困ってる人が来たら、ちゃんと専門家につないでほしい
―― 最近の就活についてはどう思いますか?
家入:クソだと思うよ。相変わらず悩んでる子も多いし。新卒一括採用を辞める企業が増えない限り変わらないだろうね。就活する学生の意識が変わらないと何も変わらないから、僕はいつも「就活なんかしなくていいよ」って言ってる。それで「お前なんかが責任とれるのか」って言われたらとれないんだけどさ。
でも、僕なりにリバティとかリバ邸は、僕が発言している「逃げたらいいじゃん」の、逃げる先として提供しているんです。「できない」という言い訳を全部潰していってるんですよね。
「CAMPFIRE」
もこれを利用すればやりたいことができる、
「BASE」
もこれを利用すれば物を売ることができるって。
イケダ:でも、その選択肢はある程度強い人しか選べないという現実もありますよね。リバ邸に来るって結構コミュニケーション力が必要だったりするし、CAMPFIREもいい企画がないといけない。ある程度ハードルのある選択肢ですよ。本当の弱者を救えるアーキテクチャにはなっていないと感じるんです。それについてはどう思ってます?
家入:それはねぇ、管轄外。
イケダ:なるほど。
家入:僕のところにも来ますよ、本当に病んでる子。そういう子には病院行けって言いますよ。薬でしか治せないですもん。どんだけやさしい言葉をかけても、何も変わらないんですよね。ちゃんと薬飲もうね、としか言えない。日本中の餓死しそうな子を僕が救えるかって言ったら救えないわけだし、それは僕の及ぶところではないかなぁ。
夜の世界で働いている子からもよく相談が来ますが、僕はそういう子が好きだから話聞くんですよ。そうすると、病んでる子が多くて。結局ね、僕ができることなんて大したことないわけです。一つひとつ話を聞くだけしかできない。それで救われる人がいるのかはわからないけど、やれる範囲内でやってるだけですね。
イケダ:家入さんのところに困った人が来て、話を聞くだけでは解決にはならない場合、その人たちをパスする先を知らないわけですよね。例えば、風俗産業の支援だと
「GROW AS PEOPLE」
という団体があります。でも、夜の世界で働く子はNPOに相談するより家入さんに相談した方が早いんですよね。
家入:へぇ。僕そういうのあんま知らないんだよなぁ。
イケダ:そうなんですよね。家入さんに限らず、一般的に困った人のパス先があんまり知られていない。僕は以前僕のもとに鬱病の人が来たから、仲介者としてそういう問題を解決する人とつながりました。
家入:これからはイケダくんに流すわ(笑)。はっはっはっ!
イケダ:それがいいかもしれないですね(笑)。僕は出口を知っていて、家入さんには入り口として人が集まってる。これは家入さんと僕に限らず結構色んなところで見られる現象です。僕らはもっと選択肢を知らないといけない。困った人が来たときに、ちゃんとつないであげないといけないんですよね。僕らは無責任な人間なだけに、やらなきゃいけないと思います。
家入:そうかも。それで言うと、起業をしたいって子が来るときは「エティック」調べてみなよとか、アドバイスしてますね。
※エティック:企業支援NPO法人
(相談者の)パス先をいくつか用意しておくって重要ですね。
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