3要素は互いに関係している
そうやって、リズムの課題に取り組んでいるうちに、もしかすると「ああ、リズムをきちんと合わせるには、姿勢も整えたほうがいいな」と気づく人も出てくるかもしれません。姿勢がきちっとしていないと、なかなかリズムを合わせることは難しいんですね。
特に、1回打つだけならそうでもないですが、連打は姿勢が崩れていると難しい。腰を曲げたり、姿勢が傾いていると連打できない。連打するためには、自然体で立つ必要があります。
あるいは、「ああ、筋力じゃなくて、地面反力を使うのか」ということだけ取り入れてもいいかもしれません。
そんなふうに、アープ理論に出てくるいろんな考え方を、その人が気になるところだけでも使ってもらったらいいと思うんです。自分の卓球を見失ったとき、方向性がわからなくなったときのヒントにしてもらったらいい。
もちろん、「これを機会に自分の卓球を一から見直してみよう」という方は、DVDを観たり、私たちが行っている講習会に来て、取り組んでいただければいいと思います。でもそれはちょっとハードルが高いと感じる人も多いと思うんですね。そういう人は、まず部分的に取り入れてもいいんですよ、ということです。
私は、「理論」を難しくとらえないでそういうところから入ってもらいたいと思っているんです。こうして発表させていただくからには、全体にきちんと整合性があって、卓球のすべてを説明するものに仕上げなくてはいけません。しかし、それは理論を作る側の仕事であって、それを学ぶ人、使う人が、すべてを理解していなくちゃ使ってはいけない、というのはおかしいですよね。
もちろん、私自身は、アープ理論をしっかり勉強して取り組んでいただければ、どこまでもその人の可能性を伸ばしてけると確信していますが。
その他の記事
![]() |
人はなぜ初日の出に惹かれるのか–数万年の心の旅路(鏡リュウジ) |
![]() |
古い枠組みから脱するための復活の鍵は「ストリート」(高城剛) |
![]() |
「言論の自由」と「暴力反対」にみる、論理に対するかまえの浅さ(岩崎夏海) |
![]() |
幻の鳥・ドードーの来日説を裏づける『オランダ商館長の日記』(川端裕人) |
![]() |
「生涯未婚」の風潮は変わるか? 20代の行動変化を読む(やまもといちろう) |
![]() |
冬の京都で酵素浴によるデトックスに励む(高城剛) |
![]() |
「支持政党なし」の急増が示す政治不信の本質(やまもといちろう) |
![]() |
負け組の人間が前向きに生きていくために必要なこと(家入一真) |
![]() |
某既婚女性板関連でいきなり情報開示請求が来た件(やまもといちろう) |
![]() |
なぜ、僕らは「当然起こるバッドエンド」を予測できないのか?(岩崎夏海) |
![]() |
ロバート・エルドリッヂの「日本の未来を考える外交ゼミナール」が2017年8月上旬にオープン!(ロバート・エルドリッヂ) |
![]() |
なぜ若者に奴隷根性が植えつけられたか?(後編)(岩崎夏海) |
![]() |
明日にかける橋 1989年の想い出(切通理作) |
![]() |
【動画】不可能!? 目の前に振り下ろされる刀を一瞬でかわす武術家の技(甲野善紀) |
![]() |
アーユルヴェーダのドーシャで自分が知らない本当の自分と対面する(高城剛) |