中心点が見えた気がした
考えてみれば、小学生当時周囲から習っていた“宇宙”像において、その中心は自分たちの立っている地球ではなく、太陽でした。これはコペルニクスが天動説にかわり地動説=太陽中心説を唱え、ケプラーがそれを証明して以来ずっとですね。ただし、その太陽でさえ、広大な宇宙空間においては、地球らとともにはその片隅でさまよう迷子でしかありません。つまり、実感として、自分の生きる世界には、中心点がどこにも見当たらなかったんです。
ところが、遠い宇宙の向うから飛来するものとばかり思っていた宇宙人が、じつは自分を通して深く人類の意識の底に横たわる思念によって生み出され、そこからやってきたのだ。あるいは、限りなく遠く外に感じていたものが、じつは限りなく内側にあるものと一致するのだという発想に触れたとき、どこにもなかったはずの中心点(特異点)が透けて見えた気がしたんですね。
その他の記事
![]() |
日本の30代以上だけが気づいていない「ノーリスクのリスク」(城繁幸) |
![]() |
日本人は思ったより働かない?(高城剛) |
![]() |
ゲームと物語のスイッチ(宇野常寛) |
![]() |
サウンドメディテーションという新しい旅路を探る(高城剛) |
![]() |
「現在の体内の状況」が次々と可視化される時代(高城剛) |
![]() |
今村文昭さんに聞く「査読」をめぐる問題・前編(川端裕人) |
![]() |
平昌オリンピック後に急速に進展する北朝鮮情勢の読み解き方(やまもといちろう) |
![]() |
迷子問答 公開質問【正しい努力とは】(やまもといちろう) |
![]() |
違憲PTAは変えられるか(小寺信良) |
![]() |
「Go To Travelキャンペーン」の正体(高城剛) |
![]() |
年末年始、若い人の年上への関わり方の変化で興味深いこと(やまもといちろう) |
![]() |
蕎麦を噛みしめながら太古から連なる文化に想いを馳せる(高城剛) |
![]() |
「甘い誘惑」が多い街、東京(高城剛) |
![]() |
片思いの恋愛感情、相手に伝えるべき?(家入一真) |
![]() |
ハダカの「自分」を見つめることの難しさ(紀里谷和明) |