やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
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トランプさん滅茶苦茶やりすぎた結果が出始めるのではないかという恐怖

先月のメルマガでも「シートベルト締めとけよ」という話と共に関税交渉の話を書きましたが、少し落ち着くのかと思いきやこの二週間中国国籍の船舶がアメリカに向かわず滞留していて、コロナ期以上に焦げ臭い状態になってきたので気にしています。(2025.05.01)  続きを読む

生成AIの台頭と「情報密度の薄いコンテンツ」の危機

最近、このクソ忙しいのにコンテンツ投資や制作依頼(というか仕切り)の仕事が増えてきています。さすがに自分自身でやるわけにもいかないので、経験のあるパートナー氏らとの協業になるわけですが、これがまたなかなか大変であります。というのも、近年、ご多聞に漏れず生成AIの急速な発展により、様々なクリエイティブ産業が大きな変革の波に飲み込まれてしまっています。特に注目すべきは、必ずしも情報密度が高くないにもかかわらず、これまでビジネスとして成立していたコンテンツ産業への影響です。(2025.04.28)  続きを読む

参院選ボロ負け予想の自由民主党、気づいたら全党消費税減税を叫ぶポピュリズム政局に至る

まあ… 大変なことになっておるわけですが。俺たちの総理・石破茂さん率いる自由民主党が今夏の参議院選挙で厳しい戦いを強いられるとの見方が広がる中、与野党を問わず消費税減税論が急速に広がりつつあります。(2025.04.28)  続きを読む

ビッグな『トランプ関税』時代の到来でシートベルト着用サインが点灯

まあ大変なことですよね、というのは相場を見ておられる皆さんは当然のごとくお感じではないかと思いますけれども、日本はかなりアメリカ経済とペッグして相場も連動しておりますのでトランプ政権就任来14%ほどアメリカ市場から資金が流出すると同じように14%ぐらい日本の証券市場から資金が出て行ってしまうわけであります。(2025.04.06)  続きを読む

「ウクライナの次に見捨てられる」恐怖から見る日米同盟の今後

なかなかパンチの効いた展開になってきております。鉄鋼・アルミの関税25%に始まり、自動車も関税かかるぞ、大統領府の人たちが国防関連の情報をSignalに流して大変なことになったぞ、ウクライナの資源割譲で割ととんでもない米露交渉内容が漏れ伝わるなどして、人間も国家も信頼を築くのには長年の忍耐が必要だが信頼が失われるのはほんの一瞬というのを目の当たりにしているところです。(2025.04.03)  続きを読む

突然出てきた日本維新の会4兆円削減プランって実際どうなんだよ

「社会保険料を下げろ」というのはいま働いている国民の手取りを増やすためにどうしても必要なことですし、今回高校無償化で予算合意に至った日本維新の会との話し合いの果てに、自由民主党と公明党、日本維新の会とで協議を進める運びになってしまいましたので、これはまあ取り組んでいかないといけないわけです。困ったもんだなと思ってますが、一応は「やれ」となった以上、なんらか見解を組み上げて対応していかないといけないよな、というのが実際です。(2025.03.26)  続きを読む

議論の余地のないガセネタを喧伝され表現の自由と言われたらどうしたら良いか

凄まじい勢いで拡散され、世の中的にも「さすがに問題だよね」という認知も進んできている偽情報問題ですけれども、いわゆるダークパターンからアドフラウドまで網羅的にどうすべえという総花的な対応について議論が複数おっぱじまっております。(2025.03.06)  続きを読む

トランプVSゼレンスキー、壊れ逝く世界の果てに

日本が取るべき道はどっちなの、という話もありつつ、俺たちの石破茂さんは割と穏当などっちつかずの話をねっとりとお話されていました。いろいろ言われる石破茂さんですが、私のポジション抜きに考えても「まあ、日本としてはそう言うしかないのではないか」と思います。(2025.03.03)  続きを読む

財務省解体デモとかいう茶番と、それに群がる情弱インフルエンサー連中の滑稽さについて

またぞろSNS界隈がくだらないことで盛り上がってるみたいですね。今回は「財務省解体デモ」なるお祭り騒ぎが話題らしいんですが、さすがにちょっと抜き差しならない状態になり触れざるを得なくなってきまして…。(2025.02.27)  続きを読む

国民民主党を中心に動いていた政局が終わり始めているのかどうか

個人的には国民民主党のようにポピュリズム的手法を取りつつも、いまの制度下で割を喰っている勤労世帯に対してしっかりと光を当て、社会保険料負担を減らす方向で政策審議をするというのは(手法として望ましいかどうかの意見はあれども)仕方ない面はあると思っています。(2025.02.04)  続きを読む

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