やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
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ノーヘル『電動キックボード』をどう扱うべきか

電動キックボードについては当たり前のことですが利用者のモラルや交通安全意識についてうまく啓蒙が進まなければ、ノーヘルで安価な移動手段として普及しすぎて事故多発となり全面的に差し止めになる事案が出てもおかしくありません。これはイノベーションに対する阻害なのではなく、安全管理について詰め切れていない事業に対して公共側が如何に適切にNOというかという別の文脈の問題になりますから、注意が必要です。(2024.09.01)  続きを読む

『デジタル時代における表現の自由と知的財産』開催にあたり

そろそろプラットフォーム事業者とコンテンツ業界および消費者保護は真面目に取り組むべき分野として温度感が上がってきているように思っておりまして、今回のメルマガでもインシデントとして「2. 各国政府とビッグテックの諍いの行方やいかに」にて解説している通り政府が国民の生活を守るためにデジタルサービスとしてのプラットフォーム事業者に対し適切な形で管理していく必要があるのではないかという議論が今後も大きくなっていくことでしょう。(2024.09.01)  続きを読む

「大阪でも維新支持急落」で第三極の未来に何を見るか

正直、大阪を含めた近畿方面の調査については私は素人で、いままで他の担当者が調べてくれた数字を観ながら「ほーーん」と言っているだけの立場だったのですが、いろいろあってこのクソ暑いところで新幹線に乗り漫遊してきました。(2024.08.31)  続きを読む

俺たちの立憲民主党、政権奪取狙って向かう「中道化」への険しい道のり

私のクライアントであるコンサルティング会社から急に言われて、突然変な研修会みたいなのに行ってきました。メルマガに書いてくれというので、そんなら書きますよということで記すわけですが… なんかこう、野党陣営の皆さんと時間をかけて話し合うということがこんなにも苦行だったというのはどうなのよという感慨も含めて読者の皆さんに共感の嵐を湧き起こしたいと思っております。(2024.08.01)  続きを読む

総裁選とかイベントとかいろいろあるけど粛々と進めて参る感じの告知と考え

当メルマガ『人間迷路』も謎に読者の方が増えてきた一方、人気コーナーというか定常化してしまって久しい「3. 迷子問答」の読者質問が多くなり、なるだけ頂戴した質問はすべてメルマガ内で回答したいと思いながらも、お待たせしているのが一年を超える質問が出てきてしまいました。溜まり過ぎですね、すみません。(2024.07.30)  続きを読む

世の中は「陰謀論に流されない百田尚樹」を求めている

タイトルからして灼熱の氷みたいな矛盾をはらんでいますが、私がここしばらく選挙調査実務などながらく担当させていただく中でずっと思っていたのが、有権者の「既存政党への不信感」です。極めつけは蓮舫さんが無名の石丸伸二さんにまくられて3位転落だったんですが、これにはふたつの側面があって、立憲共産党的な標榜リベラルの凋落と、自由民主党や立憲民主党のような既存政党離れが有権者の中で進んでいっているという現象は見て取れます。(2024.07.29)  続きを読む

長崎県の政界汚職でハンターさんが巻き込まれた件

「ハンターさん、可哀想」の声もたくさん上がった鹿児島県警の事案からの流れで、やはり長崎県知事・大石賢吾さん周辺のネタは非常に騒がしくなってきており、本丸臭い記事も出ていました。長崎地検から事情聴取を受けた県議だけで10名以上というのはなかなか痺れるものがあります。(2024.07.02)  続きを読む

音楽生成AI関連訴訟、Napster訴訟以上の規模と影響になりそう

音楽生成AIをめぐっていわゆる面倒くさいけど大事な訴訟に入るやつ筆頭とも言える裁判が始まりました。当然そうなりますよね、ということで「その教師データ群は合法ですか」から始まり、いかなる経路で似たような音楽を生成したんですかというところが司法判断されるとどうなるかが肝になってきます。(2024.06.26)  続きを読む

【代表質問】山本氏の『ボク言いましたよね』の真髄を知りたい

まず、私が「ボク言いましたよね」というのは、対外的に「だから言ったじゃねえか」という話を蒸し返す際に頻出させるのもありますが、それ以上に、対内的・組織的な予防線を張る目的のほうが大きいです。(2024.06.20)  続きを読む

そろそろ真面目に「クレジットカードのコンテンツ表現規制」に立ち向わないとヤバい

カード会社が悪者だとか、検閲に当たるのでどうにかしろなどという受け手側の論理とは別に、クレジットカード会社も決済を担う重要なインフラとして日本でサービスをしている限りにおいては、公共性、透明性、納得性をきちんと担保してほしい思うわけです。(2024.06.20)  続きを読む
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