家入一真
@hbkr

家入一真×高橋ひでつう対談

食えない中2はただの中2だ!

fed78344d584162d5a338326c410e49c_s

家入先生の友人である高橋ひでつう氏は、京都精華大学「ひでつうゼミ」にて教鞭をとり、“クリエイティブでご飯を食べていく方法”を、学生たちに伝授しています。家入先生も、これまで何度も「ひでつうゼミ」にゲストとして登壇。現在はpixiv片桐孝憲氏とともに共同プロデューサーとして携わっています。そこで「家入学級」39〜40号では、昨年12月に行われた「ひでつうゼミ」公開講座の内容を前半後半に分けてお届けします。

※この対談は家入一真のメールマガジン「家入学級」vol.039前半部分の転載です。全文は「家入学級」をご覧ください!

↓ ツイキャス「京都精華大 公開講義」
http://twitcasting.tv/hbkr/movie/121464942

◇ゲストプロフィール 高橋ひでつう
各大学で先生業のほか、NORISHIROCKS 名義でクリエイティブのプロデュースやDJ活動を行う。一般社団法人日本ホームパーティー協会 会長。代官山に、シャンパンとテキーラしかない「ひどいBAR」を構える。現在「ひでつうゼミ」の内容をまとめた著書を執筆中。

ツイッター→ @HidetwoDaSensei
フェイスブック→ https://www.facebook.com/HidetwoDaSensei

 

かっこいい中2病

ひでつうさん(以下、ひでつう):今日のゲスト家入さんです。大きな拍手を。

先ほど家入先生のツイッターを見たら、「今新大阪」ってつぶやいてて焦ったんですけど、無事にいらしてくださいました。ありがとうございます。ひでつうゼミに来るのはこれで3〜4回目くらいですよね。毎回すごく面白いお話をしていただいています。

で、家入先生はどんなことしている人なのか。もうみんな知っていると思うけど、今日初めて受講する人もいるので、改めて簡単に紹介すると、もともと家入さんは「paperboy&co.」という会社を起業されて、史上最年少でジャスダックに株式公開するという、すごいことをした後に、そのお金をきれいさっぱりと・・・どれくらいでしたっけ?

家入:2年くらい?

ひでつう:2年くらいでそれがどこかにおにょおにょ、もごもご(略)という感じでなくなり、その後いろんなWebサービスを次々と立ち上げました。例えばCAMPFIREとか、BASEとか、たくさんの人が使っているWebサービスを共同で立ち上げられている。そういうスタートアップ、まあベンチャー企業というか、これから伸びてきそうな新しくて小さい会社にどんどん投資をしたり。ちなみに今何社くらい投資していますか? 覚えている記憶の限りでいいですよ。

家入:うーん、細いのも入れると40〜50社くらいですかね。

ひでつう:はい、そうやって、今はいろんな新しい会社に投資をしてですね、世の中を面白くするサービスを広げています。そういったことから「連続起業家」という肩書きをお持ちです。あとは作家としての顔もあって、著書をいろいろ出していますね。

僕も家入さんと出会う前にもともと本を読んでいて、ツイッターでもフォローしていて、怖い人だと思ってました。家入さんの方も、僕と会う前に「あの人怖そうだけど、大丈夫かな?」と思ってたらしいけど、会ってみたら全然。

家入:だって、(ひでつう氏は)顔が怖いじゃないですか。

ひでつう:(笑)僕も、当時の家入さんのツイッターでの荒ぶりっぷりを見ていたら「やばい、こんな人に絡まれたら怖い」と思って、お互いビビりながら会ったら、なんかすごい息があって、はい。

家入さんは、あとは都知事選に出馬もしましたね。インターネットをフル活用して。数々の活動をしながらも、プライベートでは僕とも仲良くしてくれたりと、とても愛すべき人なんです。

今日来てもらったのは、「クリエイティブキャリア演習」という授業です。この授業では、クリエイティブでキャリアを積むということをテーマにしています。大学で「キャリア」というと、通常は就職支援なんかを指すことが多いんですけど、今は就職のほかにもいろんな方法がありますよね。起業するとか、アーティストになるとか。だから、「キャリア」という言葉に「クリエイティブ」をつけて、「クリエイティブキャリア」。どうすればクリエイティブでご飯を食べられるか。

うちのゼミでテーマにしているのは、「食えない中2はただの中2だ」という言葉で、要するにアーティスト、ロックスターでも、スティーブ・ジョブスでもいいですけど、みんな言っていることがめちゃめちゃ中2病なんですよね。中2病という単語がわからない人は、すみません調べてください。

中2病でもみなさん食えているわけですよね。だから、中2のままいってもいいんじゃないかと。そんなとこで、いろんなかっこいい中2の人たちをゼミに呼んでいます。普段なかなか面と向かって言えないですけど、僕は家入さんはかっこいい中2だと思うことが、3カ月に1回くらい・・・いや、3日に1回くらいあるわけで。今日は、かっこよく中2のままでいるには、中2のままご飯を食べていくにはどうしたらいいか、そんな話をゆるゆるとしたいと思っています。よろしくお願いします。

家入:よろしくお願いします。

1 2 3
家入一真
1978年生まれ。起業家/投資家/クリエイター。悪ふざけをしながら、リアル・ネットを問わず、カフェやWEBサービスや会社など、遊び場を作りまくっている。JASDAQ最年少上場社長。40社程の若手ITベンチャーにも投資している。解放集団Liverty代表、JASDAQ上場企業paperboy&co.創業者、カフェ運営企業partycompany Inc.代表取締役、ベンチャー投資企業partyfactory Inc.代表取締役、クラウドファンディングCAMPFIRE運営企業ハイパーインターネッツ代表取締役。個人名義でも多数のウェブサービスの立ち上げを行うクリエイターでもある。

その他の記事

広告が溢れるピカデリー・サーカスで広告が一切ない未来都市の光景を想像する(高城剛)
パー券不記載問題、本当にこのまま終わるのか問題(やまもといちろう)
川端裕人×荒木健太郎<雲を見る、雲を読む〜究極の「雲愛」対談>第3回(川端裕人)
岸田文雄さんが増税判断に踏み切る、閣議決定「防衛三文書」の核心(やまもといちろう)
仮想通貨最先端のケニア(高城剛)
「暗い心」から脱するための、あまりにもシンプルな指針(名越康文)
競争社会が生み出した「ガキとジジイしかいない国」(平川克美×小田嶋隆)
映画は誰でも作れる時代(高城剛)
先進国の証は経済から娯楽大麻解禁の有無で示す時代へ(高城剛)
「日本の労働生産性がG7中で最下位」から日本の労働行政で起きる不思議なこと(やまもといちろう)
週刊金融日記 第292号【ビットコインのお家騒動は続く、ビットコインキャッシュ大暴騰他】(藤沢数希)
自分との対話として「書く」ということ(高城剛)
世界を息苦しくしているのは「私たち自身」である(茂木健一郎)
『ご依頼の件』星新一著(Sugar)
アーユルヴェーダのドーシャで自分が知らない本当の自分と対面する(高城剛)
家入一真のメールマガジン
「家入学級」

[料金(税込)] 660円(税込)/ 月
[発行周期] 月2回配信(第1,第3火曜日配信予定)

ページのトップへ