川端裕人の記事一覧
1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。普段は小説書き。生き物好きで、宇宙好きで、サイエンス好き。東京大学・教養学科卒業後、日本テレビに勤務して8年で退社。コロンビア大学ジャーナリズムスクールに籍を置いたりしつつ、文筆活動を本格化する。デビュー小説『夏のロケット』(文春文庫)は元祖民間ロケット開発物語として、ノンフィクション『動物園にできること』(文春文庫)は動物園入門書として、今も読まれている。目下、1年の3分の1は、旅の空。主な作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、アニメ化された『銀河のワールドカップ』(集英社文庫)、動物小説集『星と半月の海』(講談社)など。最新刊は、天気を先行きを見る"空の一族"を描いた伝奇的科学ファンタジー『雲の王』(集英社文庫)『天空の約束』(集英社)のシリーズ。記事一覧:
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アマゾンマナティを追いかけて〜赤ちゃんマナティに授乳する
ペルー領アマゾンのイキトスにある保護施設CREAでは、ぼくが訪ねた2016年4月の時点で、哺乳が必要な「乳児」のマナティが、5頭いた。保護されるアマゾンマナティは基本的には小さな子なので、最初はミルクをあげる必要があるケースの方が多いそうだ。以前取材したブラジルのINPAでは、粉ミルクにカノーラオイルやオーツ麦やトウモロコシの粉、各種ミネラルを加えた濃厚ミルクを与えていたけれど、ここではどうか。(2016.10.28) 続きを読む
動物園の新たな役割は「コミュニティ作り」かもしれない
今年の三月と五月に、関東地方の動物園に勤務する若手の勉強会「関東若手動物園研究会」の講師を連続して二回務めた。去年(2015年)、問題になった、日本のイルカ飼育について主に話したのだけれど、フリートークの中でこんな質問を受けた。(2016.10.20) 続きを読む
「シマウマ、捕獲後に死ぬ」のニュースの裏側
このところ、主に水族館のイルカやシャチの飼育の話題をしてきたけれど、動物園の世界にも、やはり、嘆かわしいところがあって、今回のニュースがそのあたりをクリーンヒットしたみたいな雰囲気です。そこで、今回は、動物園での繁殖計画について、まだあまり知らない人に向けて、こういう問題があるのだと指摘することにします。キーワードは「余剰動物」です。(2016.04.20) 続きを読む
絶滅鳥類ドードーをめぐる考察〜17世紀、ドードーはペンギンと間違われていた?
2014年の論文で、日本の出島にドードーが来ていたことを発見したジュリアン・ヒューム博士(ロンドン自然誌博物館)から教えてもらったことで、ひとつ、日本のペンギンファンに知らせたい! と思ったことがある。同時にドードーの追跡にも関係あることだ。(2016.03.30) 続きを読む
シーワールドがシャチの繁殖を停止。今の飼育群を「最後の世代」にすると決定
メルマガ9号〜11号で紹介してきた、鯨類飼育の最高峰シーワールドが、とうとう「シャチの繁殖をやめる」決断をしたという。(2016.03.23) 続きを読む
幻の鳥・ドードーの来日説を裏づける『オランダ商館長の日記』
ドードーが「日本に来ていた」という論文がある。ロンドン自然史博物館のジュリアン・ヒューム博士らが、昨年(2014年)、日本にドードーが来ていたことを示す論文を出した。それによると、なんと生きたドードーが日本まで来ていただけでなく、それは「最後のドードー」(飼育されたものとして)でもあったというのである。(2016.03.05) 続きを読む
なつのロケット団とISTは、リアル下町ロケットなのか
民間宇宙開発が加速している。アメリカのスペースX社が、人工衛星の軌道投入や国際宇宙ステーションへの物資輸送などを、商業ベースで請け負っており、ロケット1段目の回収技術など野心的な挑戦も続いている。一方、ブルーオリジン社も去年あたりからメディアを賑わすようになってきて、1段目回収再利用については先んじている。(2016.02.05) 続きを読む
サイエンスニュースPICK UP by カワバタヒロト
このコーナーでは、最近、目についた、科学系、技術系、生き物系の報道を紹介します。ほっこりしたニュースなども含みます。
面白い!と思ったことが中心なので、そのうち取材することになるかも。
なお、「ニュース」と書いていますが、速報性は期待しないでください。
ぼくの目についた時がニュースです(キリッ)、とばかりに古いのもまじってます。(2016.01.24) 続きを読む
ぼくがキガシラペンギンに出会った場所
今回の主役はこの子。ニュージーランドの固有種キガシラペンギンです。頭に金色(黄色)の帯があって、目はクリーム色。クチバシの赤も含めて、独特の色使いが魅力のペンギンです。以下は、ぼくが偶然、ペンギンパラダイスな場所を見つけたときの記録です。(2016.01.05) 続きを読む
アマチュア宇宙ロケット開発レポートin コペンハーゲン<後編>
コペンハーゲン・サブオービタルズは、アマチュアで宇宙ロケット開発を自主的に行っているグループだ。
資金はクラウドファンディング。全員、アマチュアとして参加。それこそ、学生のロケットサークルと変わらない。
「放課後」というか、本来の仕事の終業後と週末だけの活動で、実際に宇宙ロケット開発する。実に野性味あふれる連中なのである。
英語ではCopenhagen Suborbitalsなので、よくCopSubsなどと略される。(2015.11.29) 続きを読む
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