高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

出力してこそ、入力は正しく消化される

※「高城未来研究所【Future Report】Vol.195(2015年3月13日発行)より

708f428a9f575daf71fcd86af7164761_s-compressor

Q.往復4時間の通勤時間をどう活用しますか?

東京在住38歳妻子持ちの男です。20年来のファンでメルマガも初回から購読しています。いつも新鮮な気づきをいただきありがとうございます。この度、仕事で通勤時間が片道2時間の場所に異動になりました。諸事情あり、会社も辞めず引越しもせずに電車通勤となります。往復4時間!ですが幸いに行きも帰りも座れるので、時間の過ごし方をどうするか検討しています。

とりあえず読書(kindle)と、スポーツや音楽の動画がみたいのでファブレットの購入を考えています(現在はiPhone4sを使用なので)。候補はiPhoneplusかNexus6、またはNexus5+iPadmini(テザリングで使用)、で悩んでいます。サイズ感が重要と日々おっしゃっていますがオススメはありますでしょうか。また高城さんであれば何をして毎日の通勤時間を過ごすと思われますか?

 

A.iPadminiが良いと思いますよ

Amazonで年間数百冊(電子含む)も購入する僕は、もしかしたら、「Amazonでもっとも本を買う男」かもしれませんし、そうじゃないかもしれませんが、少し視点を変え「Amazonでもっとも本を買うけど、それと同じほど本を売る男」だったら、きっとそれは僕でしょう。

いま、誰もが入力したら、出力してバランスをとることが可能な時代に生きています。それが、本当にデジタルやインターネットを「使いこなす」ことだと思います。

さて、ご質問にあります長時間に及ぶ通勤時間を「幸い」だと考え、僕なら徹底的に読書に励みます。そして、一年間徹底的に読書日記をつけ、それをどこかで発表すると思います。なぜなら、入力は出力してこそ、正しく消化するからです。

そう考える(なにかを書くことを考える)と、iPhone6Plusでは小さいですよね。やはり、iPadminiが良いと思いますよ。この時間を、読む、 見るだけでなく、ご自身の「あたらしい表現の時間」としてお考えください。旅に出て、人と会い、本を読む。そして伝える。これが僕の人生の大半のように。

 

 

┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【Future Report】
Vol.195
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ 2015年3月13日発行 /

■目次
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
… 1. 近況
… 2. 世界の俯瞰図
… 3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
… 4. マクロビオティックのはじめかた
… 5. 身体と意識
… 6. Q&Aコーナー
… 7. 著書のお知らせ

 

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

詳細・ご購読はこちらから
http://yakan-hiko.com/takashiro.html

 

ご紹介動画

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

その他の記事

食えない中2はただの中2だ!(家入一真)
米国政府の保護主義政策。実は数年来の不均衡揺り戻し(本田雅一)
季節の変わり目に江戸幕府の長期政権を支えた箱根の関を偲ぶ(高城剛)
社会が混沌に向かえば中国雑貨が大儲けする時代(高城剛)
子育てへの妙な圧力は呪術じゃなかろうか(若林理砂)
「政治メディア」はコンテンツかプラットフォームか(津田大介)
低価格なウェアラブルモニター「Vufine」(西田宗千佳)
ラジオを再発明? ラジオ局が仕掛けるラジオ(小寺信良)
長崎の街の行方に垣間見える明治維新以降の日本社会の力学(高城剛)
「狭霧の彼方に」特別編 その3(甲野善紀)
心身を整えながら幸福のあり方を追求する新年(高城剛)
IoTが進めばあらゆるモノにSIMの搭載される時代がやってくる(高城剛)
いま、東シナ海で何が起きているのか(小川和久)
横断幕事件の告発者が語る「本当に訴えたかったこと」(宇都宮徹壱)
東京新聞がナビタスクリニックの調査を一面で報じたフェイクニュース気味の事態の是非(やまもといちろう)
高城剛のメールマガジン
「高城未来研究所「Future Report」」

[料金(税込)] 880円(税込)/ 月
[発行周期] 月4回配信(第1~4金曜日配信予定。12月,1月は3回になる可能性あり)

ページのトップへ