「生命の与贈循環」とは
僕はNPO法人「場の研究所」というところで、研究員をやっています。何をやっているかというと、「場の思想」というものを研究しています。
「場」というものはどういうものなのか。
今年出版した『ビジネス・マネジメント・スタジアム』も、「場の思想」を使って落合元監督の采配術の秘密を探っています。
重要なキーワードに「生命の与贈循環」というものがあります。例えば、たまに草がぼうぼうに生えた荒地みたいな空地がありますよね。そこから、あるとき低木層が生えてきたとします。やがて林ができる。そのうち木が大きく育って、森になっていく。
森になると、いろんな動植物が生存できる豊かな「場」ができあがるわけです。生物界というのは、誰かが設計しているわけじゃないのに、お互いに関係しあって、豊かな場ができあがってくる。こうして生まれてくる「場」というのは何なのか、というのがおもなテーマになってきます。
つまり、豊かな「場」を作るプロセスが分かれば、それが、「企業が世の中に対して価値を提供し、その価値を認められ生き残っていく」ためのビジョンが見えてくると思うんですよ。
その他の記事
某既婚女性板関連でいきなり情報開示請求が来た件(やまもといちろう) | |
サイボウズ青野社長の手がける「夫婦別姓裁判」高裁門前払いの必然(やまもといちろう) | |
成功を目指すのではなく、「居場所」を作ろう(小山龍介) | |
まだ春には遠いニュージーランドでスマホ開発の終焉とドローンのこれからを考える(高城剛) | |
彼女を部屋に連れ込んでどうにかしたい時に聴きたいジャズアルバム(福島剛) | |
深まる米中対立の大波を迎える我が国の正念場(やまもといちろう) | |
これからのビジネスは新宗教に学んだほうがいい!(家入一真) | |
「日本の動物園にできること」のための助走【第一回】(川端裕人) | |
弛緩の自民党総裁選、低迷の衆議院選挙見込み(やまもといちろう) | |
私の経営情報グループ『漆黒と灯火』の会員を募集したら一日で枠が蒸発した(やまもといちろう) | |
「病む田舎」の象徴となるような事件が多いなあという話(やまもといちろう) | |
言葉と、ある相続(やまもといちろう) | |
準備なしに手が付けられる、ScanSnapの新作、「iX1500」(小寺信良) | |
僕がザハ案の国立競技場の建設に賛成していた、たった一つの理由(岩崎夏海) | |
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか(やまもといちろう) |