津田大介の記事一覧
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会代表理事。J-WAVE『JAM THE WORLD』火曜日ナビゲーター。IT・ネットサービスやネットカルチャー、ネットジャーナリズム、著作権問題、コンテンツビジネス論などを専門分野に執筆活動を行う。ネットニュースメディア「ナタリー」の設立・運営にも携わる。主な著書に『Twitter社会論』(洋泉社)、『未来型サバイバル音楽論』(中央公論新社)など。記事一覧:
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「テレビの空気報道化」「新聞の空気化」とはなにか──ジャーナリスト・竹田圭吾に聞くメディア論
1月10日、14時過ぎにジャーナリスト・編集者の竹田圭吾さんが逝去されました。竹田さんには生前より親しくさせていただき、僕のメルマガやポリタスなどで何度もご協力いただきました。
2015年11月17日、CSのテレ朝チャンネル2でやっている『津田大介 日本にプラス』という番組に竹田さんにご出演いただき、テレビや新聞といったニュースメディア本来の役割とはなんなのか、お話を伺いました。番組では竹田さんが独自に磨き抜いた情報処理論やコメント論も披露してくださっており、なぜ竹田さんがニュースのコメンテーターとして唯一無二の存在感を示していたのかよくわかる内容になっております。
今回、この記事を無料で公開することで、多くの人に「コメンテーターとしての竹田圭吾」がどのような人だったのか、知っていただければと思いました。
改めて、竹田圭吾さんのご冥福をお祈りします。(2016.01.11) 続きを読む
津田大介×石田衣良 対談<後編>:「コミュニケーション」が「コンテンツ」にまさってしまう時代に
石田:マーケティングは大事なんだけど、これだけ広いスマホの市場で、数千人規模の購読者を獲得するビジネスをしようとするなら、きっと徹底的にパーソナルになって、「数」を考えないほうがうまくいくかもしれませんね。実際、小説の場合でも、徹底的に特化したもののほうが圧倒的に強いんです。最初から万人に受けようとしたものは、絶対に売れない。(2015.12.05) 続きを読む
医師専任キャリアコンサルタントが語る「なぜ悩めるドクターが増えているのか?」
お医者さんといえば、壮絶な受験戦争を勝ち抜いたエリートで、しかも医師免許を取ってしまえばその後は安泰というイメージをおもちの方も多いはず。しかし一見順風満帆に見えるお医者さんたちにもキャリアに関する悩みをもつ人が増えているんだとか。なぜ悩めるドクターが増えているのか? そしてその解決方法とは? これまで500人以上の医学生や医師のキャリア相談に乗ってきた医師専任キャリアコンサルタントの中村正志さんとライターのオバタカズユキさんをお迎えしてお話を伺いました。(2015.12.04) 続きを読む
津田大介×石田衣良 対談<前編>:メルマガは「アナログ」なメディアである
池袋のすぐ北側に隣接する東京都北区滝野川というところの出身だったので、大学に入るまで、遊び場といえば池袋が基本でした。なので、石田さんの代表作『池袋ウェストゲートーパーク』は特別な思いで読んだことを覚えています。石田さんのことは、テレビなどで拝見して、話や視点が面白い人だなと思っていたのですが今回夜間飛行さんから「対談しないか」というお誘いを頂き、対談させてもらいました。(2015.11.26) 続きを読む
池上彰とは何者なのか 「自分の意見を言わないジャーナリズム」というありかた
池上さんはニュースの解説をするとき、池上さん個人の価値判断や意見は、あえて徹底的に伝えないようにしていますよね。使える時間や使える紙幅のすべてを使って、ひたすら問題の嚙み砕きをするスタイルとも言えます。池上さんはこのようなスタイルを自ら望んで採用しているのでしょうか。それともプロデューサーや編集者から頼まれて行っているのでしょうか。
池上彰のジャーナリストとしての立ち位置とは?(2014.12.14) 続きを読む
なぜ汚染水問題は深刻化したのか
2013年9月7日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会で、2020年のオリンピック開催都市が東京に決まりました。おりしも世界中が東京電力福島第一原発の汚染水問題に注目していたなかで勝ち取った招致。「状況はコントロールされています」――安倍晋三首相が最終プレゼンで行った力強いスピーチが決め手になったと評価する声もありますが、次から次へと新たな汚染水問題が伝えられる国内メディアの報道との温度差に違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか。(2013.10.24) 続きを読む
わずか6ページの『アンパンマン』
今から43年前の1970年に、ある売れない漫画家が描いた絵本である。書名のとおり子ども向けの童話が12篇ばかり掲載されているのだが、その中に、わずか6ページだけ、聞き覚えのあるタイトルの作品が載っている。作品名は『アンパンマン』。(2013.10.15) 続きを読む
チェルノブイリからフクシマへ――東浩紀が語る「福島第一原発観光地化計画」の意義
僕も現地取材へ参加し、ルポを寄稿した『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』が発売されてはや1カ月。その間、東浩紀さん(@hazuma)といろいろな番組で共演し、チェルノブイリ取材の感想やこの本の見どころを語ってきました。そこで今回は、それらをまとめて再構成した総括的な対談を掲載します。僕たちが現地で見たチェルノブイリの現実とはどのようなものだったのか、そしてそこから日本が学べることは何なのか。「福島第一原発観光地化計画」の意義や可能性を東さんにおうかがいしました。(2013.08.11) 続きを読む
福島第一原発観光地化計画とはなにか――東浩紀に聞く「フクシマ」のいまとこれから
津田:今日は作家・思想家の東浩紀さんをお迎えして、東さんが先ごろ提唱して物議を醸している「福島第一原発観光地化計画」を通して、福島県のいまとこれからについて、一緒に考えてみたいと思います。フクイチ観光地化計画については、公表されるまえに東さんから直接伺っておりまして、僕もコアメンバーとして参加しております。東さん、この計画の構想は、そもそもいつぐらいに思いついて実行に移そうと考え始めたんでしょうか?(2013.04.09) 続きを読む
テレビと政治の関係はいつから変質したのか
民主党の鈴木寛参議院議員(@suzukan0001)による『テレビが政治をダメにした』という新著が4月3日に発売されました。通商産業省、慶應義塾大学環境情報学部助教授を経て参議院議員となったスズカンさんは、役人、情報社会学者、国会議員という多様な立場で政策に関わってきた貴重な人材であり、民主党を担う政策通、論客としても知られています。そんな彼が「テレビから干される覚悟で書いた」と語る本書では、視聴率至上主義に走るテレビ局やキャスター、テレビにおもねる政治家がめった斬り。テレビメディアと政治の関係を紐解く貴重なメディア論にもなっています。今回本書の中でも特に資料性が高く、序盤のクライマックスと言える第二章をご本人から許諾いただき、本メルマガに転載させていただきました。(2013.04.09) 続きを読む
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