脳と味覚の関係

取材の中で知った興味深い話について書きたいと思います。それは「すべてのことは脳が感じている」ということ。例えば“味覚”。美味しい、美味しくない。いやもっと複雑な味覚を皆さんは感じていますが、それらは脳が感じている“幻想”でしかない、ということです。(本田雅一)
続きを読む2019.08.19

「表現」を体の中で感じる時代

今週は、熊本にいます。「月読みレモン」等で知られる「にしだ果樹園」を訪ねるため、モントリオールから東京を経て、九州へやって参りました。この果樹園の栽培は、よくある自然栽培、有機栽培の無肥料無農薬栽培だけでなく、地球がもっとも影響を受けやすい月の運行にあわせて収穫している点に特徴があります。(高城剛)
続きを読む2019.08.12

新宿が「世界一の屋内都市」になれない理由

今週は、モントリオールにいます。冬が長いことでも知られるこの街の夏は、湿度が低く、晴天が多い過ごしやすい時期ですが、ついつい癖で、どこにいくにも地下街を歩いてしまいます。世界最大と言われるモントリオールの地下街(通称:RESO)は、真冬には氷点下20度まで下がることから、ダウンタウンの地上及び地下に広がる複合商業施設を接続し、巨大地下都市を形成しています。(高城剛)
続きを読む2019.08.05

初めての『女の子』が生まれて

いろいろありましたが、ようやく落ち着いたので報告がてら。今年5月に、山本家の第4子となる長女が生まれました。令和の女だ。現在2か月を過ぎ、退院してしばらく経ったので、ようやく「ああ、女の子が生まれたのだなあ」という実感が湧いてきました。(やまもといちろう)
続きを読む2019.07.31

在韓米軍撤退の見込みで揺れまくる東アジア安全保障と米韓同盟の漂流

ついに「その日が来た」と申しますか、在韓米軍に関するコスト負担を米トランプ政権が韓国政府に突き付ける事態が激化しまして、騒ぎが広がっています。先にこの問題を留保する情報を出しておくと、18年8月13日に成立している米議会でのNDAA2019により、在韓米軍はその実数において兵力を「22,000以下にすること」を禁ずる条項を挿入しており、金額面での交渉をいくらトランプ政権が韓国文政権に吹っ掛けたとしても完全撤収することは大統領の権限では不可能であるということは知っておくべき事項です。(やまもといちろう)
続きを読む2019.07.31

ボツ原稿スペシャル 文春オンラインで掲載を見送られた幻のジャニー喜多川さん追悼記事

世の中いろいろあるもので、文春オンライン向けに記事を書いたところ「ジャニーズ事務所は扱わない方向で」としてボツ記事が発生しまして、その週の週刊文春でジャニーズ事務所がトップ記事になるという椿事が発生しました。長年いろんな媒体さんでお付き合いしていると、年に二度三度は発生するあるある話でして、ああ掲載できないのかと思って代替原稿を背中丸めて書くのがベテラン書き手の流儀であります。(やまもといちろう)
続きを読む2019.07.30

「親子上場」アスクルを巡るヤフーとの闘い

先般より、大株主であるヤフーとアスクルを巡る争いが世間を騒がせておりまして、微小の株式しか持っていない木っ端アスクル株主である私としても興味津々で見ています。個人的には、まだまだ成長の余地のあるいい会社だと思うんですよね、アスクル。(やまもといちろう)
続きを読む2019.07.30

迷走する吉本興業の問題が“他人ごと”だけでは済まない理由

本来ならば、それほど大きな問題に発展する話でもない。ところが、問題を抱えつつもバランスを保っていた組織に掛け違いが始まると、あとは静かな崩壊が進むものなのだろう。僕は芸能界の人間でもなければ、芸能事務所を経営しようとも考えていない、単なる傍観者でしかないが、吉本興業を巡る話題で日本中が埋め尽くされてから、しばらくの日数が経過しているというのに収まりそうにない。(本田雅一)
続きを読む2019.07.30

大きく歴史が動くのは「ちょっとした冗談のようなこと」から

今週はベルリンにいます。この夏、歴史が変わることになった「汎ヨーロッパ・ピクニック」から30年が経ちます。1989年当時、ソ連のペレストロイカに続き、ポーランドやハンガリーでも民主化に向かいつつありましたが、分断された東ドイツでは、いまだ発言の自由も渡航の自由もままならない状況が続いていました。(高城剛)
続きを読む2019.07.29

アフリカ旅行で改めて気付く望遠レンズの価値

今週は、キリマンジャロの裾野に広がるタンザニアのセレンゲティ国立公園にいます。マサイ語で「果てしなく広がる平原」の意を持つセレンゲティは、3つの州にまたがるタンザニアの自然保護を目的とした広大な国立公園で、1981年にユネスコ世界自然遺産に登録されたサバンナ地帯です。(高城剛)
続きを読む2019.07.22

楽天モバイルが先行する“MNO”に追いつくために

7月9日、楽天モバイルがDMM.comが運営するMVNO「DMM Mobile」(約24万回線)の買収を発表しました。現時点ではDMM.comと同じMVNO(仮想ネットワーク事業者)ですが、今年10月には電波帯域を割り当てられ、自前の回線を整備していくことになっており、そのためにベースとなる顧客層を広げていきたいという意図があるのでしょう。(本田雅一)
続きを読む2019.07.16

様々な意味で死に直面する「死海」の今

今週は、イスラエルの死海にいます。ヨルダンとイスラエルにまたがる死海は、海抜マイナス418メートルと、この星の地表でもっとも低い場所に位置する塩湖です。海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の湖水は約30%の濃度を有するため、強力な浮力がある海として世界的に知られており、それゆえ、生物の生息には不向きな環境でもあります。つまり「死海」なのです。(高城剛)
続きを読む2019.07.15

「代替」ではなく「補完」することで「統合」する医療の時代

今週は、沖縄本島の恩納村にいます。僕が尊敬する西洋医療の医師と東洋医療の才人と3人で、ホテルの施設内から一歩も出ずに、徹底したグルテンフリーの食事をとり、日々レクチャーと討議、そして治療を施しあいながら、「次の医療」を模索しています。(高城剛)
続きを読む2019.07.08

観光バブル真っ直中の石垣島から

今週は、石垣島にいます。この島のホテル建設ラッシュは異常な速度で、ここ2年間だけみても、ホテル2000室以上が開業に至りました。静かでのんびりできるのが本来の魅力だった石垣島は、すでに6月末から大混雑。その理由は、梅雨明けで台風前の良いシーズンであるのと、7月から航空運賃が上がるため、「沖縄通」はこの時期を見逃さない点にあります。東京からの便も満席が相次ぎ、街の中心地は人だらけ。もう夏、真っ盛りです! しかし、どこのホテルも実態は酷い有様。(高城剛)
続きを読む2019.07.01

創業メンバーをボードから失った組織の力学

先日、久々に元ソニー(現在はシニアアドバイザー)の平井一夫さんとお会いしました。話が弾みすぎてインタビューを完遂できず、その後、2回目のインタビューをお願いすることになってしまいましたが、初回のミーティングはシニアアドバイザーとなった初日だったそうで、新しい名刺を受け取ってきました。(本田雅一)
続きを読む2019.06.28

G20直前で思うこと

というわけで、大坂でG20が今日28日、29日と二日間行われます。それに先だって行われた日中首脳会議は、見ている私たちが唖然とするほど穏便に、かつ平和に終わり、また懸案について参席していることの大多数はおそらく何も語られないという、先日のトランプさん訪日慰安旅行よりも微妙な内容だったためにびっくりしています。(やまもといちろう)
続きを読む2019.06.28

教育経済学が死んだ日

このところ、幾つか発達障害や2Eと言われるギフテッドな子どもと特殊な能力を併せ持つ医療の現場を見ていて、ようやくADHDが「障害」ではなく「才能の一つ」と認知されるようになってきた、という話が出てきました。(やまもといちろう)
続きを読む2019.06.28

仮想通貨周りやオンラインサロンが酷いことになっている現状について

私も投資家や士業向けのリアルサロンを運営させていただいているので、変な形でオンラインサロンが炎上すると「そういう雑な運営や、よこしまな儲け方をする主宰者ってどうなのかな」と思ったりもするのですが、ともかく現在猛烈に炎上している案件がKAZMAX氏のネタです。ヤフーニュースや文春オンラインで記事にしましたが、ちょっと余波が大きいので、改めてメルマガでもヘッドライン記事にしようと思い立ちました。(やまもといちろう)
続きを読む2019.06.27

自分との対話として「書く」ということ

今週は、ヒマラヤ5000メートル越の山から、インドのマナリ、パンジャーブ州チャンディガール、デリー、東京、金沢と移動しています。ボンベで酸素吸入しながら登るヒマラヤの山々から、イスラエル・ヒッピーの町オールド・マナリ、コルビジェが都市デザインを手がけたチャンディガール、南アジア最大の都市デリーから世界最大の都市圏人口を誇る東京、そして古都金沢と短期間で移動すると、低酸素地帯にしばらくいたせいか、目の前にある現実が、現実のように思えません。(高城剛)
続きを読む2019.06.24

ファッション誌のネットを使った政党広告炎上は本当に“炎上”だったのか

夜間飛行・発行人の井之上さんから「『ViVi』の政党広告炎上についてどう思いますか?」とメールが届きました。僕はこう質問されるまで、この件をよく知らなかったのですが、ファッション誌の『ViVi』が自民党のスポンサーで政党広告を掲載。そのことが政治的平等性を損なうのではないか? と言われ、ネットで炎上しているのだと“ネット上の検索で”知りました。掲載されていたのはViViのウェブ版のようですから、ネット以外のコミュニティで話題にならないのは当然なのでしょうが、それよりなにより、そもそもこれを“炎上”として取り上げるマスコミがあることに驚きました。なぜなら、とても炎上と言えるものではなかったからです。(本田雅一)
続きを読む2019.06.17

小さな仏教都市にも訪れている世界的な観光バブル

今週は、インドのダラムサラにいます。インド北部の小さな町は、1953年に中国人民解放軍がチベットを軍事制圧したチベット動乱により、ラサを追われたダライラマ14世に対し、インド政府がダラムサラの一角(マックロード・ガンジとカンチェン・キション)を提供したことから、ここにチベット亡命政府が発足し、世界的に注目を集める場所となりました。もともとこの街は仏教が盛んな土地で、19世紀にはチベット人による僧院の建立もあったことから、チベット動乱の際に、逃げ出した数万のチベット人が当地に移住。しかし、彼ら(と二世)はいまも「難民」であり、正式なパスポートを保有していない状況が続いています。(高城剛)
続きを読む2019.06.17

世界的観光地が直面するオーバーツーリズムと脱観光立国トレンド

今週は、バルセロナにいます。「5月40日まで、コートはしまうな」(Hasta el 40 de mayo no te quites el sayo.)と地元の人たちが口々に言うのは、6月10日までは天気が不安定で、雨が降ったり、突然寒くなったりすることがあるからですが、この一週間、幸いバルセロナでは好天が続いています。さて、いまや世界一の観光都市として名高いバルセロナですが、実は、数年前から市が観光戦略を大きく変更しています。(高城剛)
続きを読む2019.06.10

映像製作とカンナビス・ビジネスが熱いロサンゼルス

今週は、ロサンゼルスにいます。ロサンゼルスを走っていると、先月以上にカンナビス関連の巨大ビルボードを目にします。夏が近いこともあり、また、タバコやアルコールに次ぐ、第三の嗜好品として突如躍り出たこともあって、街中で見かける広告は、Netflix、ビール、そしてカンナビス関連が目立ちます。(高城剛)
続きを読む2019.06.03

「一人負け」韓国を叩き過ぎてはいけない

このメルマガでもかねて米中対立、貿易紛争から新たな冷戦構造へと移り変わっていく令和時代について考察を重ねてきているわけですが、ここにきて抜き差しならない問題になっているのが隣国・韓国の苦境です。(やまもといちろう)
続きを読む2019.06.01

安倍政権「トランプ接待」外交大成功ゆえに、野党に期待したいこと

安倍晋三総理というのは物凄い豪運と能力を持った宰相であると思います。安倍さんに対する好き嫌いはあったとしても、この日米関係が極めて重要な節目の時期に、隣では米中対立が激化し貿易紛争から具体的な冷戦構造へと進んでいく中、そのアメリカとの信頼関係をこうも劇的に、深く、強力に推し進められた政治家はいません。トランプ大統領が変わった人だというのもありつつも、そういう人との信頼関係を築き、日米関係の緊密さと大事さをアピールできたというのは日本外交における大功績だと言えます。(やまもといちろう)
続きを読む2019.05.31

ファーウェイ問題から想像する強者にとっての心地よさ

ファーウェイ問題を引きずりつつ、日本にトランプ大統領がやってきました。ご存知の通り、ここ1週間ほど“ファーウェイ問題”が大きな話題になっています。この話について、日本テレビ報道局国際部の方とディスカッションしてみたのですが、そこで感じたのは、ファーウェイに対する米企業の輸出禁止が与える日本への経済的なダメージを小さく見積もりすぎではないか? と感じました。(本田雅一)
続きを読む2019.05.27

私事ながら、第4子になる長女に恵まれました

すでにブログでも報告申し上げたのですが、先週、第4子になる長女に恵まれまして、家内も無事に退院して自宅に戻ってきました。それにしても、大変だったし、長かったです。妊娠初期から切迫早産で家内がダウン、産休せざるを得ない状況に追い込まれて、また絶対安静を言われて介護・育児については私のワンオペ状態に。もちろん都度都度義母(こちらもまた体調が悪い)とヘルパーさんほかで上手くやりくりし、どうにか出産にまで漕ぎ着けた感じです。(やまもといちろう)
続きを読む2019.05.27

貯まっても使う機会に恵まれないマイレージに思うこと

今週は、ロンドン、東京、シドニー、東京、富山と、移動ばかりの慌ただしい日々が続いています。よく頂戴するご質問に、マイレージやマイレージのステータスは、一体どうなってますか? というのがありまして、大体、年間の三分の一程度、つまり4月いっぱいで、毎年どこかのアライアンスが最高レベルのステータスまで達しています。今年は、北米と南米に行くことが多かったので、双方に強いワンワールドの「エメラルド」(JALの「ダイアモンド」)と呼ばれる上位ステータスまで4ヶ月で到達していますが、実はこれによって受ける恩恵は、ほとんどありません。(高城剛)
続きを読む2019.05.27

子どもに「成功体験」を積ませることよりも、親の「しくじった話」が子どもの自己肯定感を育むってどういうこと?

私は、放課後の小学校施設を活用し、地域社会とともに子どもを育てる「アフタースクール」放課後NPOアフタースクール公式サイトという、子どもの創造的な空間づくりを目指すNPOを運営しています。私はこのNPOの代表理事として、15年間で累計5万人以上の子どもたちと向き合ってきました。そんな私が、深い衝撃を受けた出来事があります。それは、アフタースクールの活動を始めて、まだ間もない頃のこと。ある新しいプログラムを「みんなでやろう」と呼びかけたとき、ある男の子がこんな一言を口にしたのです。(平岩国泰)
続きを読む2019.05.25

かつて輸出大国だった日本の面影をモンブランの麓でモンブラン・ケーキに見る

今週は、フランスのシャモニーにいます。この街は、人口1万人に満たないほどの小さな街ですが、年間150万人以上の観光客が訪れる、欧州を代表する観光地として知られています。人々が目指すは、フランスとイタリアの国境に位置するヨーロッパ・アルプスの最高峰。標高4810.9mの山、モンブランです。(高城剛)
続きを読む2019.05.20

新型カメラを同時二台買いするための長い言い訳

今週は、ブラジルのイリュースから数時間奥地に入った小さな村、サンタリタにいます。この村には、かろうじて電気が届いていますが、雨が降ると停電になることが頻繁にあるため、電気が来てたら「今日は、ラッキー!」と考えねば大変なことになります。まず、通電している日に、まとめてバッテリーを充電しなければなりません。 普段から電気が来てないところに行くことも多いため(たぶん、来週も)、「バッテリーを充電するためのバッテリー」も保持しておりますが、それも充電しておく必要があります。(高城剛)
続きを読む2019.05.13

ダイエットは“我慢することでは達成できない”というのが結論

僕のダイエットについて、詳細に書いていくつもりでしたが、このところあまり、具体的な事例について話をしていませんでした。ちなみに現在、僕の体重は最大時の約60%、体脂肪率は45%から18%に落ち、計算上の身体の体積は約半分になりました。「すんごく我慢強く、粘り強く、ストイックに追い込んだんだね」と言われますが、実は自分を追い込んだりはしていませんし、そもそも我慢はしたくないし、粘り強い性格でもありません。それなのに痩せることができた理由は、“我慢して痩せるための努力をする”というやり方を一切しないようにしたからです。そう、ダイエットは“我慢することでは達成できない”というのが僕の結論です。(本田雅一)
続きを読む2019.05.10

いつもは持たない望遠レンズで臨む世界遺産パンタナル大湿原

今週は、ブラジルのパンタナル大湿原にいます。サン・パウロから飛行機で約2時間強、その後、車に数時間揺られ、2000年にUNESCOの世界遺産に登録された「パンタナル自然保護地域」にやってきました。パンタナルの総面積は、日本の本州と同じほど広大です。(高城剛)
続きを読む2019.05.07

大麻ビジネス最前線のカナダを訪れる

今週は、トロントにいます。先進国で、どこよりも先に医療も娯楽も大麻を全面解禁したカナダでは、あたらしい大麻ビジネスが、大躍進しています。(高城剛)
続きを読む2019.04.29

平成の終わり、そして令和の始まりに寄せて

あまり元号に思い入れのない昭和48年生まれの私ですが、昭和が終わるときは何か世間がドタバタしていて、崩御された昭和天皇が下血で苦しんでおられるような報道が続いてものすごい陰鬱な雰囲気であったのを覚えています。まだ高校生だったかと思うのですが、あ、これは元旦まで無理矢理誰かが生かされようとしているぞ、誰かの都合で、みたいな感覚を連日のテレビ報道でぼんやりと思っていました。今回は、今上天皇の英断で、まだご存命、ご健康なうちにご退位されるという話ですので、国民の混乱は最低限に抑えられたという点で非常に良かったのではないかと感じます。お疲れ様でございました。(やまもといちろう)
続きを読む2019.04.28

【対談】名越康文×平岩国泰 ほめればほめるほどやる気を失う子どもたち〜「放課後」だから気づけた、子どもの自己肯定感を伸ばす秘訣

名越 この本(『「自己肯定感」育成入門』)を今年の春に出されたということですが、なぜ「自己肯定感」というテーマを取り上げることになったんでしょう? 平岩 きっかけは15年前、アフタースクールの活動を始めた頃に、子どもに言われたある一言がありまして……。(名越康文)
続きを読む2019.08.05

中央線に「サブカルクソ女人生」の夢ひらく!? 映画『歌ってみた 恋してみた』 上埜すみれ×深琴対談

高円寺を舞台に、脳内妄想の強い「サブカルこじらせ女子」と、実像と虚像の間で揺れ動く「男の娘」との友情、そして男性ミュージシャンとの対立をミュージカル仕立てで描いた祝祭的な映画『歌ってみた 恋してみた』(西荻ミナミ監督作品)。主演の「サブカルこじらせ女子」を演じた上埜すみれと、中央線女子を象徴するような役を演じた深琴が、都内某所で対話した。(切通理作)
続きを読む2019.07.08

役の中に「人生」がある 俳優・石橋保さん(映画『カスリコ』主演)に訊く

昭和40年代の土佐を舞台に、“手本引き”という賭博にハマッて身上をつぶし、高知一の料理人から賭場の下働き「カスリコ」に転落した男の人生を描くモノクロ映画『カスリコ』。その主演の石橋保さんにインタビューする。(切通理作)
続きを読む2019.06.26

今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編

昨年(2018年)、ケンブリッジ大学の栄養疫学者、今村文昭さんのインタビュー記事をWebナショジオに掲載しました。なんと9回にわたる超巨編で、これは、前野ウルド浩太郎さんをモーリタニアに訪ねた時以来のものでした。中身の密度の濃さも、これまでの連載の中で屈指でしょう。それだけ書いたのに、触れたくて触れられなかった(インタビューで聞いたのに書けなかった)テーマがあります。「査読」についてです。(川端裕人)
続きを読む2019.05.12

「家族とはなんだって、全部背負う事ないんじゃない?」 〜子育てに苦しんだ人は必見! 映画『沈没家族 劇場版』

男女雇用機会均等法が施行されて十年目の1995年、シングルマザーの女性が、血のつながった家族にこだわらず、赤の他人が集まって一人の子を育てる共同保育・共同生活を実践。そんな環境で育った赤ちゃんが成長して映画監督となり、「沈没家族」と呼ばれたかつてのメンバーたち、そして母と父にあらためて向き合い、「家族とは何か」を浮き彫りにするドキュメンタリー。ライター・須々木ユミが、母親として、世間では通常形態である、「配偶者との家族で子どもを育ててきた」側から、本作『沈没家族』を照射した。(切通理作)
続きを読む2019.04.08

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第2回

川端:前回、今、動物園の現場で、2つのことが共感を得るし、また、質問を多く受けると聞きました。それを具体的に教えてください。1つ目は、「評価」でしたね。これは、教育プログラムを行ったとして、その評価を行うということですね? 松本:そうですね。どうやって評価をすればいいかと、よくご相談をうけます。(川端裕人)
続きを読む2019.04.06

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第1回

「動物園教育で子どもたちがアクティブに! 〜主体的な学びを支援する楽しい観察プログラム〜」という本が話題になっています。動物園は教育の場という認識は、多くの関係者が共有している「コンセンサス」だと思いますが、じゃあ、そこでなにをするの? なにができるの? というのが長年、暗中模索の状態だったのではないでしょうか。(川端裕人)
続きを読む2019.03.14

3月移動に地獄を見た話

4月から故郷宮崎で仕事をするためには、当然ながら3月中に引っ越しをしなければならない。新居はまたあとで決めるとして、3月は移動が集中する時期だ。まずは僕と娘1人だけの移動なので、単身パックに毛が生えたようなもので引っ越しできるんじゃないかということで、見積もりをとってみた。(小寺信良)
続きを読む2019.03.11

パワーは正義。USB Type-C PDで変わるモバイル

2015年発売のMacBook以降、Appleのノート型ではすべての端子がUSB Type-C(以下USB-C)になった。筆者が使っている2016年発売のMacBook Proでは、左右に2つずつ、合計4つのUSB-C端子がついたが、この段階でもまだ対応機器が少なかったため、そのメリットが十分に活かされずにいた。強いて上げれば、左右どっちからでも充電できるというぐらいだろうか。これがようやく最近になって、徐々にメリットが感じられるようになった。(小寺信良)
続きを読む2019.02.25

この冬は「ヒートショック」に注意

冬場になると日本では、「ヒートショック」と言われる現象が多数報告されている。これは寒暖差の激しいところに移動することで血圧が急変し、失神したり、心筋梗塞や脳梗塞に至る現象である。これには、日本家屋の構造が大きく影響しているようだ。(小寺信良)
続きを読む2019.02.11

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第3回

川端:この本を読むと、オランウータンの一生は、まだまだミステリアスだというのがよくわかります。 久世:そうそう、川端さんに「こんなにわからないことがあるんだ!」というコメントをいただいたんですけど、私としては「やっとここまで解明されました!」という感覚なんですよ(笑)。(川端裕人)
続きを読む2019.02.02

YASHICAブランドのスマホ向け高級レンズを試す

最近は展示会取材の写真は、ほぼiPhoneで撮影している。ただしiPhone一発では、ブースの全景といった広い絵が撮りづらい。そこで以前からスマホ用の広角レンズを色々と試してきた。今回は2年ぶりのCES取材という事もあり、いいレンズが欲しいなぁとネットを物色していたところ、YASHICAブランドでスマホ用レンズを出しているのが目にとまった。価格はAmazonで4,800円と、一般的なスマホ用レンズより飛び抜けている。この価格がただのブランド代だったイヤだなと思ったが、ものは試しと言うことで買ってみた。今回はこのレンズと、歴代使ってきたクリップレンズを比較してみたいと思う。(小寺信良)
続きを読む2019.01.28

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第2回

久世:ただ、ここ数十年を通してすでにサラワクに野生動物がいなくなってしまったというようなこともあって……。それは環境破壊に加えて、宗教的な事情もあるんです。もともとサバ州はイスラム教徒が多くて、サラワク州はキリスト教徒の人が多いんですけど。キリスト教って、イスラム教に比べると食べ物に関して厳しい戒律がない。イスラム教では食べられる動物が戒律で制限されているから、おのずと食用目的で野生動物が狩られることも少ないんですね。(川端裕人)
続きを読む2019.01.25

意外に簡単に見られる新4K放送。だが課題も…

12月1日より、BS/110度CSによる新4K放送がスタートした。右旋および左旋での放送となるが、NHKおよび在京民放キー局の放送は右旋なので、従来設備でも受信できる。ただし日本テレビの「BS日テレ」だけは来年9月1日からの放送開始なので、まだ見られない。一応筆者も仕事柄、4K放送の内容は把握しておきたいと思い、4Kチューナーを購入して受信してみた。今回は、既存設備で新4K放送を受信するまでのプロセスをご紹介しよう。(小寺信良)
続きを読む2019.01.07

使ってみたら便利だったDropbox「スマートシンク」

筆者は自宅で原稿を書くときはMac mini(2014)、外出先ではMacBook Pro(2016)という体勢で仕事をしてきた。だがMacOS Mojaveにアップデートしてからというもの、Mac miniのレスポンスが大幅に下がり、原稿を書くにも支障が出る遅さとなってしまった。まあちょっと様子を見るか、ということで、普段はカバンの中に入れっぱなしのMacBook Proを、自宅原稿書き用マシンと兼用にすることとなった。ストレージ容量は256GBだが、モバイルだからそれで済んでいたわけで、メインマシンともなると参照したいファイルが多く、これでは心もとない。しばらくはDropboxの同期フォルダを増やしたり減らしたりして調整してきたが、いつもストレージ容量を気にしながら仕事するのも精神衛生上よろしくないので、どうにか手段を考えることにした。(小寺信良)
続きを読む2018.12.17

川端裕人×オランウータン研究者・久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて >第1回

—川端さんと久世さんをつないでいるテーマはやはり「オランウータン」「オランウータン研究」だと思うので、そのあたりを中心にお話を伺っていきたいのですが。 久世:川端さんと一緒にオランウータンを見に行ったのが2010年。それで、2016年に、川端さんがナショナルジオグラフィック日本版で記事にしてくださったんでしたね。(川端裕人)
続きを読む2018.12.11

準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」

発売されてちょっと時間が経ってしまったが、PFUのドキュメントスキャナ、ScanSnap iX1500を試用する機会に恵まれた。本機は10月12日発売で、現在ネットでの実売は4万円半ばといったところである。今回10年ぶりに新作に触って、ほぼ別物になっていたことを確認できた。(小寺信良)
続きを読む2018.12.10

空想特撮ピンク映画『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』 南梨央奈×佐倉絆×瀬戸すみれ×国沢実(監督)座談会

出演者である南梨央奈、佐倉絆、瀬戸すみれのお三方と、国沢実監督交えた座談会を、初号試写の直後に行ないました。司会は同作品の脚本担当者でもある私(切通理作)が務めたのですが、国沢監督が所用で参加が遅れたため、美人女優さんに囲まれてアガリッ放しの様子は、ご容赦頂ければと思います!(切通理作)
続きを読む2018.11.21

どうなる? 小中学校へのスマホ持ち込み

10月13日に毎日新聞が報じたところによると、大阪府教育委員会が、現在原則禁止となっている携帯電話やスマートフォンの持ち込みを、見直す方針を固めたという。小中学校への携帯電話持ち込み禁止は、2008年に当時の橋下徹知事が決めたもので、それをきっかけにこの動きは全国に拡がった。当時は安全のために子供に持たせたいという保護者と、学校に勉強以外の物を持ち込ませたくない学校側とが対立し、学校が文科省にお墨付きが欲しいとして、2009年に通知を出させたという経緯がある。この通知は今も生きていて、全国の公立小中学校が原則携帯電話やスマートフォンの持ち込みが禁止されているのは、これを根拠としている。(小寺信良)
続きを読む2018.11.12

PTAがベルマーク回収を辞められないわけ

筆者はシングルファーザーになって以来、学校のPTA活動には積極的に参加してきたほうであろう。本部役員こそやってないが、広報委員長や成人教育委員会副委員長などを歴任し、花壇の植え替えや校内清掃などのボランティアにもほぼ参加している。そんな中でも、やってない活動がある。ベルマーク集計だ。(小寺信良)
続きを読む2018.10.29

このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」

ゴリラポッドという三脚をご存じだろうか。ミニ三脚の一種だが、三本の足が自在に曲がるようになっていて、どこにでも巻き付けてカメラを固定できるとして、もう10年ぐらい前から地道に人気のある商品である。こうした「フレキシブル三脚」とでも言うようなジャンルは、出始めこそ類似商品が出回ったものの、新しいコンセプトの製品はなかなか登場しなかった。それだけゴリラポッドは汎用性が高かったという事だろう。そんな中、「SQUIDDY(スクイディ)」は、まさに新コンセプトのフレキシブル三脚だと言える。(小寺信良)
続きを読む2018.10.22

「脳内の呪い」を断ち切るには

ぐるぐるといつも同じことを考えてしまう。 意味もないし、建設的でもなく、辛いので止めたいと思っていても止められず、気づくといつのまにかまた考えてしまっているーー。 そんな経験のある人は少なくないと思います。 最近気づいたのは、こうした「脳内の呪い」の構造は、心理学の「強化理論」を拡張することで説明可能だということです。(西條剛央)
続きを読む2018.09.19

「狭霧の彼方に」特別編 その3

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第3回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.16

「狭霧の彼方に」特別編 その2

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第2回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.14

「狭霧の彼方に」特別編 その1

今年(2018年)の5月31日、私は何年も前から考えていた「見合い」を一つ実現させた。「見合い」と言っても男女の出会いを世話したわけではない。浄土真宗の世界で近年その声名が高くなられている釈徹宗・如来寺住職と、私がこのメールマガジンで、かなり長い間往復書簡を行った田口慎也氏のお二人を是非引き合わせたいという企画がその「見合い」である。(甲野善紀)
続きを読む2018.09.12

スマホv.s.PC議論がもう古い理由

PC、IT系ライターの世界は、20代後半から30代半ばの人たちに主力が移りつつある。そういう人たちの中には、原稿の執筆自体をスマホだけで完結してしまう人が出てきている。これまでそういう人たちを、自分とはジャンルの違う、もっとライトな原稿で済む人だと認識していたが、そもそもWEBのテキスト仕事の主軸がそちらに移っている現在では、僕のようなヘヴィな長文を書く方がむしろ亜流になりつつある。パソコンがないと原稿を完成させられないようなライターは、僕らの世代で最後になるかもしれないということである。(小寺信良)
続きを読む2018.09.10

『つないだ手をはなして』主演川上奈々美さんインタビュー

25日(土)よりスタートした「OP PICTURES+フェス2018」。9月14日(金)まで、テアトル新宿にて開催される。ピンク映画は成人映画、つまりR18として公開された作品だが、OP PICTURES+フェスでは中学卒業の年齢から見れるR15版が一般映画館で一挙に上映される機会なのだ。別編集で、18版にはなかったシーンがあったりと、一度観た観客にとっても新鮮な印象をもたらしてくれる。今回その中で公開された作品の主演女優である川上奈々美さんにインタビューを試みた。(切通理作)
続きを読む2018.08.27

ネット教育今昔物語

先週の土曜日、LINE株式会社主催で、子供のネットリテラシー教育に関わる人たちが集まって、情報交換会が行われたので、参加してきた。今回が初めての試みで、年内に3回の実施が予定されている。(小寺信良)
続きを読む2018.08.27

「お気持ち質問」本当の意味

ワイドショーでは今日も、日本ボクシング連名会長辞任劇や皇室婚約延期問題など、我々の生活とはかけ離れたニュースを懸命に報じている。不祥事はともかくも、人の結婚の話は色々デリケートなんだからそっとしといてやれよと思うのだが、そういうプライバシーをあれこれ言うのがワイドショーの役割であるから、仕方がない。ところでこうした本人取材において、テレビレポーターからよく発せされる質問に、「今のお気持ちをお聞かせください」というものがある。ネットでは、気持ちなんか聞いてどうするんだ、という声もあるところだ。確かに報道機関が押さえなければならないのは事実関係であり、当事者の気持ちはどうでもいいように見える。ではなぜレポーターは気持ちを聞きたがるのか。(小寺信良)
続きを読む2018.08.13

作家を目指すあなたへ その1〜「書き出しの一行」が小説作品全体のたたずまいを決定する!

でき上がった作品の書き出しと、小説の書き始め方はイコールではないのだから、どこから書き始めようと作者の自由である。二行目からであろうと、あるいは最後の一行からであろうと、書き手の書きやすいところから入ればよい。(草薙渉)
続きを読む2018.07.30

「小学校プログラミング必修」の期待と誤解

次期改訂学習指導要領にて、2020年より小学校から順次、プログラミング教育が導入されることとなった。すでにこれに関する広告も盛んに行なわれているところだが、あまり先行しすぎて、イメージだけで語られてしまう危惧も出てきている。例えば主要5教科と並んで「プログラミング」が新設されるとか、全員に教育用のパソコンが必要になるとか、プログラム言語習得が必須とかいった話はよくある誤解であろう。(小寺信良)
続きを読む2018.07.23

川端裕人×荒木健太郎<雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談>第3回

荒木健太郎さんとの対話を採録します。荒木さんは、関東雪結晶プロジェクトの主催者としてまずは知りました。かれこれ2年半前だとおもいます。その時に読んだ「雲の中では何が起こっているのか」は、衝撃的な傑作でした。「優しい文章で語る」ことをひたすら志向しながら、書かれていること自体は、アバウトに丸め込んで平易にするのではなくて、ちゃんとディテールを大事にした、つまり、背景にある理論に忠実なものだと感じたからです。(川端裕人)
続きを読む2018.07.21

「骨伝導」のレベルが違う、「TREKZ AIR」を試す

頭蓋骨に振動を与えて音を聴く「骨伝導」は、元々補聴器に使われてきた技術だが、これを使って音楽を聴くというソリューションは以前から何度も試みられている。例えば枕に骨伝導アクチュエーターを仕込んで寝ている際に音楽を聴こうとか、スイミング中に音楽を聴こうとか、色々な応用が効く技術だからだ。(小寺信良)
続きを読む2018.07.09

明日にかける橋 1989年の想い出

1989年を舞台に、地方都市でのゆるやかな日常から物語は始まるのだけれど、女子高生であるヒロインの弟(小学生)が交通事故死したことから、暗い影が差し始め、まるでバブルがはじけリーマンショックに見舞われる世情と期を一にするかのごとく、この後何もかもがうまくいかなくなる一家の数十年が描かれていく。(切通理作)
続きを読む2018.07.02

Macを外でどーすんだ問題を解決する「cheero Power Deluxe」

筆者はまる1日取材と執筆で出かけているという事はそれほど多くないのだが、場合によっては記者発表会を2件ハシゴする合間にネカフェに籠もって仕事、というパターンはある。持ち歩き用のMacBookPro 2016はその間稼働しっぱなしになるが、最大10時間稼働は伊達ではなく、大抵は充電無しでなんとかなる。ただ、こういう日が2日続くと、つい家に帰って充電するのを忘れて、翌日もカバンに入れたまま出かけてしまうという事がある。こうなると2日目は2時間程度しか保たず、あとはリュックの中でただの「重り」と化すわけだ。ACアダプタを持ち歩けばいいじゃないかと思われるかもしれないが、純正アダプタはサイズが大きく、サードパーティのものもそれほどサイズに代わりはない。cheeroから5月末に発売された「Power Deluxe 20100mAh」は、USB PD 45Wに対応するという。ということは、MacBookProも相当の速度で充電可能になるわけだ。早速試してみた。(小寺信良)
続きを読む2018.06.25

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