※小寺信良&西田宗千佳メールマガジン「金曜ランチビュッフェ」2015年3月27日 Vol.028 <損得のパワーバランス号>より
3月26日、カシオ計算機は、録音済み音声から聞きたい部分を文字入力で探せるアプリ「キーワード頭出し ボイスレコーダー」(500円。4月30日まで300円)を、iOS向けに公開した。
・聞きたい部分を文字入力で探せるボイスレコーダーアプリの公式サイト
http://world.casio.com/app/ja/voice_recorder/
・アプリ画面。一見普通のボイスレコーダーアプリなのだが……。
このニュースが出ると、SNS上の同業者から一斉に「なんだと?!」という声が聞こえた。いやまあ、そんな気がしただけだが。
ライターという仕事は、人に話を聞いて、それを効率的にまとめて記事にまとめるのが仕事だ。録音・録画は常に行っているが、そこからいかに「正確な情報を、手早く取り出すか」が難点になる。同業者が2人集まれば必ず、「録音データをいかに効率的にテキストにするか」という話題が出てくるくらいだ。録音データから「文字で聞きたい部分を探せる」となると、おもわず身を乗り出してしまうのも無理からぬところがある。「録音データを自動的にテキストにしてくれる未来がくれば、どんだけ楽だろう」と、筆者も常に思っている。
このアプリは、本物なのだろうか? いや、「録音データを効率的にテキスト化」という話には、筆者も何度もだまされてきている。そりゃあ多少は慎重になろうというものだ。作ったのがカシオという、一般的には信頼すべき企業だからといって、鵜呑みにはできない。
というわけで、急遽、テストしてみることにした。ニュースをみたのが午前11時頃。ちょうど午後1時から取材が入っていたので、そこで実際に試してみることになった。というわけで、アプリ公開から24時間以内のスピードレビューをお届けする。
その他の記事
![]() |
自分の「生き方」を職業から独立させるということ(紀里谷和明) |
![]() |
東京新聞がナビタスクリニックの調査を一面で報じたフェイクニュース気味の事態の是非(やまもといちろう) |
![]() |
自民党党内処分と議員組み換え狂想曲(やまもといちろう) |
![]() |
新型コロナウイルスの影響で変わりつつあるスポーツのあり方(本田雅一) |
![]() |
自分の健康は自分でマネージメントする時代(高城剛) |
![]() |
宗教や民主主義などのあらゆるイデオロギーを超えて消費主義が蔓延する時代(高城剛) |
![]() |
得るものがあれば失うものがある(甲野善紀) |
![]() |
ワタミ的企業との付き合い方(城繁幸) |
![]() |
こ、これは「スマート」なのか? スマートカメラ「IPC-T3710-Q3」が割とやべえ(小寺信良) |
![]() |
広大な地下空間で考える東京再活性化の秘訣(高城剛) |
![]() |
子育てへの妙な圧力は呪術じゃなかろうか(若林理砂) |
![]() |
“今、見えているもの”が信じられなくなる話(本田雅一) |
![]() |
アマチュア宇宙ロケット開発レポートin コペンハーゲン<後編>(川端裕人) |
![]() |
レンズ企業ツァイス社の歴史を振り返る(高城剛) |
![]() |
なぜ電車内にベビーカーを持ち込む人は嫌われるのか?(岩崎夏海) |