ビジネス圏や会社をひとつの「舞台」として捉える
森の中では、多くの動植物が生きている。みみずが落ち葉を食べ、土の栄養分に変えている。
場の研究所の清水先生は、これを「即興劇モデル」として捉えています。「森」という舞台があって、そこにいろんな生き物が役者として存在しているんだと。同じように「広告業界」という舞台がある。「中部圏」という舞台がある。そこでは誰かひとりが主役ということではなくて、役者として存在しています。その役者同士が、即興的に劇を行っている。
あらかじめ脚本が決まっているわけではなくて、即興的に変わっていくことで劇が生まれている。同時にそれを見る観客も存在している。即興劇モデルとしてその「場」を考えてみると、すごく分かりやすいんです。
みなさんのひとりひとりも役者ですし、会社も役者のひとりと考えていいと思います。ある企業が、ある舞台(業界)から「もうあなたの役はないですよ」と言われる場合がありますね。つい最近、アメリカのBordersという書店のチェーンが潰れてしまいました。では、舞台で役者であり続けるためにはどうしたらいいか。そこに企業が生き延びるヒントがあるんじゃないかと思うんです。

その他の記事
![]() |
中国発「ビリビリ動画」の米NASDAQ上場と、日本の「ニコニコ動画」の終わりっぷり問題(やまもといちろう) |
![]() |
辻元清美女史とリベラルの復権その他で対談をしたんですが、話が噛み合いませんでした(やまもといちろう) |
![]() |
山岡鉄舟との出会い(甲野善紀) |
![]() |
いつもは持たない望遠レンズで臨む世界遺産パンタナル大湿原(高城剛) |
![]() |
安倍晋三さんの総理辞任と国難級のあれこれ(やまもといちろう) |
![]() |
資源がない国から徐々にリセッションの足音が聞こえてくる(高城剛) |
![]() |
怒りを動機にした分析は必ず失敗する(名越康文) |
![]() |
フレディー・マーキュリー生誕の地で南の島々の音楽と身体性の関係を考える(高城剛) |
![]() |
高2だった僕はその文章に感情を強く揺さぶられた〜石牟礼道子さんの「ゆき女聞き書き」(川端裕人) |
![]() |
動物園の新たな役割は「コミュニティ作り」かもしれない(川端裕人) |
![]() |
「小池百合子の野望」と都民ファーストの会国政進出の(まあまあ)衝撃(やまもといちろう) |
![]() |
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか(やまもといちろう) |
![]() |
弛緩の自民党総裁選、低迷の衆議院選挙見込み(やまもといちろう) |
![]() |
メガブランドの盛衰からトレンドの流れを考える(高城剛) |
![]() |
嗤ってりゃいいじゃない、って話(やまもといちろう) |