やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

有料のオンラインサロンを2年やってみて分かったこと


 3年目に突入した私の有料オンラインサロン『漆黒と灯火』ですが、いまちょうど第5期目の会員さんを募集しています。
 と思ったら、正規の告知をする前に募集人員が埋まってしまい、追加募集をしなければならなくなりました… 何かすいません。

夜間飛行 『漆黒と灯火』

https://yakan-hiko.com/meeting/yamamoto.html

 お陰様で、今月も新たに幾つか連載が増えるなど、いったい本業は何なのかというレベルで推移している私ですが、本業は投資家をやっています。実のところ、短い勤め人生活を辞める前から四半世紀、自分自身の手金で相場を観ながらのんびり博打を打ち続けているというのが私の存在意義です。昨年暮れも、証券会社のセミナーで「勝てる証券投資」みたいな話が出たわけですけど、勝てる投資よりも負けない運用のほうが大事で、証券投資は下が見えてしまうので手堅い需要の見込める地域の不動産投資をしたほうが良いですよ的な話をして250人の聴衆がドン引きしていたのが壇上から手に取るように分かったのはいい思い出です。

 正直、夜間飛行から「有料でオンラインサロンやりませんか」みたいな話をされたときは、なんか信者ビジネスでもやるのかということで少し抵抗感がありました。「お金を儲けたい」というよりは「自分の話をお金出してでも聞きたいと言ってくれる人がどれだけいるのか」というシビアな認識もあって、私はどちらかというと自分でやるよりほかのお店で座布団が敷かれてお声がかかるタイプの言論活動がメインでしたから、この有料メルマガはもちろん、会員の皆様のお時間とお金を頂戴してやるオンラインサロンが続くかどうか心配だったわけです。

 蓋を開けてみれば、なんだかんだでほとんど会員さんの離脱もなく、毎月イベントや対談をさせていただき、ご参加いただいた有志はそのまま懇親会をやり、面白おかしくやっています。会員さんから出る「個人的な相談」もあれば、同じく有志が合コンで呼ばれ合ったりしているようです。私は合コン行きませんが。会員さんの半分近くが海外や地方都市の方なので、お配りするDVDで意味が通らないところをご質問いただいたり、Facebookでちらほらと時事問題についての意見交換などもさせていただいている感じでしょうか。

 そういう緩いつながりのサロンを3年やってみて思ったのは、特定の興味や関心が織りなす人の「肌ざわり」だと感じます。どうも私のパブリックイメージが怖い人方面であるらしく、ネットでしか見てなかった山本さんが穏やかな大学教授みたいだったという人もあれば、テレビで喋る私を見て入会してみたら意外にモノをはっきり言うので驚きましたという会員さんもいます。意外と、ネットやメディアを通じて見える人柄なんてそんなものなんでしょう。

 たいがいが、時事・社会問題を通じて手探りでも暗くて先の見えない人生の行方を知る努力を図る、という私自身の哲学から毎回のテーマが決まっています。『漆黒と灯火』という回の名称も、先の見えない漆黒の世の中を、知識を手掛かりにかがり火として歩いていこうという思想からきております。私自身も勉強し、得た知識に助けられここまで生きてきたという自負もありますし、知識なしに失敗しそうになっている知人がいるとするならば、せめてそれをきちんと伝えたうえで、本人の意志で知識を使って難局を打開してもらいたいと思う気持ちは強いのです。

 そういう世界観にご関心のある方であれば、そんなに違和感なくご一緒できると思いますし、いろんなものに触れられるかもしれません。告知の割にあんまり宣伝になってない気もしますが、まあそんなこんなで。

 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」

Vol.178 まだまだ騒ぎが続きそうなネットのゴミメディア問題を考えつつ、業務用ドローンの話など。オンラインサロン会員の追加募集もやっています
2017年1月24日発行発行号 目次
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【0. 序文】有料のオンラインサロンを2年やってみて分かったこと
【1. インシデント1】ネットのゴミメディアと広告
【2. インシデント2】業務用ドローンが盛り上がりつつあるようです
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A

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やまもといちろう
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。サイバーインテリジェンス研究所統計技術主幹など歴任。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

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