【ご案内】
鏡リュウジさん新刊『秘密のルノルマン・オラクル』、2014年8月10日発売決定!
日本初。36枚のルノルマンカードと本格的な解説書のセットが登場!! 欧米で大ブーム! ルノルマンカードとは? ナポレオン妃お抱え占い師マドモアゼル・ルノルマンに由来する伝説のカード占い。 近年、タロットよりすごいと欧米を中心に大評判のルノルマンカードを、西洋占星術・神秘学研究の第一人者である鏡リュウジ氏が紹介。タロットでもトランプでも、天使カードでもない、新たに再発見されたオラクルカードとして世界的ブーム!
「シンクロニシティ」ということば
この不思議業界にいると、よく聞くのがシンクロニシティという言葉。セレンディピティともいいますね。
何か不思議な偶然の一致が立て続けに起こってくるという現象。それ自体はどうということはなくても、体験してしまうと、なんとも不思議なゾワゾワ、ワクワクを感じてしまうということが多いものです。
たとえば、誰かのことを考えていると、その相手とばったり会う。知りたいな、と思っていた情報がたまたま手にした本にバッチリ載っていた。
あるいは、このメルマガを受け取ってくださったみなさんのなかには、「そうそう、まさにそれを探していた」なんて情報がこのなかにあったという人もいるかもしれませんね(そうあって欲しいもの)
で、こういう意味のある偶然の一致を、心理学者のユングは「シンクロニシティ」と呼んだのです。
「シンクロニシティ」はユングの造語だった
ただ、ユング自身のシンクロニシティの定義はどうもはっきりしません。いや、ユングはシンクロニシティを定義してはいるんですが、自分の定義から外れたようなこともすぐにもってきてしまうので、どうも捕えがたい。
「シンクロニシティ」というのは、ユングの造語で、二つ以上の事象が「シンクロ」して起こることを指すわけで、「同時性」とか「共時性」と訳されることが多いのですが、たとえば、未来予知のようなこともそのなかに含まれたりするので、時間的な一致のことだけではない。
つまるところ、単純な因果関係だけでは説明しきれないような、意味のある偶然の一致が人生のなかでは起こってくることがあって、それが人生の重要な契機になることがある、ということをユングはその臨床経験上から感じ取っていたということなのですね。
そして、そうしたさまざまな人生の事象が、まるで星座を形作るようにアレンジされていることを、ユングは「コンステレーション」(まさに星座)と呼びました。心理学用語では、「布置」といいます。この布置を読んでいくのが、占いだもいえるのではないでしょうか。

その他の記事
![]() |
岸田文雄政権の解散風問題と見極め(やまもといちろう) |
![]() |
週刊金融日記 第296号【魑魅魍魎たちが跋扈する暗号通貨市場を生き抜く、多数のイベントが待ち構える12月のビットコイン他】(藤沢数希) |
![]() |
「5類」強行の岸田文雄政権が僕たちに教えてくれたもの(やまもといちろう) |
![]() |
川上なな実さんインタビュー「自分を客観視し切らないと、コントロールできない」(切通理作) |
![]() |
タロット、ルノルマン……人はなぜ「カード占い」にはまるのか(鏡リュウジ) |
![]() |
冠婚葬祭に思うこと(やまもといちろう) |
![]() |
NAB2017でわかったHDRのインパクト(小寺信良) |
![]() |
「甘い誘惑」が多い街、東京(高城剛) |
![]() |
会員制サロン・セキュリティ研究所が考える、日本の3つの弱点「外交」「安全保障」「危機管理」(小川和久) |
![]() |
なぜ「正義」に歯止めがかからなくなったのか 「友達依存社会」が抱える課題(平川克美×小田嶋隆) |
![]() |
Alexaが変えた生活(悪い方に)(小寺信良) |
![]() |
人も社会も「失敗」を活かしてこそサバイブできる(岩崎夏海) |
![]() |
『最悪の結果』を前提に、物事を組み立てるべき解散総選挙終盤戦(やまもといちろう) |
![]() |
『悲劇の誕生』ニーチェ著(茂木健一郎) |
![]() |
AV女優だからって、特別な生き方じゃない 『名前のない女たち~うそつき女』サトウトシキ監督インタビュー(切通理作) |