高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

ひとりで「意識のレベル」を測る方法

高城未来研究所【Future Report】Vol.506(2021年2月26日発行)より

今週も、東京にいます。

あまり移動がままならないこの機に、あたらしい領域へ踏み込んでいきたいと考え、数週間に渡り自我を超えて潜在意識にアクセスする方法をお届けしています。

今週は、「実践編第4回」です。

潜在意識にある問題を「筋反射」から読み取り、心身の不調を改善し、自然治癒力を高めるニュージーランド政府公認の代替療法「キネシオロジーテスト」の精度を高めるためには、被験者検査者共に「意識のレベル」200を超えていなければなりません。
そのコツは、健康管理と利他的に生きることにあると、先週お伝えいたしました。

そして200を超えることができたなら、もうひとりの200を超えた者と共にキネシオロジーテストを使って、現在の自分のレベルを測ることができるようになり、本当に必要なサプリメントや適切なトレーニング方法を見つけ出すことが可能になります。
なにより、人生でやるべき仕事を導き出すこと出来るのです。

この200の壁が、「地図編」でお伝えしたカール・グスタフ・ユングの無意識の多重構造「個人的無意識」、仏教の唯識学でいう「末那識」(サンスクリット語:manas)へアクセスできる入り口だと考えます。

そこで今週は、200を超えた人たちのために、ひとりでレベルを測る方法をお伝えしたいと思います。

はじめに復習を兼ね、この「意識のレベル」を測る手技をおさらいします。
レベル200を超えたもの同士が二人一組になり、一人は被験者として 、床と平行に片腕を伸ばします 。
次にもう一人が 、伸ばした腕の手首を二本の指で押し、被験者は力の限り 、下方へかけられる圧力に抵抗します 。
この際、よほどの体躯差がない限り、腕の手首を二本の指で押した程度では下方に押すことはできません。
そこで、精神安定剤からスマートフォンまで、「明らかに体に悪いもの」を持つと、驚くほど簡単に下方へ押すことができるようになります。
この筋反射によって、「あらゆる成否の感覚」を掴めた人は、慣れてくると、自分だけで目の前にいる人、モノなどの「意識のレベル」を測れ、いまの自分にとって本当に必要かどうかが、わかるようになるのです。
つまり、「ひとり筋反射テスト」です。

方法は、いくつかあります。
まず、左手で「フレミングの左手の法則」の形を作ります。
もう一方の右手に調べたいモノを持って、「フレミングの左手の法則」で「磁場」と呼ばれる人差し指と「電流」と呼ばれる中指の開き具合で、「ひとり筋反射テスト」を行います。
この際、中指を動かすようにして、開き具合の抵抗をつかんでください。

この開き具合の抵抗によって、自分に合っているかどうかを判断するわけですが、ビミョーな感じを掴むためにも、同じモノを持って、先にあげた二人一組になって判断する方法で確認しながら、違いを埋めていくようにしてください。
これができるようになると、いつでもどこでも自分ひとりで目の前にいる人、モノなどの「意識のレベル」を測れるようになります。

また、僕が得意としているのは、丹田に力を入れる方法です。
まず、調べたいモノを手に取り、丹田に力が入るかどうかで、いまの自分にとって必要かどうかを判断します。
同じように、先にあげた二人一組になって判断する方法で確認しながら違いを埋めていくのですが、この丹田による筋反射テストは、普段から相当運動し、また、丹田呼吸を行っていればいるほど、精度があがります。
慣れれば、知りたいものをイメージするだけで丹田に力が入ったり、抜けたりするのがわかるようになるのは、自分でも不思議な感覚です。

次回は、いよいよ最終回。
今回の旅路の最終ゴール「普遍的無意識」へのアクセスに続きます。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.506 2021年2月26日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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