甲野善紀
@shouseikan

甲野善紀メールマガジン「風の先、風の跡――ある武術研究者の日々の気づき」

今週の動画「虎落解き」

甲野善紀メールマガジン「風の先、風の跡――ある武術研究者の日々の気づき」2015年8月3日 Vol.105「今週の動画」より

今回の動画で、まず最初に紹介するのは「虎落解き」である。相手に両手と袖を掴まれた状況から、襟を掴まれている側の手(この動画では左手)で、こちらの右袖口を掴んでいる相手の左手に「糸吐きの手」で糸を吐きかけるようにすると同時に、足を居着かせないように左右の足を同時に踏み替えるようにしながら、「糸吐き」に使った左手を、糸吐きの直後にこちらの襟を掴んでいる相手の右手首辺りに添え、右の前腕で相手の前腕に重みをかけ、一気に相手を下に崩す。

次に紹介する動画は相手が釣り手と引き手を引いた直後に技をかけてきたところを「糸吐きの手」を使って返しているもの。相手の仕掛ける技によって、さまざまな展開が……
(この続きは甲野善紀メールマガジン「風の先、風の跡――ある武術研究者の日々の気づき」2015年8月3日 Vol.105をご覧ください)

 

甲野善紀メールマガジン「風の先、風の跡――ある武術研究者の日々の気づき」

2015年8月3日 Vol.105
今週の目次

00 <発売開始!>新作DVD『甲野善紀 技と術理2015―重心側から動く』
01 稽古録<「飇拳(ひょうけん)の手之内」からの大展開>
02 特別企画 対談・『狭霧』と『日照雨』第1回
03風向問答
04この日の学校
<大学の「理系強化」宣言に潜む問題>
05 活動予定

メールマガジンのご購読はこちら
http://yakan-hiko.com/kono.html
kono

 

DVD『甲野善紀 技と術理2015――重心側から動く』好評発売中!

dvd_1

重心側でも動ける、ではなく
重心側だから動けるのだ−−

常識を疑い続けることが
新たな技の境地を開く!

武術研究家・甲野善紀の最新の技と術理を追う人気シリーズ「甲野善紀 技と術理」の最新DVD『甲野善紀 技と術理2015――重心側から動く』。前作をさらに上回る迫力でお届けする甲野善紀の技と術理の世界をお楽しみください。

目次
1.甲野善紀の技
2.術理解説
高速で行う謙譲の美徳
・体当たり
・払えない手
・正面の対応
・切り落とし
・上下方向の謙譲の美徳
・霞抜き
・影抜き
・切り結び
・下段から裏交差への発剣
・槍のハネ払い

重心側から動く
・足技
・太刀奪り
・肘固め
・タックルを切る
・小手返し

内在化する術理と稽古法
・辰巳返し
・左右別人
・旋段の手
・火柱
・視覚情報入力遮断
・屏風座り
・人間鞠
・浮きをかける稽古法

3.【語り】自分が納得できる独自の生き方を

DVDの購入はこちらから
sign
http://kono.yakan-hiko.com

甲野善紀
こうの・よしのり 1949年東京生まれ。武術研究家。武術を通じて「人間にとっての自然」を探求しようと、78年に松聲館道場を起こし、技と術理を研究。99年頃からは武術に限らず、さまざまなスポーツへの応用に成果を得る。介護や楽器演奏、教育などの分野からの関心も高い。著書『剣の精神誌』『古武術からの発想』、共著『身体から革命を起こす』など多数。

その他の記事

録音がそのままテキストに?!「Recoco」はライターの福音となるか(西田宗千佳)
乱れてしまった自律神経を整える(高城剛)
コロラドで感じた大都市から文化が生まれる時代の終焉(高城剛)
石田衣良がおすすめする一冊 『繁栄―明日を切り拓くための人類10万年史』(石田衣良)
何かに似ている映画とかじゃなくて、今じゃなきゃ出来ない、ここじゃなきゃ出来ない映画に出れる幸せ(切通理作)
初夏のような沖縄で近づいてきた「転換期」を考える(高城剛)
世界情勢の大きな変わり目を感じる今年の終わり(高城剛)
集団的自衛権を考えるための11冊(夜間飛行編集部)
なぜ「もしドラ」の続編を書いたのか(岩崎夏海)
株式会社ピースオブケイクのオフィスにお邪魔しました!(岩崎夏海)
「ローリング・リリース」の苦悩(西田宗千佳)
「GOEMON」クランクインに至るまでの話(紀里谷和明)
ファーウェイ問題から想像する強者にとっての心地よさ(本田雅一)
過疎化する地方でタクシーが果たす使命(宇野常寛)
5年後の未来? Canon Expoで見たもの(小寺信良)
甲野善紀のメールマガジン
「風の先、風の跡~ある武術研究者の日々の気づき」

[料金(税込)] 550円(税込)/ 月
[発行周期] 月1回発行(第3月曜日配信予定)

ページのトップへ