高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

腰痛対策にも代替医療を取り入れる偏執的高城式健康法

高城未来研究所【Future Report】Vol.340(2017年12月22日発行)より

今週は、東京にいます。

3週目に入ったトレーニング・ウィークは、ウェイトの負荷を高めると同時に、
より柔軟性を出すため、ピラティスをはじめとするコアトレーニングなども取り
入れています。

年々、機内で過ごす時間が多くなり、会議や会食などで座っている時間が長くな
ると、腸腰筋の柔軟性がなくなっていき、結果的に腰痛を招くことになります。
本メールマガジンで多くの方からご質問頂戴します腰痛の原因は、腰そのもので
はなく、大半の問題がこの腸腰筋にあるのです。

この凝り固まった腸腰筋を伸ばさずに、スクワット等で負荷を強めにかけてしま
いますと腰を痛めかねませんし、腰痛だと思って腰のケアばかり気にしても改善
は見込めません。
ヨガやピラティス、時には代替医療まで駆使し、事前にたっぷり腸腰筋を伸ばし
て可動域を増やしながら、ウェイト等で負荷をかけて、強度を高めていく必要が
あります。

腸腰筋は上腕二頭筋のように、表に見える筋肉と違いますので、整えるのが難し
い部位です。
同じく座っている時間が長くて固まりやすい梨状筋なら、針治療すれば柔らかく
なりますが(かなり痛いのですが)、腰方形筋などは深部にあるため、手で押す
こともほとんどできません。
ですので、最深部に届くようなトレーニングを、じっくり行います。

一方、歯の矯正と同じように、曲がった腰の位置を整える必要もあります。
トレーニングの際に、腰の位置が曲がったままストレッチで追い込んだり、ウェ
イトで負荷をかけると、さらに曲がっていってしまいかねません。
そこで、今年はトレーニング中にも腰の矯正ベルトを締めることにしました
(https://goo.gl/KaapPo)。

また、体重を落とさないように(パワー不足にならないように)、食事にも気を
つける必要があります。
久しぶりに長めの帰国ということもあって、毎晩のように繰り広げられる悪友た
ちとの忘年会は、いままで冬季トレーニング中の最大の課題でしたが、年々時代
が健康志向になっていることから、「高タンパクばかりの偏食」も、周囲に理解
されるようになったのが最近の傾向です。
特に日本の若年層の健康志向を強く感じており、バブル世代やその下の世代が、
いまも美食に明け暮れ暴飲暴食を続けているのを見て、まるで反面教師にしてい
るようです。

さらに、今年から導入した代替医療ケアにも重きを置いています。
一般的に代替医療といえば、問題ある患部の治療やリラックス目的ですが、僕
は、なかなか凝り固まってとれない最深部の筋肉をほぐすのにも、代替医療を使
っています。
これが、驚くほど痛い!
我慢強いと言われる友人知人たちを代替医療に連れて行くと、「いままで生きて
て、一番痛かった」と言うほどですが、効果覿面です。

このようなトレーニングとあわせて、最新医療検査のてデータを参照しながら、
心身の総合力を高めています。

しかし、書店に並ぶトレーニングや健康法の書籍を見ますと、有名トレーナー独
自のトレーニング方法や医師による健康法が山のように出版されており、不思議
と先端医療から代替医療まで、いくつものメソッドを組み合わせたトレーニング
や健康法は、滅多にありません。
読者のやることのハードルを下げ、わかりやすくしなければ売れない「トレーニ
ング本」と、本当に心身ともに効果がある「トレーニング方法」は、まったく別
物です。
いつの日か、複雑かつ難解極まりないトレーニング本や健康本を出してみたいと
思っていますが、既存の出版セオリー通りなら、まったく売れないでしょうね。
「健康マニアによる、健康マニアのための、偏執的高城式健康法」。

今年もあと一週間強、最後まで追い込みます!

 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.340 2017年12月22日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 未来放談
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 著書のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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