藤沢数希のメルマガ『週刊金融日記』第274号(2017年7月12日発行)より、冒頭部分をお届けします。
〘第274号 目次紹介〙
// 週刊金融日記
// 2017年7月12日 第274号
// 小池百合子氏の人気は恋愛工学の理論通り
// 安倍政権の支持率最低でアベノミクスは終焉か
// 六本木のオシャレ焼肉
// ゴッドファーザー・ルーティーン再考
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
それにしても最近は暑いですね。まだ、梅雨明けはしていないようですが、すっかり夏ですね。
●平成29年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
さて、僕は別宅的なものがいろいろあるのですが、そのひとつで使っていたDellのPCが先日死んでしまい、思い切ってPCを自作することにしました。僕がはじめてPCを自作したのは、大学生のときにシミュレーション用のPCを買おうと思ったとき、指導教官が予算をくれたのですが、その予算なら自作したほうがコスパがいいと思って、自作にチャレンジしたのが最初です。たしか、Celeronで組んだ覚えがあります。当時は、自作したほうがコスパが良かったのですが、いまやいろいろなメーカーが格安でPCを売っているので、こうした出来合いのもののほうが表面スペック/価格で見るコスパは高いです。
しかし、です。2年ほど前の話ですが、僕が買ったDellのPCは4年目にして原因不明のフリーズをよくするようになり壊れました。モニタもこの前、3年ぐらいの年月で壊れました。で、もうひとつのDellのPCがこうして壊れたのです。これも4年ぐらい使ったやつですね。
それで思ったのですが、こうした出来合いのPCって、腐ったサブプラムローンをたくさん混ぜ込んだCDOみたいに、余っていて安くなっているパーツを上手いことを組み合わせて作ってるんじゃないか、と。いまやどこでPC買っても、変なプログラムがプレインストールされてきます(広告料的にPCベンダーにキャッシュバックされる)。ということで、本当にいいPCを持ちたいなら、自分で作るしかないんじゃないか、と。で、パーツをAmazonで衝動買いしました。Intel Core i7のCPU、ASUSの最新のマザーボード、グレードの高い電源、もちろんSSD、4Kディスプレイ……。Windows10も、USBメモリに入っているやつをAmazonでポチッと。けっこう適当に買ったのですが、わりとあっさりと組み立てに成功しました。
しかし、Windows10がインストールできたもののプロダクトキーを認証してください、とずっと画面に出てきます。これはAmazonからではなく、マーケットプレイスで買ったものだったのですが、詐欺業者にやられました! どこかで一度使われているものだったのです。マーケットプレイスだったけど、配送はAmazonの倉庫からPrimeで、というものだったので安心していたのですが……。すぐにAmazonに連絡したところ、返品して全額返金、となりことなきを得ました。Amazonで詐欺業者に遭ったのはこれがはじめてです。みなさん、Windows10とかOfficeとかが安く売られていたら、なんか怪しいと思いましょう(笑)。
ということで、PC自作についても、機会があったら解説しましょう。おかげで、最近のPC自作事情にめっちゃ詳しくなりました。今後、僕が出来合いのPCを買うことはないでしょうね。
さて、今週も興味深いトピックが目白押しです。見どころは以下のとおりです。
―少子化対策について藤沢先生の意見が聞きたいです
―藤井四段は学校に行く必要があるのか
―愛人が「奥さんと離婚してくれないなら死んでやる」と川に入りました
―お金持ちになってよかったことってありますか
―第268号で少年に手を出しそうになった者ですが皆さん普通のセックスで物足りてますか
―ラブホで勃起不全になりチングダが発生しました
―総合職バリキャリのAクラス女子と結ばれましたが「つきあわない」と釘を刺されています
―銀行でマジでタイプのコがいたんで声をかけたのですが
―プライムビデオを利用したホテル搬送からのC→Sフェーズシフト戦略
―「ゴッドファーザー・ルーティーンとアラフィフ以降の恋愛戦略」に対する考察
―彦星オープナーで七夕の日に人生初ゴール&童貞卒業
それでは今週もよろしくお願いします!
1.小池百合子氏の人気は恋愛工学そのもの
Twitterなどを見ていても、ネットで活躍する経済人のほとんどが、小池百合子都知事を酷評しておりました。オリンピックをひっちゃかめっちゃかにして都市開発の計画が遅れています。豊洲移転問題で控えめに見積もっても数千億円規模の莫大な損害を都民、そして、国民に負わせることになりました。こうした彼女のスタンドプレーには、日に日に批判が集まっており、そうした有識者たちは、先の選挙で彼女が負けてくれることを予想していました。
『小池劇場が日本を滅ぼす』有本香 http://amzn.to/2ufAZZl
僕は小池氏に対する批判の多くにはまったく同意していましたが、選挙については違った見方をしていました。小池百合子率いる「都民ファーストの会」が圧勝するのではないか、と。願望と予想は別のことであるのに、多くの人々は混同してしまいます。
★恋愛工学で考えれば都民ファースの会の圧勝は自明でした。そして、悪い予感はやはり当たりました。
東京都議会選挙。ネット言論人の間で総スカンを喰らってる小池百合子率いる都民ファーストの会があっさり勝って、またもやインターネット言論などというものは存在しない、ということを思い知るに一票。 https://t.co/6a94F7jBj8
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2017年6月23日
さて、今週は読者からの質問に答えるかたちで、小池百合子氏の人気に秘密を紐解いていきましょう。
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―小池百合子の人気の秘訣は何なんでしょうか
「寝るときはノーパン」とテレビで発言で話題の勝間和代氏。
「このハゲー!」で一躍時の人となっている豊田真由子氏。
「自衛隊としてお願い」発言で辞任に追い込まれている稲田朋美氏。
テストステロンあふれる、男まさりの第一線で活躍している女性たちが、連日ニュースで取り上げられています。
そんな中、東京都知事に当選し、都民ファーストの会を率いて大勝に導いた小池百合子氏。
都民ファーストの会は今後、国政への進出も確実視されており、日本の政治がガラっと変わろうとしています。
たった1人の女性の力で、ここまで国が動くのかというほど、歴史が動いていくのを実感する日々です。
ただ、よくよく考えてみると、小池氏は失言をしていないだけで、これと言ったことを何もしていませんし、政策すらもアヤフヤです。
小池百合子氏の魅力は、はたしていったい何なんでしょうか?
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(続きは藤沢数希のメールマガジン『週刊金融日記』第274号にてお読みください)
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男女双方とも、簡単に全財産以上の金額が吹っ飛ぶのが結婚という金銭契約です。 「結婚はデリバティブ取引と同じでゼロサムゲーム。こと金に関しては夫婦は食うか食われるかの関係にある」。金融工学と恋愛工学について研究を重ねてきた藤沢数希が、適切な結婚相手の選び方を具体的なケースを元に解き明かす!
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