小寺・西田の「金曜ランチビュッフェ」より

3月移動に地獄を見た話

※メールマガジン「小寺・西田の金曜ランチビュッフェ」2019年3月8日 Vol.212 <変化の境目号>より

4月から故郷宮崎で仕事をするためには、当然ながら3月中に引っ越しをしなければならない。新居はまたあとで決めるとして、3月は移動が集中する時期だ。まずは僕と娘1人だけの移動なので、単身パックに毛が生えたようなもので引っ越しできるんじゃないかということで、見積もりをとってみた。

クロネコヤマトは集配場が自宅のすぐ近くにあるので、単身パック的なプランで依頼しようと思っていたら、なんとヤマトの引っ越し業務は事業改善命令が出て、受注を当面中止している状況だった。

事業改善命令に対する改善措置について

引っ越しが見積もりよりも安く上がっても、運賃を修正せずそのまま請求していたということで、約款違反で行政処分を受けたということのようだ。

宛がはずれたが、今は引っ越し用のポータルサイトがあって、複数の引っ越し業者に対していっぺんに見積もり依頼を出す事ができる。行動を起こしたのは1月中旬だったが、さすがに3月末は引っ越しのピークのようで、3月20日から31日までの間ではそもそも空きがないという事だった。

じゃあ19日ではどうだということで見積もりを依頼したが、実際には下見しないとダメということで、結局は1社1社個別に対応するしかないということがわかって、げんなりした。その中で唯一日通だけは、サイトのフォームを埋めていくだけでだいたいの概算が出せるという事だったので、さっそくやってみた。

単身パックなら数万円で引っ越しできるだろうと高をくくっていたら、なんと19万円という見積もりが帰ってきてひっくり返った。調子に乗って自転車3台とか入力したのが良くなかったのかもしれない。
 

安く安く

妻と2人の子供たちは今の家に残るので、とりあえず本番の引っ越しは1年後だ。それまでの間、テンポラリ的に困らない程度のものだけ、ダンボール梱包で普通の宅急便で送るという作戦に方針転換した。

自転車は、娘の通学用のは現地で買い直せば良い。僕のロードサイクルや仕事用の椅子は、分解して運搬、現地で組み立て直す。元々はダンボールに入って、普通の宅急便でAmazonから送られてきたものだ。分解しても小さくならないのは、テレビぐらいである。

ヤマトの宅急便で送れる荷物の限界は、縦横高さの合計が160cm以内、重さが25kgまでと決められている。それ以上のものはもう1ランク上の「ヤマト便」というのがあり、こちらは荷物1個につき、縦横高さの合計が200cmまで、重さは30kgまでとなる。

ヤマト便の面白いところは、複数の荷物の合計でも、1個ぶんとして計算していいところだ。縦×横×高さ(m単位)×280という計算で容積換算重量を出し、それと実重量のどっちが重いかで料金が決まる。ただし弱点は、配送の日時指定が出来ないところである。普通は、通常の宅急便+1日で到着するようだ。すぐに使うものは宅急便で、急がないものや複数の小さい箱は、まとめてヤマト便を使うほうが安く上がるだろう。

作戦は立ったが、衣類はもとより、撮影道具やオーディオ機器、照明器具、プリンターなどを運ぶとなると、トータルでダンボール30個ぐらいにはなりそうだ。仮に120サイズを30個送ると、50,550円となる。

本日集荷に来たヤマトの方に相談したところ、宅急便の送付伝票には複数口用というのがあって、5個までは1つの伝票で送れるそうである。しかもこれを使うと、1個に付き送料が100円割引になるという。加えてヤマトのプリペイド、クロネコメンバーズも併用すれば、10%から15%割引になる。最大で割引になるとすれば、4万円ぐらいで送れそうだ。

ただ残念なことに、複数口の伝票は印字サービスや自宅印刷が利用できず、営業所にある専用端末でしか出せないという。どのみちヤマト便の伝票も必要なので、営業所に行って印字してくることにした。

ところがその後ヤマトさんから電話があり、3月中旬もそれなりに混んできているので、いっぺんに30個を集荷するのは難しい、ということであった。ではどうするかというと、もっと前から小出しに出荷して、宮崎でいっぺんに受け取るという方法ならアリらしい。

そうなると日時指定が出来ないヤマト便は、先出しする荷物には使えないことになる。宮崎への人間の移動は3月19日なので、それより前には受け取れない。ヤマト便で出すのは16日以降という事になる。テレビや椅子、自転車はさすがに160サイズには入らないと思うので、これはヤマト便で出す事にしよう。

問題は、常時仕事に使っているものを梱包してしまうと、家にいるのに出張中みたいな仕事効率になってしまうところだ。できればそういう状態は2週間ぐらいで脱出したいところである。
 

小寺・西田の「金曜ランチビュッフェ

2019年3月8日 Vol.212 <変化の境目号> 目次

01 論壇【西田】
 MWCを歩きながら考えた「5G時代」のモバイルビジネス
02 余談【小寺】
 3月移動に地獄を見た話
03 対談【西田】
 石川温さんに聞く「4G→5G時代の虚実」(4)
04 過去記事【西田】
 ソーシャルメディア+スマートフォンが生み出す情報爆発
05 ニュースクリップ
06 今週のおたより
07 今週のおしごと

 
12コラムニスト小寺信良と、ジャーナリスト西田宗千佳がお送りする、業界俯瞰型メールマガジン。 家電、ガジェット、通信、放送、映像、オーディオ、IT教育など、2人が興味関心のおもむくまま縦横無尽に駆け巡り、「普通そんなこと知らないよね」という情報をお届けします。毎週金曜日12時丁度にお届け。1週ごとにメインパーソナリティを交代。   ご購読・詳細はこちらから!

その他の記事

迷走する吉本興業の問題が“他人ごと”だけでは済まない理由(本田雅一)
週刊金融日記 第302号【コインチェックで人類史上最高額の盗難事件が起こり顧客資産凍結、暗号通貨は冬の時代へ他】(藤沢数希)
豚だらけの南の島、ババウ島に隠された奥深くも驚くべき秘密(高城剛)
『戦略がすべて』書評〜脱コモディティ人材を生み出す「教育」にビジネスの芽がある(岩崎夏海)
ヒットの秘訣は「時代の変化」を読み解く力(岩崎夏海)
週刊金融日記 第308号【日本の大学受験甲子園の仕組みを理解する、米国株は切り返すも日本株は森友問題を警戒他】(藤沢数希)
本気のアマチュアカメラマンが選ぶ一眼レフの不思議(高城剛)
父親が次男に事業を継がせた深~い理由(やまもといちろう)
「高価格による高サービス」にすり替わってしまった「おもてなし」(高城剛)
夏の終わりに不老不死の可能性を考える(高城剛)
メディアの死、死とメディア(その2/全3回)(内田樹)
たまにつかうならこんな「ショートカット」(西田宗千佳)
「テレビを作る側」はどこを向いているか(小寺信良)
『「赤毛のアン」で英語づけ』(1) つらい現実を超える〝想像〟の力(茂木健一郎)
日本が観光立国になり得るかどうかの試金石はVIPサービスにあり(高城剛)

ページのトップへ