小寺・西田の「金曜ランチビュッフェ」より

このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」

※メールマガジン「小寺・西田の金曜ランチビュッフェ」2018年10月19日 Vol.193 <調べなきゃ分からないことがある号>より

ゴリラポッドという三脚をご存じだろうか。ミニ三脚の一種だが、三本の足が自在に曲がるようになっていて、どこにでも巻き付けてカメラを固定できるとして、もう10年ぐらい前から地道に人気のある商品である。

こうした「フレキシブル三脚」とでも言うようなジャンルは、出始めこそ類似商品が出回ったものの、新しいコンセプトの製品はなかなか登場しなかった。それだけゴリラポッドは汎用性が高かったという事だろう。

そんな中、「SQUIDDY(スクイディ)」は、まさに新コンセプトのフレキシブル三脚だと言える。SQUIDDYとは、イタリア語で「イカ」の意味。メーカーの「celly」はイタリアでモバイルアクセサリを製造販売する老舗企業で、IFA 2018にも出展していた。今回はIFAに参加した関係者から、サンプルを頂いた次第である。

・celly
http://www.celly.com/en

 

ガチどこでも固定

SQUIDDYのポイントは、吸盤付きの6本の足だ。広げるとヒトデみたいな形をしているのがスタンド部で、自由に曲げることができる。内部に金属板が入っており、表面をゴムでコーティングしたような構造だ。裏面に吸盤が付いているのも一つのポイントである。

製品パッケージには、スマートフォン用の固定具のほか、GoPro用の固定具も付属する。


・製品の同梱物


・裏側が吸盤になっている
 
普通にスマホスタンドとして利用する場合には、足を折り畳んで自立させる事ができる。足の1つに穴が開けられており、そこに固定具を装着することもできる。もうちょっと高さが欲しいといった場合には、ここに固定具を付けてもう一段上から撮影できる。


・撮影用スタンドとして


・折り畳んでセルフィー用グリップに
 
最大のポイントである吸盤は、何かと使い道が多い。例えば窓ガラスにスマホを貼り付けて撮影するなど、これまで不可能だったところに取り付けが可能だ。吸盤は1つの足に4つあり、5本足だけ使っても20個あるので、かなり安定する。いくつか剥がれても、すぐに落ちる心配はないだろう。


・ガラスにくっつけて


・縦撮りセルフィーもいける
 
もちろん、自転車ハンドルへの固定も、得意とするところだ。ロードバイクなどガチサイクル野郎なら自転車用のスマホホルダーを取り付けている人もそれなりに居ると思うが、たまに個体したいだけというカジュアル層にはこれで十分だろう。


・自転車のハンドルに固定
 
吸盤がくっつくわけではないが、ゴム素材のために滑りにくく、使用中にクルッと回転してしまうような事はなかった。

もう一歩進んだ使い方として、カバンのフックにもなるというのは面白い。公式YouTube動画でも、同様の使い方が出てくるので、一応オフィシャルな使い方と言えそうだ。


・撮影しながらカバンもかけられる
 
・Celly - Squiddy #FreeYourSelfie

 
確かに喫茶店等で仕事するときにカバンを置く場所がなく、あまり置きたくないが直に床置きせざるを得ないことがある。このために何らかのフックを購入しようかと思っていたところだが、こういう使い方ができるなら一石二鳥である。ただし耐荷重等の保証があるわけではないので、やるなら自己責任で。

価格的には20ユーロぐらいなので、だいたい日本円で2,500円前後といったところだろう。国内発売は今のところないようだが、どこかで扱うところが出てくるかもしれない。楽しみに待っていよう。
 

小寺・西田の「金曜ランチビュッフェ

2018年10月19日 Vol.193 <調べなきゃ分からないことがある号> 目次

01 論壇【西田】
 重量比で考えるスマートデバイスのトレンド・2018年版
02 余談【小寺】
 このイカが意外に便利、スマホ三脚「SQUIDDY」
03 対談【小寺・西田】
 「テレビメディアをガラガラポン」は成功したか (5)
04 過去記事【西田】
 中古携帯をその場で現金化する「ecoATM」と「リセールバリュー」
05 ニュースクリップ
06 今週のおたより
07 今週のおしごと

12コラムニスト小寺信良と、ジャーナリスト西田宗千佳がお送りする、業界俯瞰型メールマガジン。 家電、ガジェット、通信、放送、映像、オーディオ、IT教育など、2人が興味関心のおもむくまま縦横無尽に駆け巡り、「普通そんなこと知らないよね」という情報をお届けします。毎週金曜日12時丁度にお届け。1週ごとにメインパーソナリティを交代。   ご購読・詳細はこちらから!

その他の記事

「貸し借り」がうまい人は心が折れない(岩崎夏海)
祝復活! 『ハイスコアガール』訴訟和解の一報を受けて(編集のトリーさん)
「一人負け」韓国を叩き過ぎてはいけない(やまもといちろう)
「古いものとあたらしいものが交差する街」に感じる物足りなさ(高城剛)
「疲れているとついイラッとしたり、怒りっぽくなってしまうのですが……」(石田衣良)
腸内細菌のケアを心がけたい梅雨の季節(高城剛)
古くて新しい占い「ルノルマン・カード」とは?(夜間飛行編集部M)
「人を2種類に分けるとすれば?」という質問に対する高城剛の答え(高城剛)
いま必要なのは「ちゃんと知ろうとする」こと(家入一真)
「政治メディア」はコンテンツかプラットフォームか(津田大介)
「高倉健の死」で日本が失ったもの(平川克美×小田嶋隆)
「消費者安調査全委員会」発足、暮らしの事故の原因究明は進むのか?(津田大介)
子供会にLINEを導入してみた(小寺信良)
今年の冬は丹田トレーニングを取り入れました(高城剛)
嘘のこと〜自分の中の「真実」が多数のリアリティによってひっくり返されるとき(川端裕人)

ページのトップへ