現実をきちんと「見る」ことが難しい今こそお薦めしたい本

『ご依頼の件』星新一著

 

中心点が見えた気がした

考えてみれば、小学生当時周囲から習っていた“宇宙”像において、その中心は自分たちの立っている地球ではなく、太陽でした。これはコペルニクスが天動説にかわり地動説=太陽中心説を唱え、ケプラーがそれを証明して以来ずっとですね。ただし、その太陽でさえ、広大な宇宙空間においては、地球らとともにはその片隅でさまよう迷子でしかありません。つまり、実感として、自分の生きる世界には、中心点がどこにも見当たらなかったんです。

ところが、遠い宇宙の向うから飛来するものとばかり思っていた宇宙人が、じつは自分を通して深く人類の意識の底に横たわる思念によって生み出され、そこからやってきたのだ。あるいは、限りなく遠く外に感じていたものが、じつは限りなく内側にあるものと一致するのだという発想に触れたとき、どこにもなかったはずの中心点(特異点)が透けて見えた気がしたんですね。

1 2 3 4

その他の記事

季節の変わり目はなぜ風邪をひきやすい?(若林理砂)
在韓米軍撤退の見込みで揺れまくる東アジア安全保障と米韓同盟の漂流(やまもといちろう)
2ちゃんねるのスレがニュースになる時代(家入一真)
週刊金融日記 第277号 <ビットコイン分裂の経済学、ハードフォーク前夜の決戦に備えよ他>(藤沢数希)
日本のものづくりはなぜダサいのか–美意識なき「美しい日本」(高城剛)
「民進党」事実上解党と日本の政治が変わっていくべきこと(やまもといちろう)
コロナが起こす先進国と発展途上国の逆転(高城剛)
津田大介×石田衣良 対談<前編>:メルマガは「アナログ」なメディアである(津田大介)
5年すればいまの世界はまったく違う世界に変わっている(高城剛)
この時代に求められるのは免疫力を高め、頼らない「覚悟」を持つ事(高城剛)
最近ハゲ関連が熱い、あるいは新潟日報と報道の問題について(やまもといちろう)
京都で実感した宗教を超える文化のグローバリゼーション(高城剛)
選挙だなあ(やまもといちろう)
中道改革連合さんに期待すること、そして高市自民党でやるべきこと(やまもといちろう)
海外旅行をしなくてもかかる厄介な「社会的時差ぼけ」の話(高城剛)

ページのトップへ