やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。サイバーインテリジェンス研究所統計技術主幹など歴任。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
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「身の丈」萩生田光一文部科学相の失言が文科行政に問いかけるもの

実に良くない時期に、望ましくない発言が飛び出して大変な騒ぎになっております。そもそも英語民間試験をやることが大学入試改革の大きな柱になること自体が問題なのですが、一方で教育の機会が地方で貧困である現実が改めて浮き彫りになり、また、それを自民党議員も一応はそれと知りつつも、学習や教育機会の均等には話が進まないままの英語民間試験が期日通り行えなさそうだということに「現場が『ふざけるな』」と言っているあたりに、我が国の教育問題の根深さを知るところであります。(2019.11.01)  続きを読む

「国際競争力」のために、何かを切り捨ててよいのか

1992年、大前研一さんが提唱していた「平成維新(の会)」はなかなか衝撃でありまして、まだ当時は「新自由主義」というものが何者か皆良く分かっておらず、失われた10年の立役者でもある竹中平蔵さん(と故・与謝野馨さんの戦いのなか)で「あ、これはアカンのでは」となるまで日本再興のビジョンとして輝きを放っていました。もちろん、後講釈で言えば単に日本の政治が混乱しただけだったんですが、私も「確かにこれはそのまま実現したら面白いんじゃないか」と柄にもなく興奮したこともありましたし、選挙の手伝いに駆り出されていろいろやったりしました。90年代は、まだ日本は上を見ていられた時代なんですよね。(2019.10.29)  続きを読む

ついにアメリカがペンス副大統領の大演説で対中対立の道筋がついてしまう

「やるぞやるぞ」と言われて、いままで「まあ、そうは言ってもまだ経済面の競争に過ぎないから」と羽交い絞めのような感じで対応していた米ホワイトハウスも、ついにペンス演説が出てしまいました。一年ぶりの大演説となったわけですが、いままで「米中対立というのは中国一国を押さえれば済むビジネス上の紛争に過ぎない」としてきた俺たちのトランプ大統領の概念から、一歩も二歩も進んで「中国というのは独裁的な国家体制を輸出する民主主義の敵である」という概念の戦いとする俺たちのペンス副大統領のほうがより大きなアメリカの意志だぞということで、アメリカ議会もそれなりに総立ちで超党派の対中タカ派が勃興、いわゆる武闘的なネオコン派(ネオ・コンサーバティブ)と合体して本格的な覇権争いにシフトしたぞというのが世界の大構造であります。何がヤバいって、もちろん問答無用で日本もこれに巻き込まれるわけです。(2019.10.28)  続きを読む

友人知人との別れと世迷いごとの類

このところ、歳も歳だからか、私も身の回りに幸せなことと不幸なことが交互にやってくるようになりました。悲しいなあと思いつつ、来し方の想いを抱くにあたり、みな、やりたいことはやり遂げられたのだろうか、思い残すとしたら何だろうかと思わざるを得ません。(2019.09.30)  続きを読む

英オックスフォード大のフェイクニュースに関する報告書がいろいろと興味深い件

英オックスフォード大学が26日「The Global Disinformation Order」という、世界の偽情報(フェイクニュース)を網羅する報告書を今年も出していたのですが、なぜか名指しでFacebookがもっとも偽情報の宝庫になっていると指摘されていまして、非常に興味深い内容になっています。(2019.09.29)  続きを読む

迷子問答:コミュ障が幸せな結婚生活を送るにはどうすればいいか

いつでもどこでも家庭のことを聞かれると話していることではあるのですが、私もまさかこんなに自分が家庭人になるとは思ってもいませんでした。どちらかというと仕事漬けで、お金が大好きで、ゲームや野球やバンドなど趣味がたくさんある人間でしたから、自分でも意外だったのです。単に、結婚する際に神に真実の愛を誓ったから、それに対して忠実に生きているというだけではあります。(2019.09.29)  続きを読む

インターネットに期待されてきた理想と現実の落差

世界中がすべてフラットにつながり人類全体によって情報が共有される理想的な社会を実現するためのプラットフォームとして語られることが多かったインターネットですが、2010年代が終わろうとする今日この頃ではそうした楽観的な考えは徐々にしぼみつつあるように感じます。(2019.08.31)  続きを読む

アジアの安全保障で、いま以上に日本の立場を明確にし、コミットし、宣伝しなければならなくなりました

産経新聞に改めて香港情勢の記事を掲載したのですが、お陰様でアジア系の安全保障コミュニティでも取り上げられて、私でも少しは役に立ったのかなという印象です。というのも、河野太郎外相が比較的こういう問題には強いということもあって、アジアにおける日本の立場や考え方が、米中対立の中で相対的に重要視されてきているというのがあるかもしれません。というか、海外のメディアからの問い合わせが純粋に増えてきました。また、日本はこの問題についてどういう考えを持っているのか、という基本的なところから一定の理解が海外メディアに読み解かれたうえで、より込み入った問題についての日本の対応が注目されてきたとも言えます。(2019.08.26)  続きを読む

韓国情勢「再評価」で、問題知識人が炙り出されるリトマス試験紙大会と化す

韓国・文ジェイン大統領が民情を優先することで、日韓間のGSOMIA破棄という悪いほうのシナリオになったので、いろいろと整理が必要な段階に入ってきました。この問題の評価としては、言うまでもなくハード面(いわゆるガチ戦争)ではTHAADの情報を最新でもらえるわけではない日韓、また海洋を挟んでしか侵攻の怖れがない日本としても、協定がなくなったからただちに日本が困るわけではない、という日本側にとっては「そんなに痛くは無い」という評価が官邸では早々に下されています。(2019.08.24)  続きを読む

初めての『女の子』が生まれて

いろいろありましたが、ようやく落ち着いたので報告がてら。今年5月に、山本家の第4子となる長女が生まれました。令和の女だ。現在2か月を過ぎ、退院してしばらく経ったので、ようやく「ああ、女の子が生まれたのだなあ」という実感が湧いてきました。(2019.07.31)  続きを読む

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