西田宗千佳の記事一覧

記事一覧: 59件

誰がiPodを殺したのか

7月28日、アップルはiPod nanoとiPod shuffleを製品ラインナップからはずしたと公表した。これで、iPod Touchをのぞき、音楽プレイヤーとしての「iPod」は現行製品から姿を消すことになる。純粋な音楽プレイヤーとしてのiPodが消えたのは、スマートフォン的な機器に需要を奪われたためだ。だから「iPhoneがiPodを殺した」とも言える。だが、筆者は「iPhoneがiPodを殺した」という表現には異論がある。(2017.08.07)  続きを読む

イベントの「行列待ち」に解決方法はあるのか

6月の中旬、筆者はE3取材のためにロサンゼルスにいた。今年のE3は、歴史上初めて一般のゲームファンに入場枠を提供したため、来場者が増え、とにかく会場が混んでいた。一番人気の任天堂ブースは、まったく身動きができないくらい、人が試遊台に貼り付いている状況だった。しかも、ブースの周囲には試遊台の順番を待つ人の列で完全に取り囲まれており、さらには少し離れた場所に、別途待機列まで出来ていたほどである。10時の開場と同時に行列が出来、試遊台にたどり着くまでには2時間以上待つ場合が多かったようだ。(2017.07.24)  続きを読む

あらためて「アメリカ放題」を解説する

この記事は、米サンノゼで開かれるアップルの開発者会議・WWDCの取材へ向かう飛行機に乗る直前に書いている。今年はWWDCからE3への転戦で、まるまる2週間連続でアメリカの滞在となる。今年はすでに4回目のアメリカだ。アメリカでの通信回線として、非常に重宝しているのがソフトバンクの「アメリカ放題」だ。これはその名の通り、アメリカでの通信については、追加の料金がかからない「使い放題」になる、というもの。アメリカでの通信速度が上がってきていることもあり、ホテルのWi-Fiを使う機会が減るほど活用している。逆にいえば、アメリカ放題があるからソフトバンクの回線を使っている……といってもいいくらいだ。そういえば本メルマガで細かい使い勝手を書いたことはないような気もするので、せっかくなので説明しておきたい。(2017.06.12)  続きを読む

スマートスピーカー、ヒットの理由は「AI」じゃなく「音楽」だ

何度か記事にしているように、海外では日本より一足先に「スマートスピーカー」のブームがやってきている。アメリカでは、AmazonのEchoが2016年だけで520万台以上売れ、独走態勢を築きつつある。それを追いかけるように、Googleもマイクロソフトも製品している。噂通り、6月のWWDCでアップルも製品を発表することになれば、ほぼすべてのプラットフォーマーがこの戦いに参戦することになる。日本でもLINEが、独自のスマートスピーカーの発表を控えている……と見られる。(2017.05.29)  続きを読む

録音がそのままテキストに?!「Recoco」はライターの福音となるか

先日から、取材録音にあるアプリを使い始めている。それは「Recoco」というiOS用アプリだ。このアプリ、録音したデータを自動的に音声認識し、テキストをつけてくれるのだ! 音声認識機能の向上により、講義やインタビュー、打ち合わせなどの録音からテキストを作りたい……ということは多くの人が考えた。だが、それを実現しているアプリやサービスはなかなかないのが実情だ。まだ、いまは。(2017.05.15)  続きを読む

鉄腕アトムの呪い

4月4日から、講談社が「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」を創刊している。だが見るところ、あまり評判は良くないようだ。少なくともネットで動画などを見た人は、「これにアトムと名付けるのは……」という反応をしているようだ。筆者も、この商品にはあまりいい点がつけられない。最初にいっておくが、このロボット自体は、今手に入るホビーロボットとしては悪くないものだと思う。デザインも、「アトムのおもちゃ」として見ればキュートだ。だが問題は「鉄腕アトム」というキャラクターから来る期待に答えられるか否か、ということだ。(2017.04.17)  続きを読む

「学びとコンピュータ」問題の根本はなにか

前号で、小寺さんが「学びの過程でPCを使う意味」について触れた。詳しくはそちらを再度お読みいただきたいが、筆者も基本的には同意する。一方で、非常に悩ましい気持ちであるのも事実である。「タブレットは教育に向かず、PCの方がいい」という論説があるが、それには必ずしも同意できないからだ。「正直そんなのどうでもいいし、どうも議論にズレがある」と感じる。学びにコンピュータを使う、とはどういうことだろう? 多くの人は、ネット検索の活用やプログラミング学習を思い浮かべるが、実際にはそれはごく一部でしかない。(2017.04.01)  続きを読む

Nintendo Switchの「USB PD」をチェックする

3月3日に発売になった、Nintendo Switchを筆者も買った。だが、今回話すのはSwitchの話ではなく、ACアダプターのことになる。Nintendo Switchでは、周辺機器接続および充電のコネクターが、専用のものではなく、汎用のUSB Type-Cとなった。だから、ACアダプターのコネクターも、USB Type-Cである。ということは、SwitchのACアダプターで別のUSB Type-C対応機器を充電したり、USB Type-C対応の汎用アダプターでSwitchを充電したりできるんではないか……と考え、少し実験をしてみた。(2017.03.11)  続きを読む

DLNAは「なくなるがなくならない」

AV家電の相互接続規格の認証を運営してきたDigital Living Network Alliance、通称「DLNA」が解散していることがわかった。DLNAは映像・音を扱うホームネットワークのデファクトスタンダードであり、特に日本では、家庭にある多くのデジタル家電で使われている。そのため、「もう使えなくなるのか」「別の規格に役割を交代していくのか」といったイメージをもった人も多いようだ。だが、それはちょっと違う。(2017.02.25)  続きを読む

今年は「動画ゼロレーティング」に動きアリ

今年、個人的に特に注目したい動きとして「動画のゼロレーティング」がある。ゼロレーティングとは、携帯電話事業における通信料の算定において、特定のサービスを「加算の対象から除外する」行為を指す。いわゆる使い放題サービスだが、すべての通信を使い放題にすると際限がないため、特定のサービスだけを使い放題化することで、通信の最適化と顧客満足度の向上を狙ったものといえる。ゼロレーティング自体は珍しいものではなく、日本でも「LINEモバイル」が、LINEでのコミュニケーションを使い放題にしている。このゼロレーティング、法的な面や公正競争の面からは「問題がある」と言われてきたものでもある。(2017.02.11)  続きを読む

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