DVD『究極の卓球理論ARP(アープ)』刊行記念インタビュー

“美しい”は強い――本当に上達したい人のための卓球理論(下)

3要素は互いに関係している

そうやって、リズムの課題に取り組んでいるうちに、もしかすると「ああ、リズムをきちんと合わせるには、姿勢も整えたほうがいいな」と気づく人も出てくるかもしれません。姿勢がきちっとしていないと、なかなかリズムを合わせることは難しいんですね。

特に、1回打つだけならそうでもないですが、連打は姿勢が崩れていると難しい。腰を曲げたり、姿勢が傾いていると連打できない。連打するためには、自然体で立つ必要があります。

あるいは、「ああ、筋力じゃなくて、地面反力を使うのか」ということだけ取り入れてもいいかもしれません。

そんなふうに、アープ理論に出てくるいろんな考え方を、その人が気になるところだけでも使ってもらったらいいと思うんです。自分の卓球を見失ったとき、方向性がわからなくなったときのヒントにしてもらったらいい。

もちろん、「これを機会に自分の卓球を一から見直してみよう」という方は、DVDを観たり、私たちが行っている講習会に来て、取り組んでいただければいいと思います。でもそれはちょっとハードルが高いと感じる人も多いと思うんですね。そういう人は、まず部分的に取り入れてもいいんですよ、ということです。

私は、「理論」を難しくとらえないでそういうところから入ってもらいたいと思っているんです。こうして発表させていただくからには、全体にきちんと整合性があって、卓球のすべてを説明するものに仕上げなくてはいけません。しかし、それは理論を作る側の仕事であって、それを学ぶ人、使う人が、すべてを理解していなくちゃ使ってはいけない、というのはおかしいですよね。

もちろん、私自身は、アープ理論をしっかり勉強して取り組んでいただければ、どこまでもその人の可能性を伸ばしてけると確信していますが。

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