高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

本格的な移動シーズンに向けて最後の仕上げ

高城未来研究所【Future Report】Vol.614(3月24日)より

今週も、東京にいます。

冬の終わりから春先にかけて、体調を整える3週間もいよいよ最後の週となりました。
今週は、ファスティングです。

一般的に言われる断食=ファスティング方法は多種多様ですが、僕ははじめに血液検査を行って、現在の自分の状況を俯瞰的に確認するようにしています(第一週)。
過去三ヶ月の糖がわかるHbA1cや血糖値スパイクや断食を行うと揺れ動く1,5-AGの値の他、全般の様子を見ながらフリースタイルリブレを装着し、グルコース変動をモニタリングして、1週間かけて糖を徐々に減らします(第二週)。
ちなみに、第一週に行った今回の血液検査ではHbA1cは「4.7」でしたが、1,5-AGの値から冬季に乱雑な食事をしてスパイクした傾向が見て取れました。
また、ビタミンDを測る25OHは「127」ありましたので、この冬も風邪をひかず、花粉症も表立ってひどくありませんでした。

そこでいよいよ三週目の今週、最後の仕上げとしてファスティングに取り組みます。

フリースタイルリブレでグルコースを見ながら糖を徐々に減らし、僕の場合だと80mg/dlあたりになったら、そのままなにも食べません。
自分の体感からマグネシウムを補強したほうがいいな、と思ったら1錠だけ摂取しますが、基本サプリメントも一切入れません。
ずっと水だけ。
必要だと思ったら、カプリル酸を少量取り込むこともあります。
そしてケトン値を呼気、尿、血液で測りながら、ケトン値が8mmol/Lになるまで続けます。
その期間、およそ3日ほどでフリースタイルリブレでグルコースが50mg/dlを切ったのを確認し、これをゴールにしています。
あわせて宿便が出るのも、ひとつの目安にしています。

こうして解毒かつ体調を整えるというより強制リセットを行い、春から秋までの撮影シーズンに耐えられる身体を作って=ケトン体質に変えて、毎年次の移動シーズンに臨んでいます。

もともとケトジェニックは、癲癇(てんかん)のための食事法として米国の医師ラッセルワイダーが実施したことから広まりました。
ラッセルワイダーは、インスリンを人体への投与をはじめて行った医師で、糖過多の現代食による脳の発作から起きる癲癇を、食事だけで治癒したことで知られています。
つまり、ケトジェニックは体だけではなく、脳に多大な影響を与えるのです。

一般的な食生活で糖質を摂取すると、脳はブドウ糖100%をエネルギーとしますが、ケトン体質に変えられれば、血中のケトン体濃度を5mmol/L以上にすることで、脳はブドウ糖30%、ケトン体70%をエネルギーとすることが判明しています。
この時、癲癇による発作が抑制されることがわかっており、これが僕の言うところの「脳のオイル交換」の仕組みです。

この感覚を得られれば、mTOR遺伝子のスイッチングも大成功。
あとは、秋までこの状態を続けますが、なにより「ちょいハイ」の心地よい状態が続きます。

こうして日本での準備を終え、いよいよ来週から本格的な移動シーズンに突入です。
今年も北半球の太陽光が稼げる撮影シーズンがやってきました!
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.614 3月17日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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