西田宗千佳の記事一覧

記事一覧: 57件

「キモズム」を超えていく

「キモズム」という概念がある。機器が一般に普及していく過程で、先進層から一気にマスへと広がる際、よく使われるのが、マーケティング・コンサルタントのジェフリー・A・ムーアの理論に基づく「キャズム」という言葉だ。アーリーアダプターとその先にある、超えねばならない大きな溝(キャズム)を指したものだ。これにインスピレーションを受けた言葉が「キモズム」だ。(2016.12.10)  続きを読む

ウェブフォントを広めたい・ふたたび

以前、本メルマガのコラムにて、「日本のウェブの見栄えを改善したい」という話をした。その軸になるのは、ウェブフォントの導入だ。今回は改めて、その話をしたい。一般的なウェブでは、PCやスマートフォンに標準的に入っているフォントを使って表示する。これが、ウェブの表現の画一化を招いているのは間違いない。紙の印刷物ではあんなに多彩なフォントを使い、美観にこだわっているのに、ウェブになった途端にシンプルになる。こうした問題の解決に有効なのが「ウェブフォント」である。(2016.11.26)  続きを読む

ピコ太郎で考えた「シェアの理解が世代のわかれ目」説

ソーシャルメディアの上で「ピコ太郎 関連動画で潤う」という記事が話題になっていた。この記事が説明しているのは、動画ビジネスにおける「コンテンツID」の活用の現状だ。著作物を認定し、誰がアップロードしたものであろうとも、そのコンテンツの正当な権利者へと価値(この場合には広告から生じる収益の還元)を戻そう、という仕組みであり、2007年にこの仕組みが生まれて以降、動画(特に音楽)のビジネスは大きく変わった。だが、「シェアで広がる経済活動」がピンとこない人々もいるようなのだ。ここに世代の断絶がある。(2016.11.12)  続きを読む

改めて考える「ヘッドホンの音漏れ」問題

今回は、「結果的には当たり前」の話を、改めて考えてみたいと思う。9月にAirPodsが発表されて以降、質問をされることが多かった。「音漏れ、大丈夫ですか?」これは、筆者の中で「落ちませんか?」に続く「あるある」質問になってきた。そのことは想定できたので、先行レビューを書いた際にもチェックし、記事にしている。結果から言えば、ボリュームを最大にするとかなり漏れてくるが、電車内の場合、7〜8割までなら気にならないだろう、というものだった。しかしそれでも、「AirPodsがEarPodsをベースにしているなら、音漏れが気になる」という声に変わりはなかった。(2016.10.29)  続きを読む

PlayStation VRを買ったら買うべきコンテンツ10選

本メルマガが配信される前日は10月13日。すなわちPlayStation VR(PSVR)の発売日だった。検討してはいたものの、貸し出し機材を使ったレビューを急遽やることになったため、発売日前の数日はかなりバタバタな日々を過ごした。ハードウエアの出来としては、正直満点に近い。一般家庭向けの「本格的VR機器」としては、現在もっともおすすめできる製品だ。まあ、最大の問題は「売れすぎて買えない」ことだが。ここでは、PSVRで体験すべきコンテンツを10個選び、ショートコメントとともにご紹介したい。そのうち、PCにも同じソフトがあるものはその旨記載しているので、PC派の人も参考にしていただだければ、と思う。ちなみに、「いわゆるコンシューマゲームらしいもの」は積極的に外しているので、そのつもりで。(2016.10.15)  続きを読む

やっと日本にきた「Spotify」。その特徴はなにか

9月29日、Spotifyが日本参入を正式発表した。4年前から「来る」と何度も言われ、「NetflixかドコモのiPhoneかSpotifyか」と一部では言われていたが、ようやく発表に至った。ここではサービスのプレビューと発表会のこぼれ話をお伝えしたい。(2016.10.01)  続きを読む

本気でスゴイ!手書きアプリ2つをご紹介

現在、PCやタブレットなどのある程度「生産性」「プロダクティビティ」を求められる機器には、ペン入力デバイスが搭載されるのが当たり前になった。もはやキーとマウス、タッチだけでは差別化できない……という世知辛い事情もあるのだが、人がまだ「ペンで書く」シーンを捨てられないこと、キーやマウスではできないことができることなどから、「コストが許すならあったほうがいいもの」になってきている、とは思う。そこで今回は2本、「強烈にすごい手書きアプリ」をご紹介したい。どちらもiPad Pro+Apple Pencilに最適化されているが、一本目に紹介する「MyScript Nebo」については、ペン対応のWindows PC(たとえばマイクロソフトのSurfaceシリーズなど)でも使える。(2016.09.10)  続きを読む

Kindle Unlimitedのラインナップ変更は「日本への対応」不足が原因だ

朝日新聞デジタルに「アマゾン読み放題、人気本消える 利用者多すぎが原因?」という記事が掲載された。あー、その話か、と思いつつも、多分この話、多くの人は誤解も含めて理解しているのではないか、と思う。そこで、関係者からのヒヤリングをもとに、きちんとした解説をしてみたいと思う。要はこれ、「アマゾンの見積もりが甘かった」「日本の出版の状況は、海外と大きく違っていた」ことが原因なのだ。(2016.09.03)  続きを読む

「定額制コンテンツサービス」での収益還元はどうなっているのか

日本でも電子書籍の定額制読み放題サービス「Kindle Unlimited」がスタートした。Kindle Unlimitedに代表される「定額制コンテンツサービス」は、どのように収益を分配しているのだろうか? 自分が作り手でない限り、意外と意識したことがない、という人がほとんどのはずだ。今回はちょっと、その辺の基本をご説明しておこう。(2016.08.06)  続きを読む

日本でも始まる「自動運転」

7月8日、筆者は福岡市役所を訪れていた。福岡市・九州大学・NTTドコモ・DeNAが共同で展開する、「スマートモビリティ推進コンソーシアム」の設立発表会を取材するためだ。このコンソーシアムの目的は、九州大学伊都キャンパス内で「自動運転車」の実証実験をすることだ。(2016.07.16)  続きを読む

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