名越康文
@nakoshiyasufumi

名越康文メルマガ『生きるための対話』より

部屋は「あなた」である――掃除をするか、旅に出るか

自分の心を見たければ、自分の部屋を見ればいい

目をつむって5分間、自分の心を見つめてください。そうしたら、自分の心がどれだけ荒れ狂っているか、どれだけ汚らしいか、驚くと思いますよ……という話を僕はよくします。メルマガ読者の方にはおなじみの方法ですよね。

でも、それを聞いた人の何割ぐらいが、実際に5分間、目をつむって自分の心を見つめる、ということをやってくれているでしょう。せいぜい2割ぐらいの人なんじゃないかと思うんです。

おそらくたいていの人は、ばかばかしくて取り組もうともしない。ちょっとやってみようかな、という人も、1分間ぐらいで「あ、もうわかった!」などといって止めてしまうことが多い。そこにはもしかすると、自分の心のおぞましさに気づいていて、あえて目を背けようとする心の働きがあるのかもしれません。

そういう人には最近、「自分の部屋を改めて見てみてください」と言っています。

部屋は「あなた」である。

一度そういう認識に立つと、いろんなものの見え方、感じ方が変わってきます。

1 2 3
名越康文
1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、京都精華大学客員教授。 専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。 著書に『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(角川SSC新書、2010)、『毎日トクしている人の秘密』(PHP、2012)、『自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン』(医学書院、2012)、『質問です。』(飛鳥新社、2013)、『驚く力 さえない毎日から抜け出す64のヒント』(夜間飛行、2013)などがある。 名越康文公式サイト「精神科医・名越康文の研究室」 http://nakoshiyasufumi.net/

その他の記事

僕たちは「問題」によって生かされる<後編>(小山龍介)
個人情報保護法と越境データ問題 ―鈴木正朝先生に聞く(津田大介)
福島第一原発観光地化計画とはなにか――東浩紀に聞く「フクシマ」のいまとこれから(津田大介)
『もののあはれ』の実装は可能か(宇野常寛)
『STAND BY ME ドラえもん』は恋する時間を描いた映画(切通理作)
「HiDPIで仕事」の悦楽(西田宗千佳)
面接やプレゼンにも効果的! 「他人を味方に変える」ための3つのアプローチ(名越康文)
組織変革とは、まず自分が変わろうとすること(やまもといちろう)
ジェームズ・ダイソンのイノベーション魂(本田雅一)
NYの博物館で出会った「カミカゼ・エクスペリエンス」(川端裕人)
仮想通貨はトーチライトか?(やまもといちろう)
広告が溢れるピカデリー・サーカスで広告が一切ない未来都市の光景を想像する(高城剛)
20代のうちは「借金してでも自分に先行投資する」ほうがいい?(家入一真)
居場所を作れる人の空気術(家入一真)
ITによって失ったもの(小寺信良)
名越康文のメールマガジン
「生きるための対話(dialogue)」

[料金(税込)] 540円(税込)/ 月
[発行周期] 月2回発行(第1,第3月曜日配信予定)
【DVD】軸・リズム・姿勢で必ず上達する究極の卓球理論ARP
「今のままで上達できますか?」元世界選手権者が教える、新しい卓球理論!

ページのトップへ