本田雅一
@rokuzouhonda

メルマガ「本田雅一の IT・ネット直球リポート」より

想像もしていないようなことが環境の変化で起きてしまう世の中

※この記事は本田雅一さんのメールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」 Vol.076「“体制強化”どころか、“弱体化”を促進しかねない? NTTのドコモ買収に対する疑問」(2020年10月5日)からの抜粋です。

北海道は小樽近くのあるリゾートと観光地域づくり法人 (DMO)の手伝いを頼まれ、『私をスキーに連れてって』のプロデュースをした友人と久々の国内出張をしていた。すると、小樽から程近い余市がワインカントリーになりつつあるという。

え? 余市? これが最初の感想。ウィスキーのイメージしかなかったからだ。

ところが現地に行ってみると、そこに広がるのは丘陵地帯にある葡萄畑。併設されるレストランやテイスティングバーなど、付帯設備の雰囲気も合わせ、まるで米・カリフォルニア州のワイン産地・ナパ・バレーのような雰囲気なのだ。

年あたり4つ程度のワイナリーが新規開業するというワイナリーラッシュになっているのは、元々、この地域が食用ブドウを作っていたこともあるようだが、地球温暖化が進む中で良いぶどうが育つ条件が北海道に揃ってきたからという理由もあるようだ。話が飛ぶようだが、近年、北海道の漁港でブリが水揚げされるようになってきているとか。これも海流の温暖化が理由と言われているが、世の中、想像もしていないようなことが環境の変化で起きてしまう。
 

“体制強化”どころか、“弱体化”を促進しかねない? NTTのドコモ買収に対する疑問

想像もしなかったようなことといえば、NTTによるNTTドコモ(ドコモ)のTOBもそれに該当する。株式を公開買い付けし、100%子会社にするというのだ。

海外勢との戦いに勝つため、あるいはシェアを落とし続けるドコモに対するテコ入れなどさまざまな観測が出ているが、そもそもの話でいえば日本の移動体通信を発展させるため、複数の民間企業で競争させる目的がドコモ分社化の大義名分としてあった。

ドコモは移動体通信に関して公社時代からの研究開発やインフラ投資を基礎に、他社よりも優越的な立場から事業をスタートしているからだ。それをまたNTTと併合するのでは本末転倒という気がしなくもない。それでもNTTはドコモを併合するつもりなのだろう……
 
(この続きは、本田雅一メールマガジン 「本田雅一の IT・ネット直球リポート」で)
 

本田雅一メールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

2014年よりお届けしていたメルマガ「続・モバイル通信リターンズ」 を、2017年7月にリニューアル。IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

その他の記事

人生に活力を呼び込む「午前中」の過ごし方(名越康文)
成長戦略に「ウェブスリー」を掲げる岸田官邸の何それ感(やまもといちろう)
観光客依存に陥りつつある日本各地の地方都市の行き着く先(高城剛)
集団的自衛権を考えるための11冊(夜間飛行編集部)
「朝三暮四」の猿はおろかなのか? 「自分の物語」を知ることの大切さ(福岡要)
「スマホde子育て」族に悲報、というか取り返しのつかない事態について(やまもといちろう)
睡眠時間を削ってまで散歩がしたくなる、位置情報ゲームIngress(イングレス)って何?(宇野常寛)
「編集者悪者論」への違和感の正体(西田宗千佳)
医師専任キャリアコンサルタントが語る「なぜ悩めるドクターが増えているのか?」(津田大介)
【第1話】日本型雇用の未来は君の肩に……(城繁幸)
「なぜ本を読まなければいけないのか」と思ったときに読む話(名越康文)
「+メッセージ」はBot時代への布石だ(西田宗千佳)
準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」(小寺信良)
再びサイケデリックでスイングしはじめるロンドン(高城剛)
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか(やまもといちろう)
本田雅一のメールマガジン
「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

[料金(税込)] 550円(税込)/ 月
[発行周期] 毎月2回(第2、4木曜日予定)

ページのトップへ