※高城未来研究所【Future Report】Vol.411(2019年5月3日発行)より
今週は、ブラジルのパンタナル大湿原にいます。
サン・パウロから飛行機で約2時間強、その後、車に数時間揺られ、2000年にUNESCOの世界遺産に登録された「パンタナル自然保護地域」にやってきました。
パンタナルの総面積は、日本の本州と同じほど広大です。
このうち、世界遺産に登録されているのは、全体のわずか1%ほど。
また、驚くことにほとんどが私有地で、牧場のオーナーなどがホテルやロッジを経営しています。
パンタナルの雨季は12月〜2月ですが、最も水位が高くなるのは5〜6月。
まさに、いまが「湿原」としての見どころなのです。
実は、このパンタナルは「湿原」と言われることが多いのですが、正確には氾濫原です。
この地は山脈に囲まれた盆地状の地形をしており、その中に無数の川が流れ、氾濫原を形成しています。
傾斜がとても緩やかなため、雨季になると水が集中して氾濫を起こし、ピーク時には水位が約2mも上がり、大小の湖や沼が出現します。
一方、乾季になると大きな湖以外は干上がって大草原が広がり、シーズンによってまったく違う光景を見ることができるのも特徴です。
別名「生命の楽園」。
南アメリカ大陸のほぼ中央部に位置し、約1,000種の鳥類、約400種の魚類、約300種の哺乳類、そして480種類の爬虫類がいると考えられています。
ワニやジャガー、カピバラ、バク、ピラニアなどの野生動物や魚類、鳥類が生息し、サファリカーで行けない森の中は、乗馬で観光。
川や湖沼はボートやカヌーに乗って、鳥類や動物たちを観察します。
さて、ここに来るにあたって、持っているけど、持っていくのが好きではない「あるモノ」を持参しました。
それが、「望遠レンズ」です。
自分の雑誌に「50mm」と名付けるほど、普段は標準レンズの50mmばかり多用し、また、もともと広角好きだったことから、21mmやストリートフォトの定番28mmも、旅には欠かせません。
一方、50mmを超える中望遠レンズ、例えば75mmや80mm、135mmは大の苦手で、その理由は単純明快。
大きくて、重いからなんです!
SONYのαシリーズなら、全画素超解像ズームを使えば、50mmを倍の100mmまで使えますので、普段の撮影には不自由ありません。
しかし、パンタナルのような場所では、手前にある大湿原の向こう側に動物が生息するので近寄ることはできず、望遠レンズが必要となるのです。
そこで、日本から遥々持ってきました200mm!
ここまで来る道中(LA、ワシントンDC、トロント)で、何度捨てようと思ったことか!?
それほど、僕にとっては重くて大きいレンズです。
これをAPS-Cのカメラにつけて、全画素超解像ズームを使えば、600mm!!
果たして、今回の旅路から望遠レンズの虜になってハマるのか?
それとも、嫌気がさして捨てて帰るのか!?
パンタナルの旅の楽しみは、このレンズにかかってます。
(結果、後日談で)
高城未来研究所「Future Report」
Vol.411 2019年5月3日発行
■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 連載のお知らせ
高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。


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