら仕事するのも精神衛生上よろしくないので、どうにか手段を考えることにした。(小寺信良)
続きを読む2018.12.17

川端裕人×オランウータン研究者・久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて >第1回

—川端さんと久世さんをつないでいるテーマはやはり「オランウータン」「オランウータン研究」だと思うので、そのあたりを中心にお話を伺っていきたいのですが。 久世:川端さんと一緒にオランウータンを見に行ったのが2010年。それで、2016年に、川端さんがナショナルジオグラフィック日本版で記事にしてくださったんでしたね。(川端裕人)
続きを読む2018.12.11

準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」

発売されてちょっと時間が経ってしまったが、PFUのドキュメントスキャナ、ScanSnap iX1500を試用する機会に恵まれた。本機は10月12日発売で、現在ネットでの実売は4万円半ばといったところである。今回10年ぶりに新作に触って、ほぼ別物になっていたことを確認できた。(小寺信良)
続きを読む2018.12.10

空想特撮ピンク映画『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』 南梨央奈×佐倉絆×瀬戸すみれ×国沢実(監督)座談会

出演者である南梨央奈、佐倉絆、瀬戸すみれのお三方と、国沢実監督交えた座談会を、初号試写の直後に行ないました。司会は同作品の脚本担当者でもある私(切通理作)が務めたのですが、国沢監督が所用で参加が遅れたため、美人女優さんに囲まれてアガリッ放しの様子は、ご容赦頂ければと思います!(切通理作)
続きを読む2018.11.21

どうなる? 小中学校へのスマホ持ち込み

10月13日に毎日新聞が報じたところによると、大阪府教育委員会が、現在原則禁止となっている携帯電話やスマートフォンの持ち込みを、見直す方針を固めたという。小中学校への携帯電話持ち込み禁止は、2008年に当時の橋下徹知事が決めたもので、それをきっかけにこの動きは全国に拡がった。当時は安全のために子供に持たせたいという保護者と、学校に勉強以外の物を持ち込ませたくない学校側とが対立し、学校が文科省にお墨付きが欲しいとして、2009年に通知を出させたという経緯がある。この通知は今も生きていて、全国の公立小中学校が原則携帯電話やスマートフォンの持ち込みが禁止されているのは、これを根拠としている。(小寺信良)
続きを読む2018.11.12

PTAがベルマーク回収を辞められないわけ

筆者はシングルファーザーになって以来、学校のPTA活動には積極的に参加してきたほうであろう。本部役員こそやってないが、広報委員長や成人教育委員会副委員長などを歴任し、花壇の植え替えや校内清掃などのボランティアにもほぼ参加している。そんな中でも、やってない活動がある。ベルマーク集計だ。(小寺信良)
続きを読む2018.10.29

このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」

ゴリラポッドという三脚をご存じだろうか。ミニ三脚の一種だが、三本の足が自在に曲がるようになっていて、どこにでも巻き付けてカメラを固定できるとして、もう10年ぐらい前から地道に人気のある商品である。こうした「フレキシブル三脚」とでも言うようなジャンルは、出始めこそ類似商品が出回ったものの、新しいコンセプトの製品はなかなか登場しなかった。それだけゴリラポッドは汎用性が高かったという事だろう。そんな中、「SQUIDDY(スクイディ)」は、まさに新コンセプトのフレキシブル三脚だと言える。(小寺信良)
続きを読む2018.10.22

「脳内の呪い」を断ち切るには

ぐるぐるといつも同じことを考えてしまう。 意味もないし、建設的でもなく、辛いので止めたいと思っていても止められず、気づくといつのまにかまた考えてしまっているーー。 そんな経験のある人は少なくないと思います。 最近気づいたのは、こうした「脳内の呪い」の構造は、心理学の「強化理論」を拡張することで説明可能だということです。(西條剛央)
続きを読む2018.09.19

「狭霧の彼方に」特別編 その3

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第3回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.16

「狭霧の彼方に」特別編 その2

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第2回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.14

「狭霧の彼方に」特別編 その1

今年(2018年)の5月31日、私は何年も前から考えていた「見合い」を一つ実現させた。「見合い」と言っても男女の出会いを世話したわけではない。浄土真宗の世界で近年その声名が高くなられている釈徹宗・如来寺住職と、私がこのメールマガジンで、かなり長い間往復書簡を行った田口慎也氏のお二人を是非引き合わせたいという企画がその「見合い」である。(甲野善紀)
続きを読む2018.09.12

スマホv.s.PC議論がもう古い理由

PC、IT系ライターの世界は、20代後半から30代半ばの人たちに主力が移りつつある。そういう人たちの中には、原稿の執筆自体をスマホだけで完結してしまう人が出てきている。これまでそういう人たちを、自分とはジャンルの違う、もっとライトな原稿で済む人だと認識していたが、そもそもWEBのテキスト仕事の主軸がそちらに移っている現在では、僕のようなヘヴィな長文を書く方がむしろ亜流になりつつある。パソコンがないと原稿を完成させられないようなライターは、僕らの世代で最後になるかもしれないということである。(小寺信良)
続きを読む2018.09.10

『つないだ手をはなして』主演川上奈々美さんインタビュー

25日(土)よりスタートした「OP PICTURES+フェス2018」。9月14日(金)まで、テアトル新宿にて開催される。ピンク映画は成人映画、つまりR18として公開された作品だが、OP PICTURES+フェスでは中学卒業の年齢から見れるR15版が一般映画館で一挙に上映される機会なのだ。別編集で、18版にはなかったシーンがあったりと、一度観た観客にとっても新鮮な印象をもたらしてくれる。今回その中で公開された作品の主演女優である川上奈々美さんにインタビューを試みた。(切通理作)
続きを読む2018.08.27

ネット教育今昔物語

先週の土曜日、LINE株式会社主催で、子供のネットリテラシー教育に関わる人たちが集まって、情報交換会が行われたので、参加してきた。今回が初めての試みで、年内に3回の実施が予定されている。(小寺信良)
続きを読む2018.08.27

「お気持ち質問」本当の意味

ワイドショーでは今日も、日本ボクシング連名会長辞任劇や皇室婚約延期問題など、我々の生活とはかけ離れたニュースを懸命に報じている。不祥事はともかくも、人の結婚の話は色々デリケートなんだからそっとしといてやれよと思うのだが、そういうプライバシーをあれこれ言うのがワイドショーの役割であるから、仕方がない。ところでこうした本人取材において、テレビレポーターからよく発せされる質問に、「今のお気持ちをお聞かせください」というものがある。ネットでは、気持ちなんか聞いてどうするんだ、という声もあるところだ。確かに報道機関が押さえなければならないのは事実関係であり、当事者の気持ちはどうでもいいように見える。ではなぜレポーターは気持ちを聞きたがるのか。(小寺信良)
続きを読む2018.08.13

作家を目指すあなたへ その1〜「書き出しの一行」が小説作品全体のたたずまいを決定する!

でき上がった作品の書き出しと、小説の書き始め方はイコールではないのだから、どこから書き始めようと作者の自由である。二行目からであろうと、あるいは最後の一行からであろうと、書き手の書きやすいところから入ればよい。(草薙渉)
続きを読む2018.07.30

「小学校プログラミング必修」の期待と誤解

次期改訂学習指導要領にて、2020年より小学校から順次、プログラミング教育が導入されることとなった。すでにこれに関する広告も盛んに行なわれているところだが、あまり先行しすぎて、イメージだけで語られてしまう危惧も出てきている。例えば主要5教科と並んで「プログラミング」が新設されるとか、全員に教育用のパソコンが必要になるとか、プログラム言語習得が必須とかいった話はよくある誤解であろう。(小寺信良)
続きを読む2018.07.23

川端裕人×荒木健太郎<雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談>第3回

荒木健太郎さんとの対話を採録します。荒木さんは、関東雪結晶プロジェクトの主催者としてまずは知りました。かれこれ2年半前だとおもいます。その時に読んだ「雲の中では何が起こっているのか」は、衝撃的な傑作でした。「優しい文章で語る」ことをひたすら志向しながら、書かれていること自体は、アバウトに丸め込んで平易にするのではなくて、ちゃんとディテールを大事にした、つまり、背景にある理論に忠実なものだと感じたからです。(川端裕人)
続きを読む2018.07.21

「骨伝導」のレベルが違う、「TREKZ AIR」を試す

頭蓋骨に振動を与えて音を聴く「骨伝導」は、元々補聴器に使われてきた技術だが、これを使って音楽を聴くというソリューションは以前から何度も試みられている。例えば枕に骨伝導アクチュエーターを仕込んで寝ている際に音楽を聴こうとか、スイミング中に音楽を聴こうとか、色々な応用が効く技術だからだ。(小寺信良)
続きを読む2018.07.09

明日にかける橋 1989年の想い出

1989年を舞台に、地方都市でのゆるやかな日常から物語は始まるのだけれど、女子高生であるヒロインの弟(小学生)が交通事故死したことから、暗い影が差し始め、まるでバブルがはじけリーマンショックに見舞われる世情と期を一にするかのごとく、この後何もかもがうまくいかなくなる一家の数十年が描かれていく。(切通理作)
続きを読む2018.07.02

Macを外でどーすんだ問題を解決する「cheero Power Deluxe」

筆者はまる1日取材と執筆で出かけているという事はそれほど多くないのだが、場合によっては記者発表会を2件ハシゴする合間にネカフェに籠もって仕事、というパターンはある。持ち歩き用のMacBookPro 2016はその間稼働しっぱなしになるが、最大10時間稼働は伊達ではなく、大抵は充電無しでなんとかなる。ただ、こういう日が2日続くと、つい家に帰って充電するのを忘れて、翌日もカバンに入れたまま出かけてしまうという事がある。こうなると2日目は2時間程度しか保たず、あとはリュックの中でただの「重り」と化すわけだ。ACアダプタを持ち歩けばいいじゃないかと思われるかもしれないが、純正アダプタはサイズが大きく、サードパーティのものもそれほどサイズに代わりはない。cheeroから5月末に発売された「Power Deluxe 20100mAh」は、USB PD 45Wに対応するという。ということは、MacBookProも相当の速度で充電可能になるわけだ。早速試してみた。(小寺信良)
続きを読む2018.06.25

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