大変ご好評頂戴しておりますJILISコロキウム、2025年年明けの第3回は、日本が誇る文化資産と生成AI、そして経済検閲の問題など、知的財産と政策決定に関する議論をして行きたいと思っております。
<JILISコンサルティング企画>第3回コロキウム「文化資産と生成AI」について(リアルとオンライン配信同時開催・アーカイブあり)
もともと生成AIは人が作ってきたものを数学的に解釈し、過去に営々と築き上げてきたものがそのままのベクトルで次に生み出されるものは何かを計算して生成していくものです。そこには、過去に人類が築いてきたものを教師データとして参考にし、文化資産をベースにした計算によって新たなものを生み出す生成AIによる生成物はどう位置付けるのか、大きな議論となってきました。
直近では、AI法が新たに立法される話がある一方、我が国の生成AI関係を政策的に見る場合に重要な著作権法30条4項といった政策論・法学面でのテクニカルな面もありながら、実際には「それって本当に文化的に意味があるものになっていくんだっけ」という疑問や手法への懸念はいまだ広く議論になっています。
また、生成AIと現実社会の問題においては、いま芸能人の顔やスタイルを学習し、生成AIを駆使して性的な画像や映像を無断にコンテンツにしてメルカリやメルカリ、メルカリなどで販売する事件も発生する中、オタク系コンテンツでは国際カードブランドがかなり積極的に決済拒否(BAN)し、実質的な金融検閲に向かっていく事例も数多く問題視されています。
今回は、元吉本興業で現・日本音楽事業者協会(音事協)の専務理事を務めておられます中井秀範さんと、お馴染み板倉陽一郎先生、鈴木正朝先生と私・山本一郎で現在の状況を議論しながら我が国の知的財産戦略と生成AI、および解決されるべき諸問題について議論してまいりたいと考えております。
JILISコロキウムへのご参加につきましては、以下運営窓口の「JILISコンサルティング」にて承っております。懇親会もございますので、この方面にご関心をお持ちの方は、ぜひご参集ください。
よろしくお願い申し上げます。
やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」
Vol.464 JILISコロキウム『文化資産と生成AI、クレカによる経済検閲問題』をお誘いしつつ、問題山積みのGoogleや公職選挙法の今後を占う回
2024年12月31日発行号 目次
【0. 序文】【告知】1月28日JILISコロキウム『文化資産と生成AI、クレカによる経済検閲問題』のお誘い
【1. インシデント1】米司法省のGoogle規制にMozillaとAppleが反意を表明している件
【2. インシデント2】俺たちの公職選挙法をどうやってバージョンアップさせていくべきか
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A
【4. インシデント3】分かってくれた、はずが話が進まない皆さんへのトリセツ
やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」のご購読はこちらから


その他の記事
![]() |
「コントラスト」と「ダイナミックレンジ」(高城剛) |
![]() |
「嫌われJASRAC」が地裁裁判で無事勝利の報(やまもといちろう) |
![]() |
カップ焼きそばからエリアマーケティングを考える(西田宗千佳) |
![]() |
効果的な時差ぼけ解消法(高城剛) |
![]() |
プログラミング言語「Python」が面白い(家入一真) |
![]() |
経営情報グループ『漆黒と灯火』というサロンらしきものを始めることにしました。(やまもといちろう) |
![]() |
ご報告など:いままで以上に家族との時間を大事にすることにしました(やまもといちろう) |
![]() |
宇野常寛特別インタビュー第5回「落合陽一のどこが驚異的なのか!」(宇野常寛) |
![]() |
権力者とは何か(茂木健一郎) |
![]() |
「平気で悪いことをやる人」がえらくなったあとで喰らうしっぺ返し(やまもといちろう) |
![]() |
楽天モバイルが先行する“MNO”に追いつくために(本田雅一) |
![]() |
猛烈な不景気対策で私たちは生活をどう自衛するべきか(やまもといちろう) |
![]() |
京都で実感した宗教を超える文化のグローバリゼーション(高城剛) |
![]() |
東京15区裏問題、つばさの党選挙妨害事件をどう判断するか(やまもといちろう) |
![]() |
この星に生きるすべての人が正解のない世界を彷徨う時代の到来(高城剛) |