DVD『究極の卓球理論ARP(アープ)』刊行記念インタビュー

“美しい”は強い――本当に上達したい人のための卓球理論(上)

軸、リズム、姿勢の三要素にまとめる

そのように自分なりに卓球を追求し、現役引退後はそれを伝えていく活動をするなかで、あるとき、「私の理想とする卓球は、リズム、姿勢、軸の三要素でまとめることができるんじゃないか」というところに行き着きました。

もちろん、卓球にはほかにもたくさんの要素があります。その人のレベルや、求めるものによって、他の要素を考えなくてはならなくなることもあるでしょう。でも、どんな人にとっても、この三要素は卓球というスポーツを上達していくうえで、普遍的な基準となるものだと思ったんです。

自分の運動、卓球を次のレベルに上げていくときに、「勝ちたい」とか「強くなりたい」という、自分の内側にある思いだけではどうしても限界に突き当たります。“自分発”の思いだけでは、どうしても今やっていることの延長線上でしか力を伸ばせないし、新しい世界に飛躍することができなくなってくる。

そのときに、軸・リズム・姿勢という普遍的なものを基準にすることが、壁を乗り越えていくうえで、力になるということがわかってきたんですね。

私が「you can:あなたにもできる」という言葉で言いたいのはそのことです。軸・リズム・姿勢という三要素を磨いていくことによって、「自分にはできないだろうな」という固定観念を乗り越え、どんどん新しい世界を発見していくことができるようになる。

そういう、自分の限界を越えていくチャレンジというのは、日本代表として世界を舞台に戦う人にとっても、週に1回の練習で、自分のできる範囲で上達したいという人にとっても、同じです。だからこそ、アープ理論は「上達したい」という思いを持つ人であれば、誰にとっても役立つんです。

無理のない、理にかなった運動というのは、あらゆるものの基本です。運動が理にかなったものであれば、その先にようやく、その人の個性や追求したい世界が出てくる。願いどおりの心の表現ができる可能性が出てくるんです。

続く

 

<関連記事>「夜間飛行が卓球DVDを出すまでの一部始終」第1回はこちらから

 

 

壁を越えたいすべての人に贈る究極の卓球理論DVD

[DVD] 軸・リズム・姿勢で必ず上達する 究極の卓球理論ARP(アープ)

arp_jacket03世界のトップ選手たちはなぜあれほど速く、激しいラリーの中でもバランスの取れた、美しい姿勢を崩さずにプレーを続けられるのか。全日本選手権を2度制し、世界選手権団体優勝に導いた名選手・山中教子がまとめた卓球理論=ARP(アープ)理論は、その秘密を軸・リズム・姿勢の三要素でひもとき、誰でも学べる形にまとめている。初心者からトップランカーまで、卓球に取り組むすべてのプレーヤー必携の究極の卓球理論!!

特設販売サイトはこちら!
http://arp.yakan-hiko.com/

Amazonで購入する

 

※アープ卓球理論についてはアープ卓球カレッジウェブサイトをご覧ください。

1 2 3 4 5

その他の記事

悲しみの三波春夫(平川克美)
【動画】不可能!? 目の前に振り下ろされる刀を一瞬でかわす武術家の技(甲野善紀)
トランプさん滅茶苦茶やりすぎた結果が出始めるのではないかという恐怖(やまもといちろう)
高城剛さん、ビットコインなどの仮想通貨についてどう思いますか?(高城剛)
「狭霧の彼方に」特別編 その3(甲野善紀)
沖縄、そして日本の未来を担う「やんばる」(高城剛)
季節の変わり目はなぜ風邪をひきやすい?(若林理砂)
スウェーデンがキャッシュレス社会を実現した大前提としてのプライバシーレス社会(高城剛)
山岡鉄舟との出会い(甲野善紀)
99パーセントの人が知らない感情移入の本当の力(名越康文)
成宮寛貴友人A氏のブログの話(やまもといちろう)
「キレる高齢者」から見る“激増する高齢者犯罪”の類型(やまもといちろう)
人間の運命は完璧に決まっていて、同時に完璧に自由である(甲野善紀)
恋愛がオワコン化する時代の不幸(紀里谷和明)
迷路で迷っている者同士のQ&A(やまもといちろう)
【DVD】軸・リズム・姿勢で必ず上達する究極の卓球理論ARP
「今のままで上達できますか?」元世界選手権者が教える、新しい卓球理論!

ページのトップへ