本田雅一
@rokuzouhonda

メルマガ「本田雅一の IT・ネット直球リポート」より

“日本流”EV時代を考える

※この記事は本田雅一さんのメールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」 Vol.075「ホンダ eで考える“日本流”EV時代」(2020年9月5日)からの抜粋です。

僕はモータージャーナリストではないのだけれど、自動車関係の仕事も少しさせていただいてきました。タイヤのレビュー、車体のレビュー、EVシステムのレビュー。いろいろと試させてもらえているのは、テクノロジーに詳しいという、なんとなく大きな枠組みの中での信頼感が少しあるからなのかもしれません。

実は『ゲンロク』というスーパーカー雑誌にも連載を持っていたりする関係で、その中の企画にも登場させていただいています。そして個人的には内燃機関のスポーツカーを操るのが大好きでマツダ・ロードスターを愛車にしているのですが、その一方でこの先の興味はやはり電気自動車にあります。

しかし、米国や中国の事例などを見聞きしていても、今ひとつつイメージできていないのが日本でのEV普及。もちろん地方であれば、それなりにEV社会も想像できるのですが、都市部では集合住宅に住んでいる方も多いでしょう。

電気自動車に関しては、友人がテスラの初期オーナーだったり、あるいは知人がテスラの広報に就任していたりしたため、乗る機会も新しい技術を紹介してもらう機会も多かったのですが、今ひとつのめり込めなかった理由には、どのように日本の社会と馴染んでいくのかが、あまり見えなかったこともありました。

しかし、日産リーフが2世代目で大きく進化し、さらにはホンダが「ホンダ e」を発売し、そしてそれを体験する機会も得て感じたのは、「EV時代はそう遠くないのかも?」という期待感です。
 

Topic ホンダ eで考える“日本流”EV時代

「ホンダ eはコンセプトカーそのもの? とも思えるファニーフェイスのコンパクトEVだ」——と、改めて紹介する必要がないほど話題になっている。基本モデルの価格が451万円、中心モデルは495万円という値段設定に驚き、年1000台という控えめな販売計画を聞いて、このコンパクトEVで電気自動車時代へのモメンタムが増すのではないかと期待していた僕は、少しばかり拍子抜けした……
 
(この続きは、本田雅一メールマガジン 「本田雅一の IT・ネット直球リポート」で)
 

本田雅一メールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

2014年よりお届けしていたメルマガ「続・モバイル通信リターンズ」 を、2017年7月にリニューアル。IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

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