やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

成宮寛貴友人A氏のブログの話



 騒ぎが拡大している俳優・成宮寛貴の暴露をした友人A氏の話、さっそくいろんなネタに発展していて、ITジャーナリストの三上洋さんも「アフィリエーターが急いで作ったブログのような感じ」と表現されています。もちろん、あまり知識がないなりに頑張って作ったものなのかもしれず、その辺は良く分からないのですが。

https://twitter.com/mikamiyoh/status/811638437291823105

 一方で、Netgeekがあっさり本人特定したとかで、ブログ記事にしていました。

【速報】成宮寛貴を売ったA氏を特定完了
http://netgeek.biz/archives/89753

 もしこれが事実としてA氏本人が真月ブルシさんとスカイ・フランコさん周辺なのであれば、まあ明らかに面倒くさい方面に絡まれた結果、同性愛のアウティングや薬物絡みで吊るされた可能性は否定できなくなってきます。こういう雰囲気の話は、金を払った貰ったという関係よりは「やるからやる」という流れで起きる問題でしょうし、以前に吉本興業の紛争でややこしい方面の話があった際もお金での解決ではテコでも動かなかった人たちが本人の土下座による謝罪で一転解決した事例もあって、実に筋論が大事にされる世界なのだなと思ったわけであります。

 本件薬物絡みでは、すでに幾つかの実話系雑誌でも話が出ているようですが、アスリート系のぶっ飛び女性が同じ売人であったとか、そこに介在しているヒルズ系ベンチャー企業家複数が借りたクルーザーの洋上でかなりの破廉恥をしていたなどという話が流れてきています。新興のPCメーカー社長やカードゲーム会社の経営幹部の名前も出ているようですが、大丈夫なのでしょうか。また、複数の有力クリニックに関与する整形外科医や、まだまだ人気のある女優の名前なども取り沙汰されて、実に華やかで微笑ましいです。

 なぜそのような話が乱舞するのかというと、このての「パーティーピープル」は刺激を求めて交遊を広げていくものの、こういう網の目というのは四方八方に伸びていくのではなくて、必ずどこかの売人や仕掛け人のところに集中していくのだということが分かります。思い返せば、吉本のとある有力芸人が薬物疑惑を囁かれて、テレビ番組を降板するかもしれないという話が出てしまいました。最初は本人も否定するし、事態が良く分からず雲を掴むような話だったのが、あるタイミングで「事情に詳しい」中堅の芸能プロダクションの社長が間に挟まって話をすることになったところ、どうも芸人氏がある情事沙汰で不義理をしたことがきっかけで起きた話ということが分かり、何となくなしをつけに言ったら有耶無耶になって、薬物疑惑も雲散霧消してしまった、というキツネにつままれる系の結果に終わったことがあります。本人としては相応に品行方正に生きているつもりでも、浮世のあれこれでいきなり別の方面から引っかけられる話もあり得るのだなあと思う次第であります。

 その意味では、成宮寛貴の件もそういううたかたのせめぎ合いに飲み込まれたものなのかなあと思うわけであります。本人なりにも悩んだでしょうし、誰を信頼したらよいのか分からないなかで、A氏やその周辺が週刊誌やテレビでネタを流すものだから、生きた心地もしないのかもしれません。いまだにプロレスラーの息子ってのも良く分からないんですが、何がどういう形で巻き込まれた結果がこの状態なのかひも解いてみると、いろんな人間模様が見えてくるのかなあといったところであります。

 また、成宮寛貴は有力事務所であるバーニング系のトップコートの所属で、彼らの手をもってしても、守り切れない何かがあったのでしょうか。

 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」

Vol.175 成宮寛貴騒動の謎、メルカリあたりの預り金問題、トレンドとしてのIoTやAIにまつわる後ろ向きの話などなど
2016年12月26日発行号 目次
187A8796sm

【0. 序文】成宮寛貴友人A氏のブログの話
【1. インシデント1】オンラインゲームや「メルカリ」など預り金問題とか
【2. インシデント2】2017年トレンド予測:いよいよ本格的な普及が期待されるIoTやAIですがあえて後ろ向きな話をいくつか
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」のご購読はこちらから

やまもといちろう
1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる。統計処理を用いた投資システム構築や社会調査を専門とし、Aetas株式会社エグゼクティブ・プロデューサー、東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員、東北楽天ゴールデンイーグルス育成・故障データアドバイザー、株式会社データビークルプロデューサーなど現任。東京大学と慶應義塾大学とで組成される「政策シンクネット」の高齢社会研究プロジェクト「首都圏2030」の研究マネージメントを行うなど、社会保障問題や投票行動分析に取り組む。「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

その他の記事

なぜ『フィナンシャル・タイムズ』は売られたのか(ふるまいよしこ)
「自分で本を選べない人」が増えている? 書店を楽しみとスリルの現場にするために必要なこと(鏡リュウジ)
これからのビジネスは新宗教に学んだほうがいい!(家入一真)
マイルドヤンキーが「多数派」になる世界(小寺信良)
今週の動画「飇拳(ヒョウケン)」(甲野善紀)
「キモズム」を超えていく(西田宗千佳)
高城剛がSONYのα7をオススメする理由(高城剛)
なぜこれほど本は売れなくなったのか(岩崎夏海)
怪しい南の島が目指す「金融立国」から「観光立国」への道(高城剛)
僕たちは「問題」によって生かされる<前編>(小山龍介)
なぜ僕は自分の作品が「嫌」になるのか–新作『LAST KNIGHTS / ラスト・ナイツ』近日公開・紀里谷和明が語る作品論(紀里谷和明)
『無伴奏』矢崎仁司監督インタビュー(切通理作)
嗤ってりゃいいじゃない、って話(やまもといちろう)
シンクロニシティの起こし方(鏡リュウジ)
「近頃の新入社員は主体性に欠ける」と感じる本当の理由(名越康文)
やまもといちろうのメールマガジン
「人間迷路」

[料金(税込)] 756円(税込)/ 月
[発行周期] 月4回前後+号外

ページのトップへ