甲野善紀
@shouseikan

甲野善紀メルマガ『風の先、風の跡』より

達成感の得られない仕事とどう向き合うか

達成感を持ち得ない仕事と向き合うための武術稽古

もちろん、この拷問のような仕事は人間が関わる仕事としては、なくなっていく事が望ましいが、現状を見る限り今後ますます増えることはあっても減ることはなさそうである。であるならば、その現場で働かざるを得ない人達が何とか潰されないで済むような方法は早急に講ずるべきだと思うが、その事で厚生労働省などがすぐ動くとは到底思えない。従って、ここはその現場で働く人達個人々々で自らで防衛する外はないと思う。

そうした時、今回話に出たコンピュータシステムを管理している人の例にもみられるように、武術の稽古と工夫が精神の崩壊を食い止めることに大きな力を持っていると思われるであろう事を、ここに取り急ぎ載せたいと思い、予定していた「松聲館日乗」の原稿にかえて、今回は急遽この事を載せることにしたのである。

もし今回の「松聲館日乗」で武術の稽古に関心の出た方は、私の講座や稽古会などにどうぞ。また、6月の5日には新しいDVD『甲野善紀 技と術理2014-内観からの展開』が発売になるので、それを御覧下さい。6月4日までに申し込まれた方は、私の稽古風景が約15分収録されているDVD『松聲館日乗2014』が特典として付いてくるそうなので、それを御覧になると武術の稽古が如何に心身の働きをより有効に使う事を工夫し続けているかという事を御理解頂けると思います。

 

 

DVD『甲野善紀 技と術理2014――内観からの展開』のご案内

kono_jacket<セット販売開始!!>

特設サイト

http://kono.yakan-hiko.com/

DVD『甲野善紀 技と術理2014――内観からの展開』好評発売中!
また、前作『甲野善紀 技と術理2013』とのセット販売も受付中!

<ご購入はこちらから>
http://kono.yakan-hiko.com/

<内容紹介動画>

1 2 3 4
甲野善紀
こうの・よしのり 1949年東京生まれ。武術研究家。武術を通じて「人間にとっての自然」を探求しようと、78年に松聲館道場を起こし、技と術理を研究。99年頃からは武術に限らず、さまざまなスポーツへの応用に成果を得る。介護や楽器演奏、教育などの分野からの関心も高い。著書『剣の精神誌』『古武術からの発想』、共著『身体から革命を起こす』など多数。

その他の記事

週刊金融日記 第307号【確定申告の季節ですがこれから事業をはじめる人にアドバイス、出口戦略言及で日本円が大躍進他】(藤沢数希)
「代替」ではなく「補完」することで「統合」する医療の時代(高城剛)
教育としての看取り–グリーフワークの可能性(名越康文)
ゲームと物語のスイッチ(宇野常寛)
国産カメラメーカーの誕生とその歴史を振り返る(高城剛)
菅政権が仕掛ける「通信再編」 日経が放った微妙に飛ばし気味な大NTT構想が投げかけるもの(やまもといちろう)
「言論の自由」と「暴力反対」にみる、論理に対するかまえの浅さ(岩崎夏海)
メタ視点の鍛え方(岩崎夏海)
時代に取り残されてしまった東京の飲食業(高城剛)
スターウォーズとレンズとウクライナ紛争(高城剛)
スーツは「これから出会う相手」への贈り物 (岩崎夏海)
大学の奨学金問題、貸し倒れ率見る限り問題にならないのではないか(やまもといちろう)
自分の身は自分で守るしかない世界へ(高城剛)
失敗した「コンパクトシティ」富山の現実(高城剛)
週刊金融日記 第297号【世界最大のビットコイン市場であるビットフライヤーのBTC-FXを完全に理解する、法人税率大幅カットのトランプ大統領公約実現へ他】(藤沢数希)
甲野善紀のメールマガジン
「風の先、風の跡~ある武術研究者の日々の気づき」

[料金(税込)] 550円(税込)/ 月
[発行周期] 月1回発行(第3月曜日配信予定)

ページのトップへ