その5「バイラル狙いは獣道」
今、バイラルメディアが注目を集めている。そのため、物珍しい動画などは、数多くの人が紹介するので、あっという間に再生回数が伸びていく。
例えば、この動画などはすでに1千6百万回再生された。
Camera falls from airplane and lands in pig pen--MUST WATCH END!!
ぼくのチャンネルには、残念ながらこうした決定的瞬間の動画はない。きっと、こうした動画を配信すると、とてつもない高揚感を感じるだろう。それゆえ、その中毒に陥る……という危険性も考えられる。こうした動画は、狙って撮れるものではない。そのため、それを追いかけすぎると、かえってそれ以外の動画が疎かになりそうだ。その意味で、バイラル狙いは「ハイリスクハイリターンの獣道」といえるのではないだろうか。
いかがだっただろうか? 知っている人にとっては「何を今さら」という内容かもしれないが、しかし実際にサイトを運営していると、上記の5つを痛感することが本当に多い。これから運営されるという方も、きっとこれらのことを痛感するのではないだろうか。
最後に、ぼくらのチャンネルも見ていただけると嬉しい。登録してもらえるとなお嬉しい。よろしくお願いします!
HuckleTV(ハックルテレビ)
※この記事はメルマガ「ハックルベリーに会いに行く」2014年09月05日配信号からの転載です。
岩崎夏海メールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」
『毎朝6時、スマホに2000字の「未来予測」が届きます。』 このメルマガは、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称『もしドラ』)作者の岩崎夏海が、長年コンテンツ業界で仕事をする中で培った「価値の読み解き方」を駆使し、混沌とした現代をどうとらえればいいのか?――また未来はどうなるのか?――を書き綴っていく社会評論コラムです。
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岩崎夏海
1968年生。東京都日野市出身。 東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』など、主にバラエティ番組の制作に参加。その後AKB48のプロデュースなどにも携わる。 2009年12月、初めての出版作品となる『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(累計273万部)を著す。近著に自身が代表を務める「部屋を考える会」著『部屋を活かせば人生が変わる』(累計3万部)などがある。
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