
ちょうど8月31日に発表になったヤフーニュース個人のニュースアプリ企画で、ライターの朽木誠一郎さんにお話を聞いていただく形でインタビュー記事が出ました。
戦場の移り変わりについていけない人は死ぬ 「切込隊長」から「山本一郎」へ【発信の原点】
振り返るとなんだかんだで16歳から27年、パソコン通信からインターネットにかけて発信に関することや、自分の興味対象を自分で調べて整理して書くということを続けてきていたことを考えると、それなりに積み上げてきたものはあるのかなとは思う次第です。
とはいえども、やはり私は所詮は「副業ライター」であり、本業は別にあってそこで生計を立てていることを前提に物事を考えるならば、やはり誰かの事情に慮ることなく、思うことを思うように、知ったことを知ったように書くのが一番スタイルとして良いのだろうという結論には落ち着くわけでございます。やっぱり、誰かに読んでいただいて楽しんでいただいてなんぼ、次が続いてより発展して、というサイクルがない限り、いくら副業ライターだといってもやっていて私に遣り甲斐がないわけですから。
インタビュー中では、もう何度も記事で書いてきた通りではありますが、私の「生きた証」として書き続けていること、別にそれは大変な対価を得ているわけではないこと、裁判沙汰も含めていろんな経験をしていく中で、自分なりに培ってきたものが世間さまにご評価いただいて、花が咲こうが土に埋もれようが自分は納得して仕事をしている限りまったく構わないこと、などをお話しました。
所詮、私たちがいかにネット社会だ知的生産が大事だと嘯いたところで、たかが百年前の日本人の姿すら満足に思い返すことができないのです。振り返って、ああそういう人たちがいたのだなと思ったところで、ぼんやりとしか見えない。ならば、百年後の人達に、いまを生きる日本人が何を伝え、ネットに何を遺し、考えていることや判断していることの肌触りやぬくもりのようなものを伝えていくのも一つの使命であろうと私は考えているのです。
それは私が私についてそう思っているだけで、目の前の仕事や将来の夢の実現のために日々頑張っておられる方もたくさんいて、それは尊重されるべきものです。そういういろんな人たちの考えや思いがあって、人と人とがつながって社会ができ、時代があり、歴史に息づいているのだということを少し考えてみると、もうちょっと良い明日を作るために今日何に励めばいいのか見えるようになってくるのかな、と期待するところであります。
やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」
Vol.163 書くことの意味を見直しつつ、今流行りのVRが抱える課題や曲がり角に来たネットの今を語る回
2016年8月31日発行号 目次

【0. 序文】発信の原点とかいう取材で
【1. インシデント1】『アダルトVRエキスポ』で見せた、結局解決できない最後の一線
【2. インシデント2】オープンで中立というネットの理想型に終わりは来るのでしょうか
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A
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