やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

11月の『漆黒と灯火』例会、ゲストは乙武洋匡さん。また当メルマガで乙武洋匡さんとの対談連載が開始されます

1
というわけで、私が主催しております経営情報サロン『漆黒と灯火』ですが、11月はゲストに乙武洋匡さんをお呼びして、社会時評と現実的な社会運動の働きについての議論を深めてまいりたいと思います。

ご要望もいただいております『漆黒と灯火』の新規会員募集については、第三期として10名ほどを募集したいと考えております、要項につきましては以下をご参照いただけますと幸いです。

https://yakan-hiko.com/meeting/yamamoto.html

昨年11月に募集が開始されてちょうど一年が経過する当会ですが、お陰様でアクティブな会員の皆様の積極的な参画にも恵まれ、無事ここまでやってくることができました。会員の皆様方や、スタッフの献身的な努力には改めて深く御礼申し上げます。

その間、いつの間にか東北楽天ゴールデンイーグルスのデータスタッフになったり、東京大学政策ビジョン研究センターで客員研究員として末席に加えていただいて高齢社会研究に従事したり、あるいは新設された株式会社データビークルの立ち上げに従事できたりと、個人的には多岐に渡り過ぎた一年だったなあと思っております。

一方で、慢性的な経済危機に陥ったロシア向けのビジネスは株式の過半を譲渡するなどして縮小させたり、ゲーム開発・企画制作を行っていた事業を売却し人員的に急にスリムになったりと、いろんな意味で転機となった一年でありました。

次号メルマガでも触れますが、来年はもっと公的な部門での仕事が増える一方で、少し新しい試みを発表したいと思っています。というのも、いままでいろんな問題意識を元に調べたりウェブで書いたりしていることは、もちろん意義があると信じて続けてきたものの真の意味で国民の生活向上に繋がっているのか、私たちの子供の世代により良い社会を引き継ぐための橋になっているのかといったところに問題があるような気がしてならないのです。

もはや、日本は右肩上がりのばら色の未来を見据えてみんなで頑張れば豊かになれるという時代ではなくなりました。目の前にあるのは、高齢化と貧困により衰亡する未来予想です。しかしながら、『漆黒と灯火』で一年間活動してきて私なりに感じたことは、立ち止まって考えることのできる余裕のある期間は過ぎてしまったという確証でした。

42年間生きてきて、曲がりなりにもこのような形で文章を書き、人前に出る仕事をさせていただいているのは、私にしかできない仕事が確かにこの世にはあったからです。そして、これからも取り組んでいきたいと思う仕事が、明確に幾つも浮かんできています。肉体的な全盛はとっくに過ぎ、むしろ各年代層の真ん中で高齢者も若者も視野に入れて働かなければならない年代に差し掛かって、さて何ができるのか、いろいろと模索してまいりましたが、良い意味で、来年の活動の指針となるような内容をお話できるようになるといいな、と強く思っております。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路

Vol.140 経営情報サロン『漆黒と灯火』新規会員募集のお知らせ、そしてステマから広がる欺瞞的構造とVW不正問題を考える回
2015年10月31日発行号 目次
187A8796sm

目次
【0. 序文】11月の『漆黒と灯火』例会、ゲストは乙武洋匡さん。また当メルマガで乙武洋匡さんとの対談連載が開始されます
【1. インシデント1】ステマから広がる欺瞞的構造が次に起こす問題
【2. インシデント2】VWの不正行為は自動車業界だけの問題で済む話でもなさそうです
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A

 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」のご購読はこちらから

やまもといちろう
1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる。統計処理を用いた投資システム構築や社会調査を専門とし、Aetas株式会社エグゼクティブ・プロデューサー、東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員、東北楽天ゴールデンイーグルス育成・故障データアドバイザー、株式会社データビークルプロデューサーなど現任。東京大学と慶應義塾大学とで組成される「政策シンクネット」の高齢社会研究プロジェクト「首都圏2030」の研究マネージメントを行うなど、社会保障問題や投票行動分析に取り組む。「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

その他の記事

「テレビの空気報道化」「新聞の空気化」とはなにか──ジャーナリスト・竹田圭吾に聞くメディア論(津田大介)
「疲れているとついイラッとしたり、怒りっぽくなってしまうのですが……」(石田衣良)
『エスの系譜 沈黙の西洋思想史』互盛央著(Sugar)
少林寺、そのセックス、カネ、スキャンダル(ふるまいよしこ)
「犯罪者を許さない社会」っておかしいんじゃないの?(家入一真)
高いエステはなぜ痛いのか――刺激と退屈の心理学(名越康文)
『我が逃走』は日本版ハードシングス?(家入一真)
「負けを誰かに押し付ける」地方から見た日本社会撤退戦(やまもといちろう)
絶滅鳥類ドードーをめぐる考察〜17世紀、ドードーはペンギンと間違われていた?(川端裕人)
3.11、iPS誤報問題で変わる、科学とのかかわり方(津田大介)
【第6話】闘志なき者は去れ(城繁幸)
思考や論理と同じぐらいに、その人の気質を見よう(名越康文)
迷う40代には『仮面ライダー』が効く(名越康文)
なぜ作家に「酒好き」が多いのか(ロバート・ハリス)
「iPad Proの存在価値」はPCから測れるのか(西田宗千佳)
やまもといちろうのメールマガジン
「人間迷路」

[料金(税込)] 756円(税込)/ 月
[発行周期] 月4回前後+号外

ページのトップへ