あなたが卓球をやる「目的」はなんですか?
卓球が上手くなるというのは、試合に勝つことだ、と考える人がいま す。もっと極端な言い方をすれば「スポーツなんてしょせん、勝ち負けがすべてだ」という人もいる。もちろん人それぞれ、考えがあってもいいんです。でも、 私はそういう言葉を聞くと、「本当かな? 本当にそう思っておられるのかな?」とも思うんです。
例えばどんな強い人だって、ケガをしたら弱くなりますよね。年齢とともに筋力が衰えてきたら、昔と同じようには勝てなくなるかもしれない。あるいは勝ったその瞬間はうれしいかもしれないけれど、何年か経てば、そんな試合のことは自分以外、誰も覚えてないかもしれないですよね。
[caption id="attachment_2770" align="aligncenter" width="640"]
選手時代の筆者[/caption]
私は、卓球をやるには「目標」と「目的」があると考えています。
「目標」というのは、例えば全日本選手権で優勝するとか、今度の大会でベスト8に入る! といったことがある。それはそれでいいけれど、それは卓球をやる「目的」ではありませんよね。
「目的」というのは、「自分は何のために卓球をやるのか」ということです。「勝ち負け」は目標にはなるかもしれないけれど、それは卓球をやる「目的」にはならないんじゃないかな、と私は思うんです。
選手として活躍している人も、趣味として楽しんでいる人も、自分は何のために卓球をやるのか、ということを一度考えてほしんです。なぜなら、目標と目的を混同していると、何をやっても次につながっていかないから。卓球をがんばるのはいいけれど、それがその人の「人生」につながらなかったら、つまらないと私は思うんです。
その他の記事
|
「狭霧の彼方に」特別編 その2(甲野善紀) |
|
日本の脱原発は本当に可能なのか?――ドイツ10年の歩みに学ぶエネルギー政策(津田大介) |
|
「VRでサッカー」を堪能する(西田宗千佳) |
|
「国際競争力」のために、何かを切り捨ててよいのか(やまもといちろう) |
|
メルマガの未来~オープンとクローズの狭間で(津田大介) |
|
音声入力を使った英語原書の読書法(高城剛) |
|
優れた組織、人材でも、業界の仕組みが違うと途端に「能無し」になってしまう話(やまもといちろう) |
|
天然の「巨大癒し装置」スリランカで今年もトレーニング・シーズン開始(高城剛) |
|
「何をやっても達成感を感じられない時」にやっておくべきこと(名越康文) |
|
本格的な移動シーズンに向けて最後の仕上げ(高城剛) |
|
中国からの謂れなき禁輸でダブつく高級海産物どうしようって話(やまもといちろう) |
|
テクノロジーは常に権力よりも速く動く(高城剛) |
|
“YouTuberの質”問題は、新しいようでいて古い課題(本田雅一) |
|
この星に生きるすべての人が正解のない世界を彷徨う時代の到来(高城剛) |
|
ライター業界異変アリ(小寺信良) |











