川端裕人の記事一覧

1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。普段は小説書き。生き物好きで、宇宙好きで、サイエンス好き。東京大学・教養学科卒業後、日本テレビに勤務して8年で退社。コロンビア大学ジャーナリズムスクールに籍を置いたりしつつ、文筆活動を本格化する。デビュー小説『夏のロケット』(文春文庫)は元祖民間ロケット開発物語として、ノンフィクション『動物園にできること』(文春文庫)は動物園入門書として、今も読まれている。目下、1年の3分の1は、旅の空。主な作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、アニメ化された『銀河のワールドカップ』(集英社文庫)、動物小説集『星と半月の海』(講談社)など。最新刊は、天気を先行きを見る"空の一族"を描いた伝奇的科学ファンタジー『雲の王』(集英社文庫)『天空の約束』(集英社)のシリーズ。
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リアルな経済効果を生んだ「けものフレンズ」、そして動物園のジレンマは続く

「けものフレンズ」終わりましたね。たいそう楽しめました。いくつか個人的な楽しみポイント。やっぱり、かばんちゃんたちの旅が、サバンナに始まり、出アフリカして、いわゆるグレートジャーニー的に新大陸に入り、途中から「物語の要請」でそういう人類拡散の要素はちょっと薄くはなったけれど、最後の最後で海洋進出までなぞった点で、「基本に忠実」だなあと思いました。(2017.04.19)  続きを読む

「けものフレンズ」を見てみたら/アマゾン・イキトスで出会った動物たち

もしも、この週末に動物園にいって、なぜかサーバルの前に人だかりができていたりしたとします。あるいは、アルパカの前で「モフモフでボリューミー!」と感動していたり、プレーリードッグの前で「こいつは尾黒か?」とか気にしている人がいたとします。こういった人たちは、普段、動物園に来ないけれど、とある共通の理由で、この数週間のうちに動物園への興味をかきたてられ、足を運んだ人たちです。(2017.02.20)  続きを読む

オランウータンの森を訪ねて~ボルネオ島ダナムバレイ(1)

今回は、ナショジオWebの「研究室に行ってみた」との勝手に連動企画。実は2010年に久世さんのフィールドであるダナムバレイ(ボルネオ島・サバ州)を訪ねてから6年越しのインタビュー企画実現ですね。写真もふくめて、まったくアウトプットする機会がなかったので。とはいえ、今回は2016年時点での久世さんの話なので、2010年のフィールド体験については、あまり書き込むことができませんでした。そこで!その時、現場で書いていた備忘と写真をもとに、フィールドの様子を再現してみましょう。 (2016.12.26)  続きを読む

NYの博物館で出会った「カミカゼ・エクスペリエンス」

ニューヨークに滞在するたびに気になっていたのだけれど、一度も訪ねるチャンスがなくて、このたび、やっと行ってきたのが、イントレピッド海上航空宇宙博物館。 マンハッタンのまさに中心、46番街からひたすらハドソン川方面へと歩いていくと、ちょうど川に突き当たったところに、86番桟橋にある。桟橋自体がエントランスと附属施設になっており、その隣に超重量級の金属のかたまりが、浮いている。いや、表現としては、そそり立っている、というほうがふさわしい。(2016.12.06)  続きを読む

アマゾンマナティを追いかけて〜赤ちゃんマナティに授乳する

ペルー領アマゾンのイキトスにある保護施設CREAでは、ぼくが訪ねた2016年4月の時点で、哺乳が必要な「乳児」のマナティが、5頭いた。保護されるアマゾンマナティは基本的には小さな子なので、最初はミルクをあげる必要があるケースの方が多いそうだ。以前取材したブラジルのINPAでは、粉ミルクにカノーラオイルやオーツ麦やトウモロコシの粉、各種ミネラルを加えた濃厚ミルクを与えていたけれど、ここではどうか。(2016.10.28)  続きを読む

動物園の新たな役割は「コミュニティ作り」かもしれない

今年の三月と五月に、関東地方の動物園に勤務する若手の勉強会「関東若手動物園研究会」の講師を連続して二回務めた。去年(2015年)、問題になった、日本のイルカ飼育について主に話したのだけれど、フリートークの中でこんな質問を受けた。(2016.10.20)  続きを読む

「シマウマ、捕獲後に死ぬ」のニュースの裏側

このところ、主に水族館のイルカやシャチの飼育の話題をしてきたけれど、動物園の世界にも、やはり、嘆かわしいところがあって、今回のニュースがそのあたりをクリーンヒットしたみたいな雰囲気です。そこで、今回は、動物園での繁殖計画について、まだあまり知らない人に向けて、こういう問題があるのだと指摘することにします。キーワードは「余剰動物」です。(2016.04.20)  続きを読む

絶滅鳥類ドードーをめぐる考察〜17世紀、ドードーはペンギンと間違われていた?

2014年の論文で、日本の出島にドードーが来ていたことを発見したジュリアン・ヒューム博士(ロンドン自然誌博物館)から教えてもらったことで、ひとつ、日本のペンギンファンに知らせたい! と思ったことがある。同時にドードーの追跡にも関係あることだ。(2016.03.30)  続きを読む

シーワールドがシャチの繁殖を停止。今の飼育群を「最後の世代」にすると決定

メルマガ9号〜11号で紹介してきた、鯨類飼育の最高峰シーワールドが、とうとう「シャチの繁殖をやめる」決断をしたという。(2016.03.23)  続きを読む

幻の鳥・ドードーの来日説を裏づける『オランダ商館長の日記』

ドードーが「日本に来ていた」という論文がある。ロンドン自然史博物館のジュリアン・ヒューム博士らが、昨年(2014年)、日本にドードーが来ていたことを示す論文を出した。それによると、なんと生きたドードーが日本まで来ていただけでなく、それは「最後のドードー」(飼育されたものとして)でもあったというのである。(2016.03.05)  続きを読む
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