高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

玄米食が無理なら肉食という選択

高城未来研究所【Future Report】Vol.310(2017年5月26日発行)より


今週は、香港ににいます。

先月後半から今月前半まで3週間に渡って米国での仕事が続き、その際、すっかり「肉食」づいてしまいまして、最近は、アジアの国々を巡っても、日々肉ばかり食べるようになりました。

長期滞在であれば、愛用の玄米圧力炊飯器を電圧に応じて持ち込みますが、さすがに数日しか滞在しない場合には、炊飯器を持ち歩きません。
最近はテロ防止のために、空港の手荷物チェックがかなり厳しく、圧力炊飯器は、数年前にボストンで起きたテロ事件でも爆発物として使われた経緯から、軽装なのに、手荷物で圧力炊飯器を持っていようものなら、税関でも「別室送り」になってしまいます。

確かに、観光できたはずなのに、炊飯器を片手に持っていたら、怪しいに決まっています(しかも、僕の外見で)。
「玄米大好き!」では、通らないのです。

現在、アフリカと中東発の機内に、コンピュータの持ち込み制限を欧米諸国は検討しています。
一方、空港の検査機器の性能が上がったせいか、タブレットならば、いちいちカバンから取り出して検査台に載せる必要がなくなってきました。
appleには早々にOSXのタブレットを出してもらいたいところですが、もうじき行われるWWDCでもその気配はまったくありませんので、moodbook(www.modbook.com)や、iPadやWindowsタブレットにOSXを、マニア同様強引に入れるような「勝手改造」を、どこかで本気で検討しなければならなくなるかもしれません。

また、最近はノートパソコンでも巨大マシンが続々登場しており(Acer Predator 21 X review)、考えてみれば、今年僕もMacbookを27インチのタッチディスプレイにつなぎ、音楽制作アプリケーションや映像制作アプリケーション画面をそのまま触って、iPhoneやiPad同様タッチャブルにコントロールするシステムを、滞在先のホテルに構築するようになりました。
大型なモバイル環境は、時代の潮流なのかもしれませんが、これも空港に持って行ったら、極めて怪しい逸品となるでしょう。

ここ数日のニュースだけを見ても、世界中でテロが続々と起きている現実を考えれば、少しだけ大型なモバイル環境(もはや12インチのノートでも!)、遠くない先に機内に持ち込むことが困難になり、ましてや圧力炊飯器を手荷物で持ち込むことなど、金輪際不可能になるでしょう。

そこで、肉食です。

先月、米国中西部を旅していた際に、それなりの良いレストランに出向いても、メニューに「オーガニック」の文字を見つけ出すことは一度もありませんでした。
確かに、体に良いとされる食材を使ったメニューを見つけるのは、アジアの大都市でも難を極めます。
その上、朝はホテルの「バイキング」以外選択肢がないことも多く、昼は仕事の合間に利便性の良い場所を選び、夕飯は友人たちや仕事先の人たちと美味しい食事に行きますので、玄米どころか「オーガニック」にもありつけません。

いつもの香港短期滞在なら、朝はホテル、昼は仕事先の周辺で、夜はプライベートキッチンなどの美味しいレストランでたっぷり食事と、健康面から見ると、褒められたものではありません。
できれば、朝昼は健康的な食事をとり(例えば、持ち込んだ圧力炊飯釜で玄米食)、夜は、どこか美味しい店に日に一度だけ訪ねるような食生活を理想としたいところですが、実際の渡航先では難しく、今後、炊飯器が持ち込めなくなると、ますます非現実な計画となります。

そんな折、最新次世代シーケンサーを用いて、僕の腸内フローラを徹底的に調べると、「肉食」に極めて向いている状態だとわかり、また、遺伝子的にも「肉食」が向いていることも判明しています。

そこで実験的に、先月米国で朝から「肉食」を続けて体調の変化を見ると、パンや白米、その上野菜や果物まで食べない「肉オンリー生活」は、思ったより体に不調をきたしませんでした。

ただし、激痩せします。

この「肉オンリー生活」は、十年ほど前に欧州で流行ったデュカンダイエットと同じで、これは、フランスのピエール・デュカン博士が提唱した健康&ダイエット方法でして、その後、変化を繰り返しながら、「糖質制限」に形を変えて日本に上陸します。
デュカンダイエットは、4段階にわけて「ケトン体質」へと変化させるもので、アタックフェーズ、クルーズフェイズ、コンソリデーションフェイズ、スタビリテーションフェイズと段階を踏み、なぜか、毎週木曜日はタンパク質だけを食べる日と決まっている面白いメソッドです。

さて、米国中西部の「肉生活」は、実質的にデュカンダイエットと同じでしたので、体に不調はきたしませんでしたが体重は激減しまして、あわや40キロ台突入か!と思えるところで帰国し、再び玄米食を中心としたバランスの良い食事に戻しました。

今週、美食の街香港で、朝から晩まで「中華的肉生活」を続けると、いったい、どのようになるのでしょうか?

「美しく太る」のは、僕の50代のテーマです。

 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.310 2017年5月26日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 未来放談
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 著書のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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