レンズ企業ツァイス社の歴史を振り返る

今週も、東京にいます。世界中のブランドを買い漁って傘下に収めるLVMHグループのベルアール・アルノー会長(PDG)が、以前、ライカの買収に動いた際、マイスターたちのこだわりと生産性の遅さから断念したことがありました。いまでもトップラインの非球面レンズは手磨きされており、長い月日をかけて一本を完成させるライカ。このライカと並ぶドイツのレンズ企業の雄がカールツァイスですが、ライカと違い、ツァイスは第二次世界大戦によって、数奇な歴史を歩みます。(高城剛)
続きを読む2021.05.10

俺たちのSBIグループと再生エネルギーを巡る華麗なる一族小泉家を繋ぐ点と線

単体のニュース一つひとつではなかなか何を意味しているのか分かりづらい事件ではありますが、SBIのソーシャルレンディング事業が焦げ付いて貸し倒れが発生して騒ぎが起きていました。経済ニュースよりも二階建記事のほうがよほど(私が知り得る)事実関係に迫っているように思うので、面白おかしく目を通していただければと思うのですが。(やまもといちろう)
続きを読む2021.05.01

ゆたぼん氏の「不登校宣言」と過熱する中学お受験との間にある、ぬるぬるしたもの

一時期話題になっていた小学生ユーチューバーのゆたぼん氏とその父親が繰り広げていた学校不信ネタ、ついには義務教育ながら不登校宣言をおっぱじめることになり、これはこれで問題提起としては興味深い流れになってきました。もちろん、現象面だけ見て「馬鹿の再生産」と斬って捨てることもまたできるわけなんですが、いわゆる学校の役割や社会での機能についてタガが外れてきているのがコロナ下でのオンライン授業など在宅学習強化の流れです。(やまもといちろう)
続きを読む2021.05.01

自民党・野田聖子さんご主人、帰化在日韓国人で元暴力団員と地裁事実認定の予後不良

表題からしてカロリー過剰な感じがしますし、最高裁まで争う感じのネタなのかなあと思っていまして、地裁では勝ったんですがいきなり記事にするのもどうもなと思っていたら、先に新潮さんが記事にしてしまいました。実は、私も野田聖子さんのご主人、木村文信さん(韓国名:鄭文信さん)から名誉毀損で訴えられているんですよね。文藝春秋社や新潮社と並んで「山本一郎」という名前が被告に連ねられているのがどうにもこうにもと思うわけですが、とにかく訴えられて、東京地裁では原告の請求棄却ということで勝訴いたしました。(やまもといちろう)
続きを読む2021.05.01

カメラ・オブスクラの誕生からミラーレスデジタルまでカメラの歴史を振り返る

今週も、東京にいます。好天が続いた今週は、毎日撮影日和。都内でレンズ散策や秋葉原探訪しながら、仕事に私事にカメラを持って出かけました。ここで、知っているようで知らないカメラの歴史につきまして、改めましてお話ししたいと思います。(高城剛)
続きを読む2021.04.26

ワクチン接種の遅速が招く国際的な経済格差

今週は、東京にいます。現在、まん延防止法によって再び飲食店の営業時間が早まってしまった東京ですが、世界の様相は少し異なります。今月に入り、厳しい対策をとってきたニュージーランド政府は、オーストラリアからの渡航者に限り、隔離なしでの入国を認めると発表しました。まもなくニュージーランドのスキーシーズンが本格的にはじまることから「トラベル・バブル」を実施し、今年は最大10億NZドル(約780億円)の経済効果が見込めると予測されています。事実、アナウンスされた先週4月6日のニュージーランド航空は、1日で記録的な売り上げを達成しました。(高城剛)
続きを読む2021.04.19

季節の変わり目に江戸幕府の長期政権を支えた箱根の関を偲ぶ

今週は、箱根にいます。古くから東海道最大の難所として言われる箱根は、江戸時代に徳川家康が東西を結ぶ街道整備に着手する際、何度も山越えの道を断念するなど、険しい山々ならではの逸話が多数残されている場所です。(高城剛)
続きを読む2021.04.12

快適な心地よい春を過ごすための用心

今週は、東京にいます。毎年、季節の変わり目、特に春先に体調を崩す人たちが、年々急増しています。このメールマガジンでも多くのお問い合わせを頂戴しますが、僕の周囲を見渡してみても、この時期ならではの花粉症や黄砂、PM2.5、そして急速な気温や気圧の変化についていくことができず、頭痛や強い疲労などを訴える人が、相当数います。(高城剛)
続きを読む2021.04.05

「銀の弾丸」も「必勝の奇策」も世の中にはない

日本は昔から「判官贔屓」が好きなのか、戦略的な理由で劣勢に陥っても、神風のような奇蹟が起きたり、奇襲による一発逆転で勝利できるかもしれないと信じることも多いように思います。もちろん、実際には劣勢は劣勢のまま、多少の策がハマったところでジリ貧になって敗退することになるわけですけれども、野球は9回二死からであると本気で信じる人たちがふりまく非合理な発想で無駄なリソースが逐次投入される傾向には昔もいまも変わりがありません。(やまもといちろう)
続きを読む2021.04.01

「いま評価されないから」といって、自分の価値に疑問を抱かないためには

恥ずかしながら、私は低学歴であります。といっても、慶應義塾大学法学部政治学科を5年かけて卒業し、日本の世間的にはまあまあ以上の学歴を持っています。普通に勤め人としてお給料をもらって暮らしていくのであれば、あまり学歴についての問題を気にすることなくコンプレックスを抱く必要もないでしょう。(やまもといちろう)
続きを読む2021.03.31

カーボンニュートラルをめぐる駆け引きの真相

今週は、広島にいます。西アジアの文明の発祥とともに誕生したゾロアスター教の最高神、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来し、戦後、広島の基幹産業の一翼を担ってきた自動車メーカー「マツダ」および関連業者に、今週、激震が走っています。というのも、経済産業省官僚だった広島県湯崎知事が、2050年までに「カーボンニュートラル」実現に向けて、「ゼロカーボンシティ宣言」をオンラインで対話した小泉環境大臣に、突如表明したからです。(高城剛)
続きを読む2021.03.29

いわゆる「パパ活」と非モテ成功者の女性への復讐の話について

先日、『パパ活に潜む悪魔のような男』という記事がネットで出ていて、私の友人が「これは私のことではないか」と連絡をくれました。あー。まあ、確かに彼のような気もしますね。(やまもといちろう)
続きを読む2021.03.28

自分の身は自分で守るしかない時代

今週は、金沢にいます。久しぶりに東京から移動しましたが、行きも帰りも新幹線は、ほぼ満席。金沢の街は遅くまで開けている店も多く、夜の繁華街にも人が戻ってきているのを実感します。(高城剛)
続きを読む2021.03.22

古い枠組みから脱するための復活の鍵は「ストリート」

今週は、北九州にいます。いまから30年以上前、月に何度も北九州に出向いていたことがあります。当時、バブル最中の日本では、テーマパークブームが巻き起こり、小倉経済を支えていた新日鐵の有休地を再利用しようとする動きがありました。そのプロジェクトに関わっていた僕は、米国ユニバーサル・スタジオの誘致を薦めてましたが、結局、独自のテーマパークを作ることになります。それが、「スペース・ワールド」です。 (高城剛)
続きを読む2021.03.15

普遍的無意識を目指すあたらしい旅路

今週も、東京にいます。あまり移動がままならないこの機に、あたらしい領域へ踏み込んでいきたいと考え、数週間に渡り、潜在意識にアクセスする方法をお届けしています。今週は、いよいよ最終回。今回の旅路の最終ゴール「普遍的無意識」へのアクセスです。(高城剛)
続きを読む2021.03.08

ひとりで「意識のレベル」を測る方法

今週も、東京にいます。あまり移動がままならないこの機に、あたらしい領域へ踏み込んでいきたいと考え、数週間に渡り自我を超えて潜在意識にアクセスする方法をお届けしています。今週は、「実践編第4回」です。潜在意識にある問題を「筋反射」から読み取り、心身の不調を改善し、自然治癒力を高めるニュージーランド政府公認の代替療法「キネシオロジーテスト」の精度を高めるためには、被験者検査者共に「意識のレベル」200を超えていなければなりません。そのコツは、健康管理と利他的に生きることにあると、先週お伝えいたしました。(高城剛)
続きを読む2021.03.01

イギリスと中国、お互いに国営メディアBANで見る価値観の衝突とプロパガンダ戦

一昨年ぐらいからきな臭い話が流れていたものが、英首相のボリス・ジョンソンさんのBREXITから米前トランプ政権の米中対立路線で急速に話が不安定化していき、実際に中国のウイグル問題が炸裂しているのもあって一気に揉め事として拡大することになりました。(やまもといちろう)
続きを読む2021.02.28

「コロナバブル相場の終わり」かどうか分からん投資家の悩み

一本調子で相場がずっと上がって、日本もアメリカも結構な狂乱状態になっていたんですよね。日本では30年ぶりに日経平均株価が3万円に乗せ、1兆円の赤字で将来を不安視されていたソフトバンクグループも資産の膨れ上がりで3兆円の黒字に転換を見せて、凄く心配されたみずほFGごと飛んで行ってしまう懸念も薄れました。一方で、楽観相場の世界で言うならば「コロナは先が見えた」感じです。不安だけど、どうもコロナウイルスの拡大で経済が低迷するのはここまでのようだ、ということで、買い上げられてきた心理面と、同じく各国政府が財政出動を進めることでジャブジャブのマネーが供給されて仮想通貨や都市部商業地のような「限りあるもの」に人気が集まって、価格を押し上げ、資産バブルのような情勢となったわけであります。(やまもといちろう)
続きを読む2021.02.27

「外からの働きかけで国政が歪められる」ということ

文春砲で東北新社が槍玉に挙げられ、総理である菅義偉さんのご長男・正剛さんのステキな風貌と共に我が国の総務省(と放送村・通信村全体)を揺るがす騒ぎへと発展しました。私もメディアの文脈で申すならば、このような脇の甘いことで国政がゆるがせられたり、特定の政策が情実も含めて左右されることはあってはならないという気持ちで一連のニュースに接するべきだとも思います。(やまもといちろう)
続きを読む2021.02.27

誰かのために献身的になる、ということ

今週も、東京にいます。あまり移動がままならないこの機に、数週間に渡って、あたらしい領域へ踏み込んでいきたいと考えています。今週は、「実践編第3回」をお届けします。先週お伝えしましたように、潜在意識にある問題を「筋反射」から読み取り、心身の不調を改善し、自然治癒力を高めるニュージーランド政府公認の代替療法「キネシオロジーテスト」を使っても、正解がなかなか上手く得られない場合が、多々あります。(高城剛)
続きを読む2021.02.22

「意識のレベル」を測る手技を学ぶ

今週も、東京にいます。あまり移動がままならないこの機に、数週間に渡って、あたらしい領域へ踏み込んでいきたいと考えます。今週は、先週に引き続き「実践編第2回」をお届けします。70年代から90年代にかけて、医師であるデヴィッド・R・ホーキンズ博士は、数千人の被験者を対照に、20年間にわたって人間の意識のレベルを何百万回も測定を重ねて調査した結果、あらゆる人物や主張が相対的に真実かどうか1000点満点で計ることができる「意識のマップ」を開発することに成功しました。(高城剛)
続きを読む2021.02.15

脳の開発は十分な栄養がなければ進まない

今週も、東京にいます。移動がままならないこの機に、先月から数回に渡りまして、いままでにない「あたらしい領域」へ踏み込んでいきたいと考えています。今週は、いよいよ「実践編第一回」をお届けします。(高城剛)
続きを読む2021.02.08

「あたらしい領域」へ踏み込むときに行き先を迷わないために必要な地図

今週も、東京にいます。移動がままならないこの機に、先週から数週間に渡って「あたらしい領域」へ踏み込んでいきたいと思います。今週は、まず「あたらしい領域」を俯瞰的に理解するために、また、行き先を迷わないために必要な「地図編」をお届けします。(高城剛)
続きを読む2021.02.01

コロナワクチン関連報道に見る、日本のテレビマスコミの罪深さ

時事通信が、英調査会社Ipsos Mori社の調査で「日本はコロナワクチンに対する忌避の姿勢が最も強い」というニュースを報道していました。我が国のワクチンに対する忌避の姿勢については、それこそ子宮頸がんワクチンにおける朝日新聞報道の問題などは顕著に知られる例ではありますが、それは別としても、今回のコロナウイルスにおいてもワクチンが世界的にこれだけ接種されて、短期的影響としては驚くほど副反応が少ないにもかかわらず、デンマークなどのガセネタと言ってもいいワクチン死亡報道に引っ張られてワクチン懐疑論がいまなおテレビ報道で見られます。(やまもといちろう)
続きを読む2021.02.01

深まる米中対立の大波を迎える我が国の正念場

POLITICOが対中国での重要論文を掲載していたので読みに行ってきました。論文内で指摘されている中国共産党のエンパワーの中身の整理は、まんまそれアメリカがやってきたことですよねという話になります。(やまもといちろう)
続きを読む2021.01.31

バイデン政権移行中に中国が仕掛ける海警法の罠

もうすでに多くの識者が指摘し始めている内容ではありますが、中国海警法が2月1日というややイレギュラーなタイミングで施行される運びとなり、日中間で曖昧な海域が残されていることもあって日本海や尖閣諸島が実質的なターゲットになっているのではないか、という議論が湧き起っています。(やまもといちろう)
続きを読む2021.01.30

すべてをデジタル、すべてをオンライン。成功と失敗と挑戦

当初、どのようなものなのかわからなかった新型コロナウイルスも、だんだんとその特徴が明らかになってきたことで、世の中は変化せざるを得なくなってきています。新しい常識を受け入れるしかない昨今ですが、飲食店だけではなく、人が多く集まることに価値を見出してきた事業は、そのほとんどが形を変えていかねばなりません。多くの場合はデジタル化、オンライン化を進めるわけですが、決してうまくいっているとは言えません。(本田雅一)
続きを読む2021.01.25

本当に必要なものを見抜くためのひとつの方法

今週も、東京にいます。今週から数週間に渡り、あまり自由に動く事が出来ないこの好機に、意識から無意識へと踏み込む「あたらしい旅路」をご一緒したいと思います。世の中には、様々な願望や欲望、そして楽しみがありますが、それが本当にいまの自分にとって必要かどうかを都度考え、選ばねばなりません。では、いま目の前にある課題やサービス、時には購入に迷うモノの成否を、どうやって判断すればいいのでしょうか?それが、今週からお話しする「本当に必要なものを見抜く」ためのひとつの方法「アプライド・キネシオロジー」です。(高城剛)
続きを読む2021.01.25

無意識の領域へアクセスするあたらしい旅路のはじまり

今週も東京にいます。このメールマガジンは、今回で500号を迎えました。思い起こせば当初、このメールマガジンの文字数を満たす事でいっぱいでしたが、ランと同じく、定期的に続けていれば書き慣れるもので、普段お話ししているようにイチからはじめて身につくまで、7年ほどの歳月を要したと実感しています。(高城剛)
続きを読む2021.01.18

2021年は、いままで以上に「エネルギーと環境」が重大な関心事になる年に

先日12月5日付、Economistで「Making Coal History(石炭を時代遅れに)」というエッセイが出て、なんとも情緒的な内容で地球の環境問題を語る内容であったので呆れていたら、吉崎達彦先生もご自身の溜池通信の中で酷評しておられました。で、何が情緒的やねんという話で言えば、単に環境主義の盛り上がりがある種のファッショ的なところまで行きついた非常に感情的な観念に支えられているものだと指摘される一方、人類の生産活動がコロナによって大きく減速し、それへの悲観論と政策的な資金ジャブジャブ加減が相俟って空前の好景気のようなバブル経済を予見させることにあります。(やまもといちろう)
続きを読む2020.12.31

ファミリーマート「お母さん食堂」への言葉狩り事案について

たぶんですが、昔の『AERA』がこんな感じだったんですよ。症候群メーカーみたいなノリで社会問題を量産する的な。でっち上げとまでは言わずとも、そこまで無理に世相を症状だという形で切りに行かなくてもいいだろうという。そして、メディア史に残る『放射能が来る』表紙をやった2011年3月18日号が『AERA』の終わった日という風にも思います。(やまもといちろう)
続きを読む2020.12.30

トヨタが掲げるEV車と「それは本当に環境にやさしいのか」問題

なぜか英字紙が第一報となり、事前の観測記事も見事にハマって、良い意味で騒ぎになったトヨタ自動車の広報戦略でありましたが、それが一服すると、今度は豊田章男さんが「EV車は環境にやさしいか」という問題提起も出て議論が百出しています。「議論の仕方が雑」という話はあるにせよ、トヨタがいう話は実にもっともであり、環境負荷を減らす目的であれば、カーボンニュートラルを目指して電動化を進めたところで火力発電所がフル回転してしまっていれば元も子もありません。(やまもといちろう)
続きを読む2020.12.29

“コタツ記事”を造語した本人が考える現代のコタツ記事

なんともレアな体験をした。言葉のルーツを探ろうというブロガーさんに“コタツ記事”という言葉を造ったのが僕ではないかと声をかけられたのだ。これはコタツ記事を量産するスポーツ新聞を批判したことがきっかけになり、「“コタツ記事”はダメ記事」という論調が盛り上がったという経緯だ。まとめたブロガーさん曰く「ネットで生まれた俗語が朝日新聞によって権威化された」として、Wikipediaに当人がその内容を執筆していた。(本田雅一)
続きを読む2020.12.28

2020年の超私的なベストアルバム・ベストブック・ベストデジタル関連アクセサリー

今週は、東京にいます。毎年、年の瀬にベストガジェットを発表していますが、つい先日「LIFE PACKING2020」をリリースしたことから、例年と様相を変え、超私的なベストアルバムとベストブック、そしてベストデジタル関連アクセサリーを発表したいと思います。(高城剛)
続きを読む2020.12.28

400年ぶりの木星と土星の接近が問う「決意と覚悟」

今週は、長野県諏訪市にいます。日本全国真冬並みと言われるほど気温が下り、降雪も多い今週ですが、諏訪も氷点下まで下がり、雪がチラつく日がありました。いよいよ本格的な冬の到来を感じます。さて、来週月曜は、いよいよ冬至です。(高城剛)
続きを読む2020.12.21

「芸能」こそが、暗黒の時代を乗り越えるための叡智であるーー感染症と演劇の未来

フクロウが暗闇で活動をするように、芸能もまた、暗黒の時代に目覚めるだろう。芸能は、危機的な状況を乗り越えてゆくための思考の源泉であり、身体知の坩堝である。新型コロナ禍はもちろんのこと、この先に起こるであろう、様々な困難を乗り越え、世界の均衡を真釣り合わす古代人の智慧なのだ。(武田梵声)
続きを読む2021.04.23

柊氏との往復書簡

前回の241号で「柊氏との往復書簡」の第一回目の書簡を私から柊氏にお送りしたのに応える形で、今回は柊氏からの第一信をお届けしたい。柊氏の文章は、予想はしていたが(そうでなければ柊氏を往復書簡という企画に誘ったりはしないわけだが)、予想を超える見事な文章である。この見事な柊氏の文章に対して、次回か次々回のメールマガジンには、私からの第二信を掲載したいと思う。(甲野善紀)
続きを読む2021.04.07

「こんな死に方もありますよ」と、そっと差し出す映画です ~『痛くない死に方』監督高橋伴明×出演下元史朗インタビュー

10万部ベストセラー『痛くない死に方』『痛い在宅医』の著者である長尾和宏は尼崎市の在宅医。氏の著書と経験をモチーフに高橋伴明監督が本作の脚本・監督を手掛けた。主人公は柄本佑演じる在宅医で、長尾氏をモデルにしたベテラン在宅医から薫陶を受け、成長していくプロセスも描かれる。映画の前半部で、凄絶な闘病の果てに死んでいく老患者を、高橋監督の初期作品から多くの映画で現場を共にしてきた下元史朗氏が演じている。今回はこのお2人に話を伺った。(切通理作)
続きを読む2021.02.22

「魔術」をアカデミックにひもとく ! ? 中世アラビア禁断の魔術書『ピカトリクス』の魅力

来たる2020年7月28日、占星術研究家の鏡リュウジ氏を聞き手に、アラビアの神秘思想研究の第一人者ライアナ・サイーフ博士を講師に迎え、この伝説の書物の魅力をさぐるオンライン講座(ZOOMウェビナーを使用)が行われます。(鏡リュウジ)
続きを読む2020.07.04

【対談】名越康文×平岩国泰 ほめればほめるほどやる気を失う子どもたち〜「放課後」だから気づけた、子どもの自己肯定感を伸ばす秘訣

名越 この本(『「自己肯定感」育成入門』)を今年の春に出されたということですが、なぜ「自己肯定感」というテーマを取り上げることになったんでしょう? 平岩 きっかけは15年前、アフタースクールの活動を始めた頃に、子どもに言われたある一言がありまして……。(名越康文)
続きを読む2019.08.05

中央線に「サブカルクソ女人生」の夢ひらく!? 映画『歌ってみた 恋してみた』 上埜すみれ×深琴対談

高円寺を舞台に、脳内妄想の強い「サブカルこじらせ女子」と、実像と虚像の間で揺れ動く「男の娘」との友情、そして男性ミュージシャンとの対立をミュージカル仕立てで描いた祝祭的な映画『歌ってみた 恋してみた』(西荻ミナミ監督作品)。主演の「サブカルこじらせ女子」を演じた上埜すみれと、中央線女子を象徴するような役を演じた深琴が、都内某所で対話した。(切通理作)
続きを読む2019.07.08

役の中に「人生」がある 俳優・石橋保さん(映画『カスリコ』主演)に訊く

昭和40年代の土佐を舞台に、“手本引き”という賭博にハマッて身上をつぶし、高知一の料理人から賭場の下働き「カスリコ」に転落した男の人生を描くモノクロ映画『カスリコ』。その主演の石橋保さんにインタビューする。(切通理作)
続きを読む2019.06.26

今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編

昨年(2018年)、ケンブリッジ大学の栄養疫学者、今村文昭さんのインタビュー記事をWebナショジオに掲載しました。なんと9回にわたる超巨編で、これは、前野ウルド浩太郎さんをモーリタニアに訪ねた時以来のものでした。中身の密度の濃さも、これまでの連載の中で屈指でしょう。それだけ書いたのに、触れたくて触れられなかった(インタビューで聞いたのに書けなかった)テーマがあります。「査読」についてです。(川端裕人)
続きを読む2019.05.12

「家族とはなんだって、全部背負う事ないんじゃない?」 〜子育てに苦しんだ人は必見! 映画『沈没家族 劇場版』

男女雇用機会均等法が施行されて十年目の1995年、シングルマザーの女性が、血のつながった家族にこだわらず、赤の他人が集まって一人の子を育てる共同保育・共同生活を実践。そんな環境で育った赤ちゃんが成長して映画監督となり、「沈没家族」と呼ばれたかつてのメンバーたち、そして母と父にあらためて向き合い、「家族とは何か」を浮き彫りにするドキュメンタリー。ライター・須々木ユミが、母親として、世間では通常形態である、「配偶者との家族で子どもを育ててきた」側から、本作『沈没家族』を照射した。(切通理作)
続きを読む2019.04.08

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第2回

川端:前回、今、動物園の現場で、2つのことが共感を得るし、また、質問を多く受けると聞きました。それを具体的に教えてください。1つ目は、「評価」でしたね。これは、教育プログラムを行ったとして、その評価を行うということですね? 松本:そうですね。どうやって評価をすればいいかと、よくご相談をうけます。(川端裕人)
続きを読む2019.04.06

川端裕人×松本朱実さん 「動物園教育」をめぐる対談 第1回

「動物園教育で子どもたちがアクティブに! 〜主体的な学びを支援する楽しい観察プログラム〜」という本が話題になっています。動物園は教育の場という認識は、多くの関係者が共有している「コンセンサス」だと思いますが、じゃあ、そこでなにをするの? なにができるの? というのが長年、暗中模索の状態だったのではないでしょうか。(川端裕人)
続きを読む2019.03.14

3月移動に地獄を見た話

4月から故郷宮崎で仕事をするためには、当然ながら3月中に引っ越しをしなければならない。新居はまたあとで決めるとして、3月は移動が集中する時期だ。まずは僕と娘1人だけの移動なので、単身パックに毛が生えたようなもので引っ越しできるんじゃないかということで、見積もりをとってみた。(小寺信良)
続きを読む2019.03.11

パワーは正義。USB Type-C PDで変わるモバイル

2015年発売のMacBook以降、Appleのノート型ではすべての端子がUSB Type-C(以下USB-C)になった。筆者が使っている2016年発売のMacBook Proでは、左右に2つずつ、合計4つのUSB-C端子がついたが、この段階でもまだ対応機器が少なかったため、そのメリットが十分に活かされずにいた。強いて上げれば、左右どっちからでも充電できるというぐらいだろうか。これがようやく最近になって、徐々にメリットが感じられるようになった。(小寺信良)
続きを読む2019.02.25

この冬は「ヒートショック」に注意

冬場になると日本では、「ヒートショック」と言われる現象が多数報告されている。これは寒暖差の激しいところに移動することで血圧が急変し、失神したり、心筋梗塞や脳梗塞に至る現象である。これには、日本家屋の構造が大きく影響しているようだ。(小寺信良)
続きを読む2019.02.11

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第3回

川端:この本を読むと、オランウータンの一生は、まだまだミステリアスだというのがよくわかります。 久世:そうそう、川端さんに「こんなにわからないことがあるんだ!」というコメントをいただいたんですけど、私としては「やっとここまで解明されました!」という感覚なんですよ(笑)。(川端裕人)
続きを読む2019.02.02

YASHICAブランドのスマホ向け高級レンズを試す

最近は展示会取材の写真は、ほぼiPhoneで撮影している。ただしiPhone一発では、ブースの全景といった広い絵が撮りづらい。そこで以前からスマホ用の広角レンズを色々と試してきた。今回は2年ぶりのCES取材という事もあり、いいレンズが欲しいなぁとネットを物色していたところ、YASHICAブランドでスマホ用レンズを出しているのが目にとまった。価格はAmazonで4,800円と、一般的なスマホ用レンズより飛び抜けている。この価格がただのブランド代だったイヤだなと思ったが、ものは試しと言うことで買ってみた。今回はこのレンズと、歴代使ってきたクリップレンズを比較してみたいと思う。(小寺信良)
続きを読む2019.01.28

川端裕人×オランウータン研究者久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて>第2回

久世:ただ、ここ数十年を通してすでにサラワクに野生動物がいなくなってしまったというようなこともあって……。それは環境破壊に加えて、宗教的な事情もあるんです。もともとサバ州はイスラム教徒が多くて、サラワク州はキリスト教徒の人が多いんですけど。キリスト教って、イスラム教に比べると食べ物に関して厳しい戒律がない。イスラム教では食べられる動物が戒律で制限されているから、おのずと食用目的で野生動物が狩られることも少ないんですね。(川端裕人)
続きを読む2019.01.25

意外に簡単に見られる新4K放送。だが課題も…

12月1日より、BS/110度CSによる新4K放送がスタートした。右旋および左旋での放送となるが、NHKおよび在京民放キー局の放送は右旋なので、従来設備でも受信できる。ただし日本テレビの「BS日テレ」だけは来年9月1日からの放送開始なので、まだ見られない。一応筆者も仕事柄、4K放送の内容は把握しておきたいと思い、4Kチューナーを購入して受信してみた。今回は、既存設備で新4K放送を受信するまでのプロセスをご紹介しよう。(小寺信良)
続きを読む2019.01.07

使ってみたら便利だったDropbox「スマートシンク」

筆者は自宅で原稿を書くときはMac mini(2014)、外出先ではMacBook Pro(2016)という体勢で仕事をしてきた。だがMacOS Mojaveにアップデートしてからというもの、Mac miniのレスポンスが大幅に下がり、原稿を書くにも支障が出る遅さとなってしまった。まあちょっと様子を見るか、ということで、普段はカバンの中に入れっぱなしのMacBook Proを、自宅原稿書き用マシンと兼用にすることとなった。ストレージ容量は256GBだが、モバイルだからそれで済んでいたわけで、メインマシンともなると参照したいファイルが多く、これでは心もとない。しばらくはDropboxの同期フォルダを増やしたり減らしたりして調整してきたが、いつもストレージ容量を気にしながら仕事するのも精神衛生上よろしくないので、どうにか手段を考えることにした。(小寺信良)
続きを読む2018.12.17

川端裕人×オランウータン研究者・久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて >第1回

—川端さんと久世さんをつないでいるテーマはやはり「オランウータン」「オランウータン研究」だと思うので、そのあたりを中心にお話を伺っていきたいのですが。 久世:川端さんと一緒にオランウータンを見に行ったのが2010年。それで、2016年に、川端さんがナショナルジオグラフィック日本版で記事にしてくださったんでしたね。(川端裕人)
続きを読む2018.12.11

準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」

発売されてちょっと時間が経ってしまったが、PFUのドキュメントスキャナ、ScanSnap iX1500を試用する機会に恵まれた。本機は10月12日発売で、現在ネットでの実売は4万円半ばといったところである。今回10年ぶりに新作に触って、ほぼ別物になっていたことを確認できた。(小寺信良)
続きを読む2018.12.10

空想特撮ピンク映画『ピンク・ゾーン2 淫乱と円盤』 南梨央奈×佐倉絆×瀬戸すみれ×国沢実(監督)座談会

出演者である南梨央奈、佐倉絆、瀬戸すみれのお三方と、国沢実監督交えた座談会を、初号試写の直後に行ないました。司会は同作品の脚本担当者でもある私(切通理作)が務めたのですが、国沢監督が所用で参加が遅れたため、美人女優さんに囲まれてアガリッ放しの様子は、ご容赦頂ければと思います!(切通理作)
続きを読む2018.11.21

どうなる? 小中学校へのスマホ持ち込み

10月13日に毎日新聞が報じたところによると、大阪府教育委員会が、現在原則禁止となっている携帯電話やスマートフォンの持ち込みを、見直す方針を固めたという。小中学校への携帯電話持ち込み禁止は、2008年に当時の橋下徹知事が決めたもので、それをきっかけにこの動きは全国に拡がった。当時は安全のために子供に持たせたいという保護者と、学校に勉強以外の物を持ち込ませたくない学校側とが対立し、学校が文科省にお墨付きが欲しいとして、2009年に通知を出させたという経緯がある。この通知は今も生きていて、全国の公立小中学校が原則携帯電話やスマートフォンの持ち込みが禁止されているのは、これを根拠としている。(小寺信良)
続きを読む2018.11.12

PTAがベルマーク回収を辞められないわけ

筆者はシングルファーザーになって以来、学校のPTA活動には積極的に参加してきたほうであろう。本部役員こそやってないが、広報委員長や成人教育委員会副委員長などを歴任し、花壇の植え替えや校内清掃などのボランティアにもほぼ参加している。そんな中でも、やってない活動がある。ベルマーク集計だ。(小寺信良)
続きを読む2018.10.29

このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」

ゴリラポッドという三脚をご存じだろうか。ミニ三脚の一種だが、三本の足が自在に曲がるようになっていて、どこにでも巻き付けてカメラを固定できるとして、もう10年ぐらい前から地道に人気のある商品である。こうした「フレキシブル三脚」とでも言うようなジャンルは、出始めこそ類似商品が出回ったものの、新しいコンセプトの製品はなかなか登場しなかった。それだけゴリラポッドは汎用性が高かったという事だろう。そんな中、「SQUIDDY(スクイディ)」は、まさに新コンセプトのフレキシブル三脚だと言える。(小寺信良)
続きを読む2018.10.22

「脳内の呪い」を断ち切るには

ぐるぐるといつも同じことを考えてしまう。 意味もないし、建設的でもなく、辛いので止めたいと思っていても止められず、気づくといつのまにかまた考えてしまっているーー。 そんな経験のある人は少なくないと思います。 最近気づいたのは、こうした「脳内の呪い」の構造は、心理学の「強化理論」を拡張することで説明可能だということです。(西條剛央)
続きを読む2018.09.19

「狭霧の彼方に」特別編 その3

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第3回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.16

「狭霧の彼方に」特別編 その2

釈徹宗先生に田口慎也氏を紹介した「狭霧の彼方に」特別編の連載第2回目(甲野善紀)
続きを読む2018.09.14

「狭霧の彼方に」特別編 その1

今年(2018年)の5月31日、私は何年も前から考えていた「見合い」を一つ実現させた。「見合い」と言っても男女の出会いを世話したわけではない。浄土真宗の世界で近年その声名が高くなられている釈徹宗・如来寺住職と、私がこのメールマガジンで、かなり長い間往復書簡を行った田口慎也氏のお二人を是非引き合わせたいという企画がその「見合い」である。(甲野善紀)
続きを読む2018.09.12

スマホv.s.PC議論がもう古い理由

PC、IT系ライターの世界は、20代後半から30代半ばの人たちに主力が移りつつある。そういう人たちの中には、原稿の執筆自体をスマホだけで完結してしまう人が出てきている。これまでそういう人たちを、自分とはジャンルの違う、もっとライトな原稿で済む人だと認識していたが、そもそもWEBのテキスト仕事の主軸がそちらに移っている現在では、僕のようなヘヴィな長文を書く方がむしろ亜流になりつつある。パソコンがないと原稿を完成させられないようなライターは、僕らの世代で最後になるかもしれないということである。(小寺信良)
続きを読む2018.09.10

『つないだ手をはなして』主演川上奈々美さんインタビュー

25日(土)よりスタートした「OP PICTURES+フェス2018」。9月14日(金)まで、テアトル新宿にて開催される。ピンク映画は成人映画、つまりR18として公開された作品だが、OP PICTURES+フェスでは中学卒業の年齢から見れるR15版が一般映画館で一挙に上映される機会なのだ。別編集で、18版にはなかったシーンがあったりと、一度観た観客にとっても新鮮な印象をもたらしてくれる。今回その中で公開された作品の主演女優である川上奈々美さんにインタビューを試みた。(切通理作)
続きを読む2018.08.27

ネット教育今昔物語

先週の土曜日、LINE株式会社主催で、子供のネットリテラシー教育に関わる人たちが集まって、情報交換会が行われたので、参加してきた。今回が初めての試みで、年内に3回の実施が予定されている。(小寺信良)
続きを読む2018.08.27

「お気持ち質問」本当の意味

ワイドショーでは今日も、日本ボクシング連名会長辞任劇や皇室婚約延期問題など、我々の生活とはかけ離れたニュースを懸命に報じている。不祥事はともかくも、人の結婚の話は色々デリケートなんだからそっとしといてやれよと思うのだが、そういうプライバシーをあれこれ言うのがワイドショーの役割であるから、仕方がない。ところでこうした本人取材において、テレビレポーターからよく発せされる質問に、「今のお気持ちをお聞かせください」というものがある。ネットでは、気持ちなんか聞いてどうするんだ、という声もあるところだ。確かに報道機関が押さえなければならないのは事実関係であり、当事者の気持ちはどうでもいいように見える。ではなぜレポーターは気持ちを聞きたがるのか。(小寺信良)
続きを読む2018.08.13

作家を目指すあなたへ その1〜「書き出しの一行」が小説作品全体のたたずまいを決定する!

でき上がった作品の書き出しと、小説の書き始め方はイコールではないのだから、どこから書き始めようと作者の自由である。二行目からであろうと、あるいは最後の一行からであろうと、書き手の書きやすいところから入ればよい。(草薙渉)
続きを読む2018.07.30

「小学校プログラミング必修」の期待と誤解

次期改訂学習指導要領にて、2020年より小学校から順次、プログラミング教育が導入されることとなった。すでにこれに関する広告も盛んに行なわれているところだが、あまり先行しすぎて、イメージだけで語られてしまう危惧も出てきている。例えば主要5教科と並んで「プログラミング」が新設されるとか、全員に教育用のパソコンが必要になるとか、プログラム言語習得が必須とかいった話はよくある誤解であろう。(小寺信良)
続きを読む2018.07.23

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