現実をきちんと「見る」ことが難しい今こそお薦めしたい本

『ご依頼の件』星新一著

 

中心点が見えた気がした

考えてみれば、小学生当時周囲から習っていた“宇宙”像において、その中心は自分たちの立っている地球ではなく、太陽でした。これはコペルニクスが天動説にかわり地動説=太陽中心説を唱え、ケプラーがそれを証明して以来ずっとですね。ただし、その太陽でさえ、広大な宇宙空間においては、地球らとともにはその片隅でさまよう迷子でしかありません。つまり、実感として、自分の生きる世界には、中心点がどこにも見当たらなかったんです。

ところが、遠い宇宙の向うから飛来するものとばかり思っていた宇宙人が、じつは自分を通して深く人類の意識の底に横たわる思念によって生み出され、そこからやってきたのだ。あるいは、限りなく遠く外に感じていたものが、じつは限りなく内側にあるものと一致するのだという発想に触れたとき、どこにもなかったはずの中心点(特異点)が透けて見えた気がしたんですね。

1 2 3 4

その他の記事

出口が見えない我が国のコロナ対策の現状(やまもといちろう)
良い旅は、旅立つ前に決まるのです(高城剛)
週刊金融日記 第271号 <美術館での素敵な出会い 傾向と対策 他>(藤沢数希)
内閣支持率プラス20%の衝撃、総裁選後の電撃解散総選挙の可能性を読む(やまもといちろう)
「日本の動物園にできること」のための助走【第一回】(川端裕人)
地方統一選から見える「安倍政権支持者」と「アベノミクス」受益者の錯綜(やまもといちろう)
信仰者の譲れない部分(甲野善紀)
ポストコロナという次の大きな曲がり角(高城剛)
Spotifyでジョギングするとめっちゃ捗る件(小寺信良)
高解像度と景気の関係(高城剛)
結局「仮想通貨取引も金商法と同じ規制で」というごく普通の議論に戻るまでの一部始終(やまもといちろう)
言われてみれば、いろいろとお騒がせしております(やまもといちろう)
クラウドの時代、拠点はシリコンバレーからシアトルへと移り変わるのか(高城剛)
田端信太郎氏の侮辱罪容疑書類送検から考える「株主論評」罵倒芸の今後(やまもといちろう)
世界を息苦しくしているのは「私たち自身」である(茂木健一郎)

ページのトップへ