DVD『究極の卓球理論ARP(アープ)』刊行記念インタビュー

“美しい”は強い――本当に上達したい人のための卓球理論(上)

壁を越えたいすべての人に贈る究極の卓球理論DVD

[DVD] 軸・リズム・姿勢で必ず上達する 究極の卓球理論ARP(アープ)

arp_jacket03世界のトップ選手たちはなぜあれほど速く、激しいラリーの中でもバランスの取れた、美しい姿勢を崩さずにプレーを続けられるのか。全日本選手権を2度制し、世界選手権団体優勝に導いた名選手・山中教子がまとめた卓球理論=ARP(アープ)理論は、その秘密を軸・リズム・姿勢の三要素でひもとき、誰でも学べる形にまとめている。初心者からトップランカーまで、卓球に取り組むすべてのプレーヤー必携の究極の卓球理論!!

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http://arp.yakan-hiko.com/

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※アープ卓球理論についてはアープ卓球カレッジウェブサイトをご覧ください。

 

――DVD『軸・リズム・姿勢で必ず上達する 究極の卓球理論ARP(アープ)』の刊行、おめでとうございます。今日はアープ理論の提唱者である山中教子さんに、アープ理論とは何か、今回のDVDはどういった人に向けられたものなのかということをお聞きしたいと思います。

山中 ARP理論(以下、アープ理論とする)というのは、軸(Axis)、リズム(Rhythm)、姿勢(Posture)の頭文字を取ったものです。私が卓球という競技に取り組み、人に伝えるなかで、いちばん無理なく、無駄なく、効率的に上達していくにはその3要素から卓球に取り組むとよいということに行き着き、それを理論としてまとめました。

今回のDVDは、そのエッセンスをぎゅっと濃縮して、たくさんの実践映像で解説しています。

 

「卓球」をさせてあげてください

[caption id="attachment_2390" align="alignnone" width="640"] 上達したいと思っている人すべてが、今回のDVDの宛先です[/caption]

――卓球に取り組む人にも、趣味レベルの人から、大会で勝っていこうという人まで、いろんな方がいます。アープ理論は、どういった人に役立つ理論なのでしょうか?

山中 今回のDVDをどういう人に見てほしいか。一言でいえば、「上達したい人」ということになると思います。「いまより卓球をうまくなりたい」と思っている人であれば、趣味でやっている人でも、トップ選手であっても、同じように参考にしていただけます。

私が、アープ理論を通して皆さんにお伝えしたいことは2つあるんです。ひとつは「卓球はすばらしい“スポーツ”なんですよ」ということ。もうひとつは「You Can:あなたにもできますよ」ということです。つまり、「卓球というすばらしいスポーツを、あなたもできるようになる」ということを伝えたいんです。

「卓球はすばらしいスポーツです」とか「卓球ができるようになる」と改めて言うのを、変に思われる方もいらっしゃるかもしれません。そんなの当たり前のことじゃないかと。もちろん、今のままでも、卓球を堪能している方もおられるでしょう。でもその一方で、ちゃんと「卓球」ができていない方、あるいは卓球のすばらしさを十分に楽しめていない方もおられるように感じるんです。

特に、大きな大会で勝っていこうという選手や、そういう選手を育てようとされている指導者の方々には、悩んでいる方が多いように思います。

たくさん練習したけど、勝てない。勝たせてあげたいと思っていろいろ教えるんだけど、負けてしまう。才能の問題なのか、努力の問題なのか、あるいは練習法の問題なのか……私は全国のたくさんの指導者の方にお会いしてきましたが、そういう悩みを相談されたときには、こう答えています。

「先生、卓球やらせてあげてください」と。

そうお伝えすると、先生方は「え?」と驚かれます。「卓球やらせてあげてくださいって、卓球やってるじゃないですか」って。でも、そうやって悩んでいる選手たちは、「卓球」に向き合えていないんです。「勝ちたい」とか「強くなりたい」「負けたくない」という気持ちばかりが先に立って、卓球そのものに取り組めていない。

そういうことはもしかすると、選手だけではなく、老若男女、あるいは卓球のレベルを問わず、あらゆるところで起きているかもしれません。

スポーツには試合というものがあります。試合に勝つことを目標にして、努力すること自体が悪いというわけでは、もちろんありません。でも、そればかりを考えているうちに、「卓球というスポーツの楽しさ」を忘れてしまう、ということがあるんです。

「卓球イコール試合」「試合以外の卓球なんて意味がない」という意識で取り組んでいる人は、ある程度まで上手になったり、試合で勝ったりすることはあっても、どこかの段階でどうしても壁に突き当たって、どうしようもなくなってしまうと私は思います。

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