高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

「見るだけ」の製品から「作ること」ができる製品の時代へ

※この記事は高城剛メールマガジン「高城未来研究所」からの抜粋です。

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今週は、東京にいます。

木曜日からパシフィコ横浜で開催中の日本最大のカメラと写真の展示会「CP+」SONYブースに出演し、人生ではじめて写真撮影につきまして、写真会の巨匠と並び、人前で話すに至りました。

と申しますのも、僕は自分で一眼レフを買って撮りはじめて、まだ6年しか経っていません。それ以前、仕事で撮影が必要な場合は「カメラマン」にお願いしていたのですが、時代は移り変わり、デジタルテクノロジーとデジタルメディアの著しい進歩により、気がつくと自分でカメラを持って撮影するようになって、ついに書籍まで出すようになりました。このメールマガジンでも何度もお話ししておりますが、ひとつの仕事やひとつの想いには、最低でも7年かけるべきであり、僕も6年目にして、やっと写真に関しまして人前で話すまでに至ったと思います。

 

今週のガジェット業界最大のトピック

さて、今週のガジェット業界最大のトピックは、SONYが大幅な黒字予測を発表したことにあります。その鍵は、CMOSを使った撮像チップです。

ここ数年、ブログに掲載しております「私的なベストガジェット」でも、毎年のようにSONYのカメラは上位にランクインし、そこにも記載しておりますSONYのCMOS「Exmor」は大変秀逸で、他社のスマートフォンや、最近話題のドローン「DJI Inspire1」のカメラなど、幅広いメーカーの製品に使われています。あとは、SONYが部材供給ではなく、自社製品として画期的なカメラを出せるかどうかが、本当のSONY復活の鍵になると思いますが、実際はまだまだ先のようだと「CP+」を見て正直感じました。現状日本のメーカーは、最終的なプロダクツに落とし込む力が、明らかに落ちているように思います。

言うまでもなくテレビはどんなに単価が高くても、会社に大きな利益を落とす製品ではなくなり、撮像チップはどんなに単価が安くても、会社に大きな利益を落とすことが明らかになりました。

時代は、「見るだけ」の製品から「作ること」ができる製品へと人気が大きく移り変わり(高機能スマートフォンはもはや「セルフィーマシン」と考えるべきです)、すなわち、SONYの本当の復活は、自社の素晴らしい技術と部材を使いながら、いままでにない「作ること」ができる画期的製品をリリースできたときに、本当の復活になるはずです。

果たして、その日はやってくるのでしょうか?

さて、「CP+」を見回すと、キャノンは5Dシリーズの最新機種に5000万画素のCMOSを搭載し、いよいよ静止画も動画同様、「信じられない高精細」の時代に突入したと感じます。大型や中判カメラを凌駕する、小型で5000万画素のカメラが今年は各社から登場するでしょう。時代は、いままでにない「作ること」ができる画期的製品を待っているのです。

 

┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【Future Report】
Vol.191
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/ 2015年2月13日発行 /

■目次
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… 1. 近況
… 2. 世界の俯瞰図
… 3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
… 4. マクロビオティックのはじめかた
… 5. 身体と意識
… 6. Q&Aコーナー
… 7. 著書のお知らせ

 

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

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高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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