岩崎夏海の記事一覧

1968年生。東京都日野市出身。 東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、主にバラエティ番組の制作に参加。その後AKB48のプロデュースなどにも携わる。 2009年12月、初めての出版作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(累計273万部)を著す。近著に自身が代表を務める「部屋を考える会」著「部屋を活かせば人生が変わる」(累計3万部)などがある。
記事一覧: 84件

なぜ「もしドラ」の続編を書いたのか

今度、「もしドラ」の続編、「もしイノ」(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら」)が発売される。ぼくは当初、これを「書かない」といってきた。書くと大変だ、というのが分かっていたからだ。大変というのは、この続編を快く思わない人がいるのである。(2015.12.06)  続きを読む

ドラッカーはなぜ『イノベーションと企業家精神』を書いたか

ドラッカーはイノベーションを起こし続けるための方法を考えた。それをまとめあげたものこそ、『イノベーションと企業家精神』という本であり、それを参考書として女子高生が高校野球界に変化を起こし続ける物語こそ、『もしイノ』なのである。(2015.12.03)  続きを読む

「価値とは何かを知る」–村上隆さんの個展を見ることの価値

村上隆さんの個展は、美術に関心、興味がある人にとってはもちろん、そうでない人にとっても非常に高い「価値」がある。今日は、そのことの理路について書きたい。村上隆さんの仕事の本質は、一言で言えば「価値とは何かを探ること」である。そうして、探ったそれをもとに絵を描き、立体を造形する。そこでは、村上さんが探った「価値の高さ」が作品に根付くことを狙っている。(2015.11.12)  続きを読む

これからのクリエーターに必要なのは異なる二つの世界を行き来すること

先ほど、サンフランシスコとロサンゼルス(クレアモント)への旅行を終えた。今は、日本に帰る飛行機の中である。 ドラッカー・ハウスのオープンニングイベントに参加することが、今回の旅の一番の目的だったわけだが、その詳細については、後日稿を改めたい。今日は、その前に訪れたサンフランシスコの印象と、そのまとめについて書いてみたいと思う。(2015.11.04)  続きを読む

結婚はむしろコスパサイコー!? ほとんどの若者が理解していない賢い老後の備え方

今の若者の多くは、結婚のコストパフォーマンスの「良さ」が、理解できていないのだ。それは、収入を得るための方法として「家族からの援助」を考えられていないからである。 家族というのは、何も血縁に限るわけではなく、ここでは大きく「社会とのつながり」と言い換えても良い。社会とのつながりが大きければ、それだけ助けてもらえる可能性が高まる。子供が何人もいれば、そのうちの誰かが助けてくれる可能性は大きい。あるいは、子供が何人もいれば、孫だって何人もできる。そうして、社会とのつながりは指数関数的に増えていく。 極端な話、孫が100人いて、そのうちの多くの強いつながりを保っていれば、死ぬまで食いっぱぐれはないだろう。その意味で、結婚はむしろ「コスパサイコー!」なのである。(2015.10.30)  続きを読む

「言論の自由」と「暴力反対」にみる、論理に対するかまえの浅さ

「言論の自由」を声高に叫ぶ人は、みんな、「言論の自由」を本当に信奉しているのだろうか? 「本当に信奉している」というか、本当にその意味するところが分かっているのだろうか? 分かっていない——というのが、ぼくの見たところである。多くの人が、「言論の自由」をだいじだといいながら、「何でもかんでも言っていいわけではない」と思っている。(2015.10.19)  続きを読む

受験勉強が役に立ったという話

芸大に受かるためには、高一冬からのスタートは遅かった。受験まで二年しかなく、これではとても現役で受かりそうになかった。それでもぼくは、その状況を絶望的と考えなかった。そうして、そこから「どうすれば現役で芸大に入れるか?」ということを考え始めた。(2015.10.13)  続きを読む

本当の知性を育む「問いへの感度を高める読書」

人間にとって最も有効な問いといえば、それは「生」と「死」にまつわるものだろう。 「人はなぜ生きるのか?」 「人はなぜ死ぬのか(死ななければならないのか?)」 というのは、子供でも自然と興味を引かれる非常に強力な問いである。(2015.09.30)  続きを読む

ピクサーにみる「いま、物語を紡ぐ」ための第3の道

今、物語が作りにくくなっている。作りにくいというか、必要とされていない。そもそも小説が売れない。ライトノベルにしても、一部の人気は高いものの、全体としてはビジネスになっていると言いがたい。 いや、もっと広い視野で見れば、出版界全体が停滞している。小説はその中でも特に停滞していて、全体の足を引っ張っている。いや、足を引っ張っているというより、今や多くの出版社が見切りをつけてしまっているので、そもそも出版されていない状況だ。(2015.09.18)  続きを読む

今そこにある「SNSの呪い」の危機

人々の潜在的、無意識的な悪意が言葉となって顕在化することを「呪い」という。人間の心理は不思議なもので、こうした呪いに対する防御力がないと、すぐそれにやられてしまう。具体的には、人々が「自分がルール違反を犯すことを望んでいる」と知ったとき、それに応えようとしてしまうのである。(2015.09.11)  続きを読む

ページのトップへ