高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

5-10分の「忘れ物を取り戻る」程度の小走りが脳を変える

高城未来研究所【Future Report】Vol.262(2016年6月24日発行)より


今週は、東京にいます。

本来ならアフリカにいるはずだったのですが、仕事の整理や変更に追われ、東京で残務を続けています。
また、東京は天候も不順で、わずか1ヶ月前と同じ町とは思えないほど、ぐずついた天気模様の日々です。
そんな時の気分転換には、ジョギングが最適なのですが、イザ外に出ようとすると、やはり雨。

そこで、今年も恒例「地下ジョギング」の時期がやって来ました。

最新の医学調査によれば、ジョギングの「必要最低時間」は、5-10分だそうで、日々この5-10分走るかどうかだけで、身体および脳は、まったく違うと言われています。
いままでジョギングは、15-20分程度最低でも走る必要があると言われていました。
それは、神経伝達物質であるβエンドルフィンが放出されるまでにそれくらいの時間がかかるからで、このβエンドルフィンが、脳の神経回路を作り変え、脳の活動を活発にしています。
その結果、集中力、忍耐力、思考力、記憶力、創造力など脳の機能が全体的に向上するのです。
すなわちジョギングとは、身体能力を向上させる以上に、脳に大きな影響を与えています。

しかし、5-10分程度の小走りでも、βエンドルフィンを放出する前段階の癖をつけることにより、大きな効果を望めることがわかってきました。
この小走りというのが難しい所で、ウォーキングではあまり意味がなく、「忘れ物を取り戻る」程度の速度であることが大切とされています。
と言われましても、わかったような、わからないようなスピードですが、ウォーキング以上、ジョギング未満だと考えればいいでしょう。

さらに、5-10分程度の瞑想と組み合わせることによって、βエンドルフィンの放出は、何倍も変わってくることもわかるようになってきました。
確かに、イライラしながら小走りするのと、気持ちを穏やかに保ちながら小走りするのでは、爽快感が異なって当たり前です。
そこで今週、仕事に追われ、忙しい雨模様の東京で、瞑想をたっぷりしたあと、新宿地下街で小走り=「忘れ物を取り戻る」程度の速度で5-10分程度日々走っています。

昨年もこの時期に東京に滞在し、新宿のホテルを起点に、地下街を隅から隅まで走って、日々5キロ以上のジョギングを行っていました。
新宿の地下街は広大で、都庁のあたりから新宿三丁目の先まで地下鉄の駅でも3駅ぶんもあり、人が多い東口近辺は、走る速度を落として緩急をつけていましたが、今年は、短時間の瞑想と組み合わせながら、地下街の端のほうで、5-10分程度の小走りを続けています。

年間を通じてみると、公共交通機関がない南の島や未開同然の地で過ごすか、地下鉄が走る大都会の中心地の二カ所で過ごすことがほとんどです。
いわゆる一般的なオンとオフではなく、ただの極端のような気もしますが、この2地点の往復が、僕自身のアイデアを作っているのは間違いありません。

来週は、全天候の大都市地下街から赤土の大地へと向かいたいと思っています(予定ですけど)。
そこでも走りますよ、動物たち同様に。
きっと、気分もβエンドルフィンの放出も異なるでしょう。
違いが楽しみです。

 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.262 2016年6月24日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. マクロビオティックのはじめかた
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 著書のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

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高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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