※家入一真メールマガジン「家入学級」Vol.026(2014年11月18日)より
元受刑者のブログ
ツイッターでもつぶやいたけど、元受刑者の男の子のブログが面白い。
※「けもの道をいこう ~元受刑者が実名起業するまでの記録~」
この子は、高知で開催したイケダハヤト君との講演会に来てくれてて。懇親会で話をしました。最初は「僕の友人がつかまっちゃって、刑務所から出てきて、相談を受けて……」って友だちのことを話してたんだけど、途中から僕「あ、自分のこと言ってるな」って気づいたんです。そしたら、案の定最後に「すみません、色々相談したやつは実は僕のことなんです」って言って。さすがにわかります(笑)。
彼が何をやって、どういう罪に問われたのかわからないけど、彼なりに反省をして出てきて、思うことがあるんだったら、「そういうのをもっと発信してみたら?」っていうアドバイスをした。そしたらさっそくブログを作って。しかも内容が面白い。刑務所のなかに入った人にしか書けないことってやっぱりある。
~彼のブログの自己紹介文~
今年出所した20代後半の元受刑者です。「元受刑者でもやり直せる。こそこそせずに。」ということを自身の人生で証明するべく、2年以内に実名公開での起業をします!!
ネットで検索したら色々出てくるだろうから、いきなり実名というのは確かにつらいかもしれないけど、一回犯罪を犯したからって許されない社会はおかしいと思うから、彼のことは応援している。
自分だって犯罪者になるかもしれない
堀江さんも、かつて刑務所から出てきたときに、元受刑者を受け入れる場所が今の日本にはないから、そういう活動をしたいって言ってた。実際は何をやらかしたかにもよるし、難しいところだけど、でも、考えてみれば自分が犯罪者になるかならないかだって、本当に紙一重だと僕は思っている。
特に、黒子のバスケ脅迫事件の意見陳述を読んだときは、「僕が犯罪を犯してもおかしくない」とリアルに思いました。
※「「黒子のバスケ」脅迫事件 被告人の最終意見陳述全文公開」
そのあと、2008年に起きた秋葉原の無差別殺傷事件の犯人の本も読んだけど、やっぱり自分も犯罪者になりかねないと思いました。もちろん人を傷つけるのはよくないし、被害者の遺族は未だにつらい思いをしていると思う。けど、犯罪者になる可能性は、誰にでもある。
別に僕は、犯罪者たちを擁護したいとか同情したいのではなく、「自分は犯罪を犯さない」と思い込むのは違うってことを言いたい。いろんな状況が重なったときに、人を殺してしまうことだってあるだろう。
薬物依存者の更正を支援する団体「ダルク」の代表と話したときにも、そういう話になりました。薬物でつかまって出てきた元受刑者には働ける場所がない。それで、結局また薬物に走ったりするらしい。こんなふうに、過ちを犯してしまった人が更正しにくい社会というのは、おかしいと僕は思います。
……続きは以下のメルマガでどうぞ!
家入一真メールマガジン「家入学級」
Vol.026(2014年11月18日)目次
家 入 学 級 * 時 間 割
1時間目:家入先生から読者へメッセージ動画
2時間目:今日の授業 「思い込みや立場に縛られずに物事を見てみよう」
3時間目:【Q&A】「身近な人がイスラム国に行きたいと言い出したら?」
4時間目:家入先生の読書コーナー(動画あり)
5時間目:対談記録「湯浅誠さんとこれからの福祉を語る」~後編~
6時間目:メディア情報・活動予定/学級日誌/次号予告
ダメだけど、なぜかみんなに愛されてやまない連続起業家・家入一真が、4ヶ月の準備期間を経てメルマガ界に帰ってきました!(通算3度目) 学校嫌いだった著者が「学校では教えてくれない、この世を生きる術」について、ときにマジメに、ときにはゆるく語ります。日頃、twitterで寄せられる悩みに140字を超えて答えるコーナーや、ゲストを迎えた対談、講演録なども掲載。 自分の夢に向かって頑張っている人も、世の中にちょっと生きづらさを感じている人も。日本一自由な学び場メルマガ、「家入学級」に来たれ!
【料金(税込)】 648円 / 月 <初回購読時、1ヶ月間無料!!> 【 発行周期 】 月2回配信(第1,第3火曜日配信予定)
詳細・お申し込みはこちらから
その他の記事
|
「あたらしい領域」へ踏み込むときに行き先を迷わないために必要な地図(高城剛) |
|
何とかなった日韓GSOMIA「パーフェクトゲーム」の苦難(やまもといちろう) |
|
川端裕人×オランウータン研究者・久世濃子さん<ヒトに近くて遠い生き物、「オランウータン」を追いかけて >第1回(川端裕人) |
|
『STAR SAND-星砂物語-』ロジャー・パルバース監督インタビュー (切通理作) |
|
日本のペンギン史を変える「発見」!?(川端裕人) |
|
『赤毛のアン』原書から、アイスクリームの話(茂木健一郎) |
|
甲信越の山々を歩いて縄文の時代を想う(高城剛) |
|
そんなに「変」じゃなかった「変なホテル」(西田宗千佳) |
|
片思いの恋愛感情、相手に伝えるべき?(家入一真) |
|
お盆の時期に旧暦の由来を見つめ直す(高城剛) |
|
5-10分の「忘れ物を取り戻る」程度の小走りが脳を変える(高城剛) |
|
幻の絶滅鳥類ドードーが「17世紀の日本に来ていた」という説は本当なのか(川端裕人) |
|
教育にITを持ち込むということ(小寺信良) |
|
9月は世界や各人の命運が分かれる特異月(高城剛) |
|
なぜいま、世界史なのか? なぜ『最後の作品』が世界史なのか?(長沼敬憲) |











