紀里谷和明メールマガジン『PASSENGER』vol.075より
11月14日、ついに公開される映画「ラスト・ナイツ」。前作から5年という歳月を費やし、完成させた初ハリウッド作品だ。プロモーション活動では、全国110か所を自らの足で回り、4万枚以上の宣伝名刺を配り歩いた紀里谷監督。以前は「当時を思い出すと辛すぎて、まだ語りたくないんです」と話していたが、公開を迎えた今の心境を語ってもらった――。
ここまで本当に長い道のりで、ようやく大きな区切りを迎えられたという感じですね。もちろん公開してからも、しばらくプロモーションを続けていきますが、1つの終着点にはつけたかなと思います。これまでに「CASSHERN」「GOEMON」とやってきましたけど、「ラスト・ナイツ」は今までにないぐらいギリギリまで追い詰められたプロジェクトだったんです。制作に関しても、プロモーションに関しても、非常に多くの方たちに助けていただいて、自分のちっぽけさが本当に身に染みました。俺のことを何も知らなかったような人たちがポスターを貼って宣伝してくれていたりとか、自分も各地を回らせてもらいましたけど、それ以上に手伝ってくださった方たちがいました。そのありがたさを本当に感じています。
今回、テレビとか雑誌とかにも色々出していただいて。一時期はすごく毛嫌いしていたんですけど、実際に出させてもらって裏側とかを見ると、懸命に作ってる現場を目の当たりにするんですよ。そういうところに呼んでもらえるのはありがたいですし、自分自身が謙虚にならざるを得ないですよね。それから、各地に行くと「サインください」とか「写真を撮ってください」って言ってくださる方もいて。なかには、「CASSHERN」「GOEMON」のパンフレットを抱えてきてくれた方もいました。俺からすると、「こんなことで喜んでもらえるいくらでもやります」っていう気持ちなんです。綺麗ごとじゃなくて、自分が必要とされてるっていうことが、本当にありがたいことだなと思いましたね。
それから、すごい再会もあったんです。東京国際映画祭に出たときに、会場で「紀里谷さん、覚えていますか?」って青年に声を掛けられて。(……この続きは紀里谷和明メールマガジン『PASSENGER』Vol.075をご購入ください)
紀里谷和明メールマガジン「PASSENGER」
2015年11月15日発行vol.075
<「ラスト・ナイツ」ついに公開−−苦労そのものに喜びがある>ほかより
1.最近のキリヤ
2.「ラスト・ナイツ」
3.お蔵出しフォト
4.メディア掲載・作品など
※購読開始から1か月無料! まずはお試しから。
※kindle、epub版同時配信対応!
紀里谷和明メルマガ「PASSENGER」のご購読はこちらから


その他の記事
![]() |
「平気で悪いことをやる人」がえらくなったあとで喰らうしっぺ返し(やまもといちろう) |
![]() |
20代のうちは「借金してでも自分に先行投資する」ほうがいい?(家入一真) |
![]() |
ネットによる社会の分断は、社会の知恵である「いい塩梅」「いい湯加減」を駄目にする(やまもといちろう) |
![]() |
街にも国家にも栄枯盛衰があると実感する季節(高城剛) |
![]() |
「最近面白くなくなった」と言われてしまうテレビの現場から(やまもといちろう) |
![]() |
キューバの有機農業に注目しているのは日本の一部の人たちだけという現実(高城剛) |
![]() |
ネトウヨとサヨクが手を結ぶ時代のまっとうな大人の生き方(城繁幸) |
![]() |
中国バブルと山口組分裂の類似性(本田雅一) |
![]() |
ウェブ放送&生放送「脱ニコニコ動画」元年(やまもといちろう) |
![]() |
「甘い誘惑」が多い街、東京(高城剛) |
![]() |
インタラクションデザイン時代の到来ーー Appleの新製品にみる「オレンジよりオレンジ味」の革命(西田宗千佳) |
![]() |
ITによって失ったもの(小寺信良) |
![]() |
【動画】速すぎる! 武術家の一瞬の抜刀術!!(甲野善紀) |
![]() |
「見て見て!」ではいずれ通用しなくなる–クリエイターの理想としての「高倉健」(紀里谷和明) |
![]() |
いじめられたくなければ空気を読め(岩崎夏海) |