※高城未来研究所【Future Report】Vol.422(2019年7月19日発行)より

今週は、キリマンジャロの裾野に広がるタンザニアのセレンゲティ国立公園にいます。
マサイ語で「果てしなく広がる平原」の意を持つセレンゲティは、3つの州にまたがるタンザニアの自然保護を目的とした広大な国立公園で、1981年にユネスコ世界自然遺産に登録されたサバンナ地帯です。
この時期は、生息する哺乳類の5割を占めると言われるヌーの最後の大移動のタイミングとあって、遅れたヌーの群れが、あわてて移動しています。
ケニアまでの移動中には、ライオン、ハイエナ、チーター、ヒョウなどの肉食獣が待ち受け、川にはワニがひそみ、ここには太古から変わらない自然の姿「弱肉強食の世界」がいまも残っています。
さて、今回も今年買った望遠レンズを持参しました。
70mm-200mmのズームに、1.4倍のエクステンダーをつけ、APC-S機で撮っており、全画素解像ズームを用いれば、雑誌の見開きに必要な2400万画素を維持しながら、フルサイズ換算およそ160mmから900mmまでの超軽量ズーム付きカメラになります。
昨年まで、まったく望遠レンズと縁遠い撮影ばかりしてまして、その理由は、単純に大きく重いからに他なりませんでした。
また、撮影スタイルの好みにも合いません。
しかし、アフリカのサファリでは、900mmでも「足りない」と思うこともしばしばありまして、ランドクルーザーですれ違う他の観光客は、家族づれなのにも関わらず、皆、巨大なレンズをお持ちで驚きます。
日本では、子供の運動会が望遠レンズの見せ所だと思いますが、世界では、アフリカ家族旅行こそが、望遠レンズの見せ所なのかもしれません。
流石に900mmまで撮れれば、アフリカのサファリを走る動物たちを、それなりにドアップで撮ることが可能ですが、そうなると、今度は広角で撮りたくなるのが、天邪鬼の僕ならでは。
かくありまして、せっかく望遠レンズを持ってきたのに、21mmを多用し、危険顧みず1メートルまでライオンに近づき、日々撮影しております。
ええ、なかなか怖いものですよ、夕暮れ時の餌場にいるライオンは。
この「弱肉強食の世界」で、僕は中程度以下の位置にいる動物にすぎませんから。
高城未来研究所「Future Report」
Vol.422 2019年7月19日発行
■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ
高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。
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